オーディションに勝利したヒカリは消え、そしてヒカリのいないまま第100回聖翔祭へ向けた日々が始まる
オーディションは無し(既に終了しているため)
幕間 「舞台少女心得」
前回の続き 最終オーディションでヒカリが華恋を突き落としたところ
華恋は落下し、水面に落ちる
キリン「神楽ひかりさん あなたが今回のオーディションの合格者です」
キリン「これで舞台少女たちのキラめきはあなたのもの 燃料はくべられ、炉に火がともりました あなたが望む運命の舞台とは?」
ヒカリ「いらない」
キリン「はい?」
ヒカリ「燃料なんて必要ない」
キリン「舞台には 胸を熱くし心を焼く 大量の燃料が不可欠 それを あなた一人で」
ヒカリ「見たいんでしょ 予測不可能な舞台 これが私のスタァライトよ」(短剣の刃の部分を握り込んで、血が流れている)
キリン「わかります」
上から血が滴り、ヒカリの上掛けのボタンに当たって飛び散る ヒカリの頭にはティアラが載っている
キリン「これにてオーディションは終了 運命の舞台の開幕です」
次の瞬間、ポジションゼロにいたはずのヒカリは消えている
続いてキリンも消え、スポットライトが消灯
ここでオープニング
オープニング映像はずっと変わりませんが、オープニング前半はヒカリが出てこないんですね
塔のティアラから何かの滴が落ちたところで、全裸に上掛けをかけて仰向けで寝ているヒカリが登場します
今回の11話を受けると、オープニング映像になんとなく意味がありそうな気がしてきますね
オープニングの最終シーンでは、お互い腕しか見えませんが、同じく裸に上掛けの華恋が、ヒカリと手を繋いでいるように見えます
(青と赤の上掛けが映っており、青がヒカリなので赤はまあ華恋であろう)
今回はしばらく、オーディション終了後の時間経過が表示されます
オーディション|終了
1日後
神楽ひかりの退学通知が掲示されています
華恋とマヒルは教員室で担任に問い詰めますが何も分からず
ヒカリには電話も通じません
華恋はヒカリがいなくなったことを受け入れられません
オーディション|終了
2日後
華恋・マヒル部屋にヒカリが残した荷物(キャリーバッグ)から、英語版スタァライトの台本を掘り出します
オーディション|終了
3日後
王立演劇学院に問い合わせの電話をかけます
華恋は英語が話せないので、マヒルがカンペを出しています
I am Karen Aijo from Japan. Although I sometimes want to ask… Yes! Hikari Kagura…
ここで使われるsometimesってどういう意味だろう……本場の言い回しなのか、逆に「英語のできない女学生が組み立てた英語」というていなのか
オーディション|終了
1週間後
華恋とマヒルは交番に捜索届を出します
交番で話を聞く警察官2名も女性、徹底的に男性の出ないアニメである ブ○ロードの学び……
強いて言えばマヒルの父親が写真に写ってたなくらい
警察官に「彼女を最後に見たのはどこ?」と尋ねられ、華恋もヒカリも返事に詰まってしまいます
地下オーディションなんて言っても非関係者には通じませんよね
オーディション|終了
2週間後
第4話でも登場した大森海岸駅のベンチで、華恋はヒカリのアカウントにメッセージを送っています
いくつかメッセージは送ってありますが、一つも既読はついていません
オーディション|終了
3週間後
第100回聖翔祭のメインキャスト決定が掲示されます
第99回と変わらず、主演のクレールは天堂真矢、フローラは西條クロディーヌ
残りは上から大場なな、星見純那、露崎まひる、石動双葉、花柳香子、愛城華恋
去年と同じですよね
オーディション|終了
1ヶ月後
華恋は1人で思い出の東京タワーへ
オーディション|終了
7ヶ月後
一気に時間が進みます オーディション終了が5月末なので、1月?
