感想 キラッとプリ☆チャン 第46話「みんなの想いを届けてみた!」

引退するアンジュがあいらに思いを打ち明け、2人ユニット「アイランジュ」としてライブをする回

ライブは、アイランジュ(七星あいら・白鳥アンジュ)の「パーフェクト・フィナーレ」(新曲)

 

あらすじ

・前回、キラ宿タワーで二人になったアイラとアンジュ。アンジュはまだ本音を話せていない。本音を尋ねるアイラに対し、アンジュは「外で話さない?」と言い、外へ

・キラッツ・メルティックはプリズムストーンでめが姉ぇ・ユヅルに、アンジュが語った内容を報告した様子。

・ユヅルは自身の経験からアンジュに共感を示し、メルティックもまたアンジュの決定を尊重する姿勢。一方でキラッツは未だ納得がいかず、めが姉ぇはその思いをアンジュに伝えたらどうかと勧め、更にキラッツならそのための方法(=配信)を知っているはずだと後押しする。

・タワーの外でアイラが「DREAM GOES ON」を伴奏なしで歌っている。アンジュはピアノに手をかけるも、弾けず。

・キラッツはアンジュのファンを集め、配信を始める。引退して欲しくないというキラッツとファンの声を発信し、アイラがその配信をプリチャンキャストで見たため、アンジュにも届く。

・メルティックはアンジュの引退を受け入れていたが、キラッツの配信はそれはそれで納得して見ている。

・アイラはアンジュに、ファンの思いを受けつつ、「ちゃんと話す必要があるんじゃない」と、引退の真相を話すように促す。アンジュ曰く、ファンがアンジュのプリチャンに夢を託していることが分かるからこそ、(引退会見などで)何も言えなくなってしまった(だからタワーに篭もってしまった)とのこと。

・それでもプリチャンアイドルを引退してデザイナーに転身するのは、憧れのアイドルがそうしたから。その憧れのアイドルとはアイラであることも打ち明ける。

・アイラとアンジュの過去が回想される。アイラはアンジュをデビューさせ、そして自身のブランド「スイートハニー」を立ち上げた。しかしすぐにアンジュは、アイラ自身の手によって「スイートハニー」から老舗ブランド(当時のデザイナーズ6のうち1つ)である「プレシャスミューズ」に所属替えさせられることになる。

・アイラもアンジュも、お互い一緒にトップに登りつめたいと思っていたが、アンジュにとって立ち上がったばかりのスイートハニーは力不足であり、またアイラにとっても、輝きすぎるアンジュは自身の成長の妨げになる(アンジュの力に甘えてしまう)ため、遠ざかる必要があった。アンジュはそのことを理解し、二人で納得して別れた。回想終わり。

・そうして今ではスイートハニーを成長させ、デザイナーズ7にも選ばれたアイラを見て、アンジュは憧れており、アンジュの次の目標はアイラを追ってデザイナーになること以外ないと語った。

・アイラは、引退に関して相談されなかったことに遺憾であるも、ここでいま語ってくれたことには感謝し、自身がアンジュの引退の原因であることを知って、アンジュの引退を手助けすることを決意する。プリチケを取り出し、アンジュとプリチケ(フォロチケ)を交換する。

・キラッツがアンジュへの次なるメッセージ配信を準備している頃、不意にアンジュチャンネルの配信が始まり、キラッツ自身も含めてファン全員が配信に釘付けになる。

・「アイランジュ」を名乗るアイラとアンジュのデュオが姿を現し、二人は色違いのアイランジュコーデを着ている。

・引退を表明していたはずのアンジュのライブ、しかもとうに引退したはずの元トップアイドルであるアイラも加わったライブを見て、ファンは熱狂する。

・ライブは圧倒的な内容で、ライブ終了後ファンが沸くまで一瞬間が空く。キラッツを含むファン達は楽観的に、アンジュの引退が取りやめになったと思い込んで騒いでいたが、その直後にアンジュから、「今のが私のラストメッセージです」といった内容の言葉が発信され、再度混乱に陥る。

・ライブ中、アンジュは「さようなら」と呟いていた。ミライはそのことに気付いて、気にしていた。

 

ライブ

・めちゃくちゃすごいライブ映像。アイラ単独でなくまさかの、アイラ+アンジュのデュオライブ。

・コーデも専用の新規コーデ、アイランジュキラッとコーデ。アンジュは白、アイラはややピンク。

・やってみたアプリは「フレッシュフルーツやってみたアプリ」で、プリリズでのあいらのプリズムジャンプ「フレッシュフルーツバスケット」を跳び、その後は今までのアンジュのやってみたに繋がる。

・曲調や映像としては今までのアンジュのソロライブに近い雰囲気。だが元々その雰囲気がすごいので、今回のライブもすごい。

・アイラはアンジュより少し背が低い。

・ライブの映像がすごすぎて、アニメ本編と不釣り合いにすら感じる……。(アニメ本編に対する不満です)

 

その他

・キラ宿タワーの「外」って何、どこ?謎のキラキラした屋外の展望台みたいな場所で、上部が透明なグランドピアノが置いてある。キラ宿タワーに何でそんな場所が???