時間表示はこれが最後
部屋で、華恋とマヒルは並んで、変わらずヒカリに通話を試みます
やはり通じず、またメッセージを一つ「おはよう」と送信
学校へ向かいます 通学路のシーン
バナナ「ふぅ~ バナナも凍る寒さですぅ」
純那「今年1番の冷え込みだって 知らないでしょ、こんな寒さ」
バナナ「うん こんなの初めて」
純那はバナナの再演を知っているのでこの会話ですね
バナナも、再演をやめたことはすっかり受け入れている様子
ポスト前にて、華恋とマヒルはヒカリ宛てのエアメールを眺めています
既に何通も出しており、そのたびに宛先不明で戻ってきています
(あてところに尋ねあたりません RETURN UNKNOWN)
華恋に後ろからバナナが抱きつき、「寒くない?華恋ちゃん ホットバナナ~」
俺にも頼む
華恋からヒカリ宛ての手紙の読み上げを背景に、第100回聖翔祭へ向けて準備が着々と進んでいる描写
一部抜粋「ヒカリちゃんと一緒に立つはずだった初めての舞台 ねえ、ヒカリちゃん 覚えてる?あの約束のこと」
委員長の純那が、B組の居残り作業人数を確認しています そしてバナナはバナナ特製バナナンシェの差し入れ
一方で隣?の教室では、メイン8人の演技練習 華恋の芝居がイマイチらしく、雨宮(脚本)に怒られています
ひとまず華恋は立ち直り、純那とバナナが合流して、真矢の号令で頭から通しで稽古が再開
しかしやはり華恋は芝居に気持ちが入らず、途中で止まってしまいます
華恋(モノローグ)「どうしちゃったんだろう あたし 何も感じない 舞台に立つ緊張感 舞台で歌う高揚感 舞台で感じるキラめきの全てが」
まひる「華恋ちゃん?」
華恋(モノローグ)「わかんなくなっちゃった あたし どうして舞台に?ヒカリちゃんはもういないのに あたし、何のために舞台に?」
華恋「……はっ ダメだよ 大好きな舞台なのに 私、いま……何のために?って……」
ここで、ヒカリが華恋に語ったオーディションのルールが想起されます(不合格になれば舞台少女として一番大切なものを失う)
華恋は顔を押さえながら涙を流しています
華恋「わかった わかんないけど わかったの ヒカリちゃんは 無くしてたんだ 大切なものを……」
上の華恋が言っている「舞台に立つ緊張感」等を失ってしまうのは、もちろん、第8話でヒカリがロンドンのオーディションで不合格になった際のセリフとほぼ同じです
(抜粋 ヒカリ「どうしちゃったんだろう 私 大事な舞台なのに何も感じない 舞台に立つ緊張感 舞台で歌う高揚感が…… 舞台で感じるキラめきの全てが どうして 何も…… なく なった……」)
ヒカリはオーディションで「華恋との約束」を失ってこうなりましたが、華恋はオーディションでは何も失っていないものの(ヒカリに守られたため)、直接ヒカリを失うことで実質的に「ヒカリとの約束」を失い、同じ状態に陥ったわけですね
そして同じ状態に陥ったことで、ヒカリが陥っていた状態を理解するに至り、帰国した時のヒカリの様子のおかしさなどに全ての合点がいったものと思われます
ヒカリが何を抱えて帰国して、ヒカリが何を抱えて華恋と接し、また何を抱えてオーディションに参加したのか、すべての辻褄が合って、ヒカリの背負っていたものを思って嗚咽してしまったのでしょう
別の日、部屋で布団にくるまってうごめいている華恋を除いた7人は学園のテラスでテーブルを囲んでいます
純那「キラめきを奪い合うオーディション 運命の舞台の燃料 か」
真矢「舞台に立つ喜び 幸せ 高ぶり 舞台で踊る嬉しさ 歌う愛しさ 舞台を照らす光 それを奪われた神楽さんは死せる舞台少女だった」
クロディーヌ「でも 私たちは何も無くしていない 舞台に立つ喜びも 幸せも 高ぶりも」
双葉「神楽が奪わなかったから か」
香子「でも なんで? トップスタァになれたのに、なんで」
まひる「奪えなかったんじゃないかな 奪いたくなかったんだよ、華恋ちゃんのキラめきは」
双葉「ついでにアタシたちも守られた」
香子「そんなん頼んでへんのに」
なな「でも それじゃヒカリちゃんは 無くしたままで今 どこで何を……」
自室の華恋がようやく立ち上がります
華恋「バナナの言う通りだったのかな スタァライトは離れ離れになってしまう悲しい物語」
ヒカリの残した英語版スタァライトの本を開きますが、英語で読めません
華恋「一人じゃ……読めないよ ヒカリちゃん」
第9話で途切れ途切れだった英語のページが今回も読めます
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THE TOWER
(月と塔の挿絵)
This is a story of a nearby and distant planet, It is an
epic of ancient times, a drama of the far future.
There once stood a Tower. No one knows when, by
whom or for what it was built for. The Tower stood
under a starry sky. Standing straight, it stood as if to pierce through the
moon. Standing secret, it stood as if to refuse the starlight.
/ered onto the Tower. A star with soft spikes. A star curled up
/boiling cold. A star shining in bright darkness.
/someone at the Tower’s top. A group o/
/et that spread across the sky
—————————
「これは近くて遠い惑星の物語、それは太古の叙事詩、遠い未来のドラマ。
あるとき塔があった。いつ、誰によって、そして何のためにそれが建てられたのか、誰も知らなかった。その塔は(第9話で読めたのはここまで)星空の下に立っていた。まっすぐ立っていて、それはまるで月を貫くように。密かに立っていて、それはまるで星明かりを拒絶するように。
塔に(不明)が(不明)している。柔らかいトゲを持った星。(不明)丸められた星。(不明)茹だるように冷たい。明るい暗闇の中で輝く星。
(不明)塔の上誰かが(不明) (不明)集団の(不明) (不明)空に散らばる(不明)」
何もわからねえですね
一人では読めない……と思っていた華恋ですが、目を輝かせています
自力で翻訳して読むことを決意したようです
マヒルが帰ってくると、華恋は辞書と格闘し、翻訳を手書きでノートに書いています
—————————華恋の訳文—————————
草も木も眠り、夜の森の動物たちは忍び歩き。
空に広げられた大きな網の小さな隙間から星月の光は/
時折、パチパチという音をたてて星はその形のまま落ちてくる。
落ちてきた星は網に跳ね返り、転がってやがてその光を/
草も木も眠り、夜の森の動物たちはそっと口に手を当て/
シーッ。
二人の少女のお散歩はみんなの秘密。
フローラ (砂時計を拾い上げながら)ねえクレール、これ/
クレール 何かしら。見たことないわ。まるで星の欠片が降/
フローラ 銀河の流れを見ているみたい。
クレール とても不思議。ねえ、これ、二人の宝物にし/
フローラ いつか一緒に、この不自由な生活の中から飛/
クレール ほうき星のしっぽのような輝くドレスを着て、朝/ /踊っていられるように。
(次のページ)
小さな星を摘んだなら 小さな幸せ手に入れる
大きな星を摘んだなら 大きな富を手に入れる
その両方を摘んだなら 永遠の自由を手に/
星摘みは罪の赦し 星摘みは夜/
星の光は希望の光
あなたの光が星の光
お持ちなさい あなたの望/
——————————————————
ポエット!
これも9話で出てきたページの翻訳ですね
英語力が低くても、物語だから難しい英語はないし、和訳した劇をずっと昔から知っているから何とか訳出できる、訳しにくい詩的表現も対訳を知っている、というところでしょうか
いいですねえ 英語の成績上がりそう
眺めるマヒルもニッコリです
その日以降、華恋は空いた時間はずっと翻訳作業をしているようです
それは「ヒカリの遺したもの」だからなのか?
本人の意図はさておき、「原典にあたる」行動、燃えますね!
周りのみんなも協力的です
双葉は肩を揉んでくれるし、香子はお茶をたててくれるし、バナナは食事を用意してくれるし、純那は英語の参考書を持ってきてくれます
華恋「小さな星を摘んだなら あなたは小さな幸せを手に入れる 大きな星を摘んだなら あなたは大きな富を手に入れる その両方を摘んだなら あなたは永遠の願いを手に入れる 星摘みは罪の赦し 星摘みは夜の奇跡」華恋「星の輝きに目を焼かれ フローラは塔から落ちた 残されたクレールは 星をつかもうとした罪を償うため……ん? 星摘みの塔に幽閉された……」
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(挿絵)
(挿絵の説明文) The Star remembers it all, together with its twinkles.
Left alone, Claire was imprisoned in the Tower of Starlight Gathering.
She became the new prisoner to atone for their sin.
STARLIGHT GATHERING IS FORGIVENESS OF SINES
STARLIGHT GATHERING IS A WONDER OF NIGHT
STARLIGHT. THE SHINING OF HOPE
YOUR SHINES ARE THE STARLIGHT
THE
STARLIGHT
GATHERER
And it shall be bestowed upon you, the Star which you have longed for —
——————————————————
まさに華恋が読み上げている部分ですね
「一人残され、クレールは星摘みの塔に幽閉された。
彼女は罪を償う新たな囚人となった。
星摘みは罪の赦し
星摘みは夜の奇跡
星の光。(それは)希望の光
あなた(達)の光が(その)星の光なのだ
星を摘むもの達(原題)
お持ちなさい、あなたの望むその星を――」
まるで最終ページのような雰囲気ですが、本には残りのページがまだありそうです。
それが伏線となるか?第99期生スタァライトは続きのエピソードを盛り込んで、ハッピーエンドにできるのか?