・アンジュさん「外で話さない?」って、ずっと中に引きこもってたのは自分やんけ!!!

・プリチャンでのめが姉ぇは自分勝手で性格が悪い描写をされすぎているので、キラッツに対して「(アンジュ自身の意思はさておき)キラッツの思いがあるならぶつけちゃえばいいじゃない」みたいなことを言う時、説得力はあるのだが、その行為にまるで正当性は感じない……。

・操作を間違えてキラッツの配信にいいねを押してしまった時のアンナ様の動きがかわいい。

・今回のライブで使われたアイランジュコーデは、アーケード筐体では既に配信されていた。

・「アイランジュ」という単語の成り立ちが、「アイラ+アンジュ=アイランジュ」であることは容易に想像できていたが、そのままアイラとアンジュのデュオユニットの名前であり、アニメでライブするとは、かえって想像が及んでいなかった……。

 

感想

・とにかくライブ映像がすごい。ライブ映像は、プリティーシリーズの第4クールのライブにふさわしいと感じるすばらしいもの。

・一方で、そのライブに繋がるアニメの流れにイマイチ納得がいっていないといったところ。感じていることを正直に言うと、ライブの良さに対して、本編の良さが足りておらず、アンバランス。

・アンジュがまたライブをやったことも反響は大きいだろうけども、元プリチャンアイドルで引退して結構長いはずのアイラがライブをやったことに対する描写が少なすぎて物足りない。アイラさんから一言「久しぶりだなあ、ライブ」とか、そういうセリフが欲しかったな~。久しぶりなのにいきなりアンジュと同等のライブ!!みたいなインパクトを盛って欲しかった

・アイラは当然、プリリズオーロラドリームの時の持ち曲「DREAM GOES ON」を使ってソロライブをすると思っていて、それでアンジュの引退を引き留める役だと思っていた。しかしそうではなく、むしろアンジュとデュオライブし、アンジュの引退を助ける役だったので、そこは純粋に意表を突かれた。

・アイラはあくまでゲストキャラの扱いがいいと思っていたので、まるでオリジナルキャラかのようにプリチャンのメインストーリーに食い込んで来ているのはどうなんだろう、と感じる。過去キャラなのにオリジナルキャラと組んでライブしてしまった。ライブ自体はすごくよかったが!

・前作アイドルタイムプリパラでのゲストキャラ華園みあはソロライブをやったので、今回もソロライブだとワンパターンすぎるという判断かもしれない。

・来年度はプリリズレインボーライブから「彩瀬なる」を元にしたゲストキャラが登場しそうと目されているが、そうすると今度はどういうライブをやるのか、今からメチャクチャにハードルが高まっている……。

・アイラとアンジュの百合……いやもはやレズ。が思いがけず深く踏み込んできた。しかしアイラさんは原作オーロラドリームではプリティーシリーズ屈指のノンケなのだが……果たしてどうなる、どうするショウさん 黙れユンス

・アイラのライブが想定外の形で出てきたが、何はともあれノルマを達成し、ここからはキラッツとメルティックが1期を締めくくる輝きを放つ展開のはず。無難に行けば、キラッツとメルティック合同で6人ライブをやるのではないだろうか。それを期待している。

・まだ話数が少しあるので、キラッツ単独でライブ、メルティック単独でライブ、そして合流して6人ライブとか、そんなん。下手するとアンジュ(とアイラ)まで合流するかもわからん……

・次回予告の段階ではおしゃまトリックスも取り沙汰されている。まさか1期のうちにポリゴンでライブするのか?出るとしても2期だろうと思いはする。

・次回からは、アンジュの後釜となるアイドルを決める「ネクスト・プリンセス・スペシャル大会」の話になるそうな。デザイナーズ7が選考をして、通過すると「ウレチケ」を手に入れて出場権を得るらしい。ウレチケってなに。

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