これを読んでいる時、華恋ちゃんは辞書を使っていないように見えます。成長に涙が出ますよ……。
華恋「幽閉?今まで見てきたスタァライトは フローラは塔から落ちてクレールと永遠に離れ離れとなって、そこでおしまい」
華恋「演出とか、脚本のちょっとした違い……でも ずっと幽閉されてたんだ クレールは、あの塔に…… あの塔に……?」
華恋「じゃあ!」
翻訳版だけじゃ分からなかった、割愛されていた、原典に記されている本来の物語!最高
英語版には書いてある物語、ということは、ヒカリに限ってはこれを知っていたのでしょうか
おそらく放課後の時間帯、原典の物語に気付いた華恋は地下オーディションへのエレベーターがあった地点へ走ります
火災報知器の赤いランプが映されます いまは光っていません
エレベーターの扉があった場所は今は何も無いただの壁になっています
その前にバールのようなものを持って現れる華恋 準備いいな……
何も無いただの壁をバールのようなもので叩き、削り続けます
華恋(モノローグ)「星を掴もうとした罪を償うために あの舞台に……でも そこは私たちの舞台じゃ、ない 私たち、まだあの舞台に立ってない 私たちの舞台はまだ始まってない!応えて、ヒカリちゃん!私たちは、まだ」
華恋「スタァライト、してなぁぁぁい!」
ここで火災報知器のランプが赤く点灯 ブザーも鳴る
外はもう暗くなっていますが、学園校舎の電灯も下から順に点灯
そして最後に振りかぶった一撃は、壁ではなく、再び現れたエレベーターの扉に突き刺さります
火災報知器のランプはこんどは青く点灯しています
華恋が力任せにエレベーターの自動ドアを開くと、下りの階段が続いています
このあたりの演出は、第3話でヒカリが、華恋を助けるために同じく地下オーディション会場へ行こうとした時と同じですね
舞台少女心得 幕間(Interlude)
もちろん華恋は階段に踏み出し、曲が流れ始めます
その場には華恋しかいないはずですが、地下オーディション会場までのあいだ、各キャラクターが現れて心境を述べていきます
その際には、オーディションの時に出てきた特徴的なプロップが再登場したり、そのキャラクターに関連する映像が流れます
純那「星を掴もうとした罪、か じゃあトップスタァを目指した私たち舞台少女って、みんな罪深い存在、なのね でも だから何 誰に何を言われたって 掴んでみせるわ、自分星!神楽さんに伝えて 舞台で待ってる」
マヒル「別々の幕開け 別々の筋書きから 私たちは出会って 同じ舞台に立ったんだよね すれ違って ぶつかって でも 一緒にキラめきを見つけられた この出会いにはきっと意味がある だから 舞台で待ってるね」
双葉「舞台が繋いだ腐れ縁、か」
香子「舞台があったから ウチらは今ここにおるんやね」
双葉「同じ舞台で同じご飯食べて」
香子「舞台少女は繋がってるんや」
双葉「舞台で待ってるよ」
香子「待ってますえ」
バナナ「消えることのない明かり 尽きることのない興奮と情熱 記憶に焼き付いた永遠の一瞬 いつか終わるからこそ 私たちは今を激しく燃やすのね その瞬間を一緒に 舞台で待ってる」
クロディーヌ「舞台は私たちの心臓 歌は鼓動 情熱は血 私たちは舞台に生かされている」
真矢「傷ついても倒れても 舞台が私たちを蘇らせる 舞台少女は何度でも 生まれ変わることができる だから」
クロディーヌ「Je t’attends sur scène!(舞台で、待ってる)」
真矢「舞台で待っています」
華恋「うん」
華恋「舞台で待ってて」
そして地下オーディション会場に辿り着きます
ポジションゼロにはヒカリのスマートフォンが、地面のコンセントから充電器つきで置いてあります
華恋から送られた大量のメッセージが受信されて、縦に流れていきます
「99件の未読メッセージがあります」の表示に続いて、「最新のメッセージ」として
「覚えてる?
あの約束のこと」
が表示されます
華恋がスマートフォンを手に取ると、それは舞台のチケット(紙)に
——————————————————
TICKET
特別入場券
運命の舞台(キリンのマーク)
覚えてる? あの約束のこと
(三角柱の中に青い王冠のマーク)
CAST
神楽ひかり
舞台少女1名様限り
本編の内容に関するお問い合/
ステージには決して立ち入ら/
出演者は予告なく変更される場/
THEATRE(←地下会場のロゴ) And it shall be bestowed upon you, the Star which you have longed for —
——————————————————
そして華恋の眼前には小さな塔のような入り口が
この塔には、塔の中にキラめきのマーク(ヒカリの髪飾りの形)が入っているアイコンがついています
華恋「聖翔音楽学園 第99期生 出席番号1番 愛城華恋 入ります!」
第1話で、練習場に入る時にあげた名乗りですかね
ここでエンディングへ
絵は表情のキリッとした華恋、歌は華恋・ヒカリを除いた7人バージョンです
キリッとした華恋ちゃん……きれい……(ま並感
エンディング後、風が吹きすさぶ白い砂漠?のような場所で
枯れた木に掛かっている青いヒカリの上掛け、地面に落ちたティアラ、全裸でくずおれるorzヒカリ
さらにその背後には転倒した東京タワー
ヒカリ「覚えてるよ あの約束のこと」
次回予告 次回「レヴュースタァライト」
ん~~~~~~~~~~~~~~~~~~~グッド
「あれから7ヶ月後……」というショートカットを使用することによって、物語が一気に進みました
もっと長いアニメだったらこの間を描写するのもいいかもしれませんが、1クールアニメですからね 時間をスキップするのはいいと思います
華恋が、帰国したヒカリが一人で抱え込んでいたものを知る!
華恋が、一人で英語版スタァライトを読む決意をする!
華恋が、翻訳版スタァライトにはない描写に気付く!
華恋が、7ヶ月越しに、ヒカリの所在の手がかりを掴む!
エモーショナルである!!!!
言ってみれば10話などは、「うわ~尺が足りないので真矢とクロディーヌの話が早送りされてしまった~ ”消化”って感じだ……」って印象もありましたが
さすがに最終話の前置きとなる今回、しっかり詰め込んできました
正直なところ、レヴュースタァライトは、1クールという尺の中で、切り捨てている部分が結構あるとは思います
真矢とクロディーヌだけでなく、双葉と香子もセットで1人、くらいの尺ですし
他にもバナナが再演ループを終えてしまったことに関して、その顛末はアッサリしすぎている(時間をかけようと思えばいくらでもかけられそう)
でもそれって、1クールしかない中で、本当に重要か?省略してよくないか?と言われると確かに優先度は落ちる項目なので
残念だし、物足りなさはあるけど、正しい判断とも思います
話が進むことは大事ですからね、Show must go on
自分の趣味としても、終わってしまったことにグチグチと悩むキャラクターよりは、前向いて成長していくキャラクターのほうが見てて楽しいですしね
それでもちょっと、この程度の扱いならバナナの再演ループのくだり、必要だった?っていうとまあ……なんとも……
もうここしばらくはずっとハヤリですからね、ループものは……インパクト強いし……
大量の伏線に加えて7話、8話、9話を消費した再演ループの話、じゃあ嫌いかっていうとやっぱり好きだし、それでガツンと格の上がったバナナさんは超カックイー
自分の中でも賛否両論ってことですね
本来は、オーディション参加者全員のキラめきを燃料として運命の舞台を作成し、そこで合格者がトップスタァになるわけだと思いますが
ヒカリさんは、オーディション参加者全員のキラめきを返上した上で、何らかの運命の舞台を作成して、そこに立っているのでしょうか
最後の風吹きすさぶ白い砂漠は、「燃料のない舞台」のイメージなのか、なぜヒカリはそこに囚われているのか
7ヶ月も全裸でそこにいるのか?(素朴な疑問)
華恋はヒカリをどう救い出すのか どうスタァライトするのか
10話でオーディション最終回が終わってしまいましたが、11話では「幕間」という形で曲が入ってきました
曲が流れるとやっぱり嬉しくなってしまう
次回どうなるんだ、絶対超熱いやつじゃないか
期待がグイグイ高まっていきますね
ここまでは面白いアニメなので、これでオチまでビシッと決めてきたら、かなりの名作になりそうです
果たして……
「幕間」では「舞台で待ってる」を連呼されましたが、これはアニメ版を超えて、舞台版レヴュースタァライトの宣伝を兼ねていたりするのでしょうか
舞台版は1stはもう終わっていますが(ブルーレイが出ており、見ました)、2ndが確かそろそろ始まることになっていたような
アニメが始まる前に終わっている1stの話題は僕は当時ぜんぜん聞かなかったわけですが、このアニメを受けて続く次のやつはもしかすると話題度高いかもしれませんね
ハナからマルチメディア展開を想定しているコンテンツなので、アニメがどう終わるか、アニメの先がどうなるのかも不安と期待が尽きないタイトルではあります
個人的にはできるだけアニメだけで完結したい所存
ただ、舞台版もなかなか良かったんですよね 次のも見たほうがいいのかなー