アーケード筐体『ワッチャプリマジ!』初回プレイ感想

2021年10月1日に稼働した、プリティーシリーズの新作『ワッチャプリマジ!』を1回プレイしてきました。その感想です。ちなみに、10月3日にはアニメ第1話も放送されました。

 

リンク等

ワッチャプリマジ!公式サイト

 

感想

 

感想1. 1プレイで900円使った

 事前にTwitter等で「初回の1プレイのために100円玉を10枚用意しておけ」「マイキャラ作成は急げ」等のアドバイスは見たことがあったので、それに従いました。実際に1プレイで900円かかりました。通常プレイ200円+プロフカード作成100円+「めちゃマジ注目スペシャルコーデ」一式を購入して400円+ゲーム中に購入できるコーデ3つのうち2つを購入して200円。マイキャラパーツは急いで選びましたが、うかつにも前髪を変えるのを忘れました。プレイごとに毎回変えられる?ようなので、次回変えようと思います。いずれにしても、まだ髪色や目の色が少なくて、理想通りのマイキャラにはできないしね。

 上記の通り、1プレイで900円使いましたが、これはまあそういうものと思っています。シリーズ前作のプリチャンまでとは変わって、追加で何も買わなくても1プレイの最低料金が100円から200円に上がった点はありますが、それ以外でコーデ1枚に100円かかるのは今まで通りです。最低料金200円にプロフカード(プリチャンで言うところの会員証)作成で100円追加の300円は当然受け入れられます。そのあと、週替わりで必ずコーデ一式を揃えられる「めちゃマジ注目スペシャルコーデ」に400円使うことも予定通りでした。私は大抵、ランダム排出のコーデを一式揃えられるほどはプレイしないので、確定で一式揃えられることは魅力的だし、今回のコーデは見た目も好きでした。そのあと、ゲーム内でランダム排出となる3つのコーデのうち2つを買ってしまったのは、勢いでしたね……。

 

 

↑初期パーツで作成し、「プリマジチェックピンク」一式を着せたマイキャラ。後述しますが、1プレイごとに公式サイトのマイキャラルームというサービスにこういった画像が生成され、閲覧・保存できます。

 

感想2. ショップが前に来てテンポ改善。100円玉要求圧は強い

 プリチャンと違い、リズムゲーム部分に入る前にコーデの購入(ショップ)が発生します。そのおかげで、ゲームのプレイ中にもカードの印刷が行われ、随時排出されるようになりました。プリチャンではリズムゲームのあとに購入だったので、そのあとプリチケが排出されるまでの待機時間がだいぶ長かったように思います。これはかなり良い変更だと思います。

 「購入するかどうか」の問いに対しては、「100円玉を投入する」がYESの回答になります。「はい/いいえ」を選ばされないぶんテンポはいいのですが、「圧」を感じる部分ですね。とはいえリズムゲーム前の購入パートは、心の準備もできているので、ここは問題ではありません。

 

感想3. 無法!リズムゲーム中に追加のコーデ購入発生

 なんとプリマジでは、リズムゲーム中にもコーデ購入が発生します。ここの3回を含めて、都合最大で8回のランダム排出チャンスがあるのかな?(基本料金の200円で1枚排出、ショップで最大4枚追加、リズムゲーム中に最大3枚追加) タイミングは、プリパラで言うところのサイリウムチェンジの連打のあとですね。ショップでランダムで買う場合にせよ、リズムゲーム中にせよ、画面に表示されているキャラクター(コーデメイツ)の色や大きさでコーデのブランドやレアリティは予測できるようです。たぶん重要テクニック。

 なんにせよ、「リズムゲーム中に買い物が発生する」というのがすごい。良し悪しはさておき。ここでは「買うなら100円投入、買わないなら画面(タッチパネル)をスライドでスキップ可能」という操作になります。リズムゲーム部分の難易度は無いようなものなので、別にリズムゲームのために焦ったりするほどのことではないのですが、それでもゲームの最中に購入の同意を取られるのって、結構すごいことをやってる気がします。

 ここでも、リズムゲーム終了を待たずに刷るコーデを確定できることになるので、プリントの待ち時間を短縮できているメリットはあります。そのぶん、買い物の圧力が相当強まっている印象はありますね……。

 

感想4. 操作が忙しくてライブはあんまりよく見られなかった

 リズムゲームに加えて上記のお買い物タイムがあり、プリチャンまでと違ってボタン操作に加えてタッチパネル操作も加わったので、割と操作が忙しく、マイキャラを見てる余裕があまりなかった気がします。とはいえ、ここは何回かプレイすれば慣れるところだとは思います。リズムゲームの難易度自体は低いですしね。

 アニメの第1話を見てからゲームをプレイしましたが、アニメのライブ演出とかなり近いものを筐体で描写できているように思います。ここはプリパラの頃から引き続いての高品質ですね。

 プリパラ・プリチャン筐体との違いの一つとして、筐体の画面が若干傾いている(上部が奥に傾いている)ことが挙げられると思います。そうするとどうなるかというと、スマホ等で画面の写真を撮ろうとした時に、プレイヤーの姿が画面に映り込みにくくはなったような気がします。いずれにせよ照り返しが結構キツいので、うまく撮るのは難しい気がしますが……。

 タッチパネル操作は画面の中央あたりまで要求される場面もあるので、小さな子供では確かに、椅子から立ち上がる必要もあるかもしれないと思いました。

 

感想5. コーデメイツがかわいい

 これは予想外だったのですが、妖精のようなデフォルメキャラクター、コーデメイツがかわいいです。丸くてかわいいし、髪が宝石みたいにキラキラしている。リズムゲームの音符として登場したり、コーデ購入の際にブランドやレアリティの目安になったり、タッチパネル操作ではタッチ対象となって出てきますね。

 リズムゲームの後、まだ印刷が終わっていないカードの印刷時間を埋めるためか、画面に出てくるコーデメイツをタッチしまくるミニゲームがありました。特にここがキラキラしててよい。高レアのコーデメイツをタッチすると高揚感がある。心の中の女児が喜んでいる。このミニゲームパートの後半になると、大コーデメイツが小コーデメイツを引き連れて列になって動き始めるんですが、それはなんかシューティングゲームのザコ敵みたいだなと思った。このミニゲーム部分はたぶん、次第にめんどくなって画面触らなくなる気はする……。

 ところで、タントちゃん(コーデチェンジの時に周囲を飛んでいるアシスタントキャラ。アニメにも登場)とコーデメイツは別々のキャラなんですかね。プリティーシリーズ伝統のマスコットキャラクターにあたるのは、タントちゃんのほう?

 

感想6. 排出されるカードは、プリチケよりプリズムストーン寄り?

 プリパラ、プリチャンと続いたプリチケが終わり、プリマジではコーデカードになりました。大きな変化として感じるのは、コーデカードにはマイキャラの要素が全く反映されなくなったことですね。一方でカードの品質というか、1枚あたりのゴージャス感は増したと思います。

 トレーディングアイテム、収集アイテム的な側面としては強化された一方で、「マイキャラの思い出」的な意義は一切失われましたね。プリパラ・プリチャンのコーデチケやトモチケ・フォロチケにキャラクターが写っていたのは、大きな魅力の一つだったと思います。プリマジにおいては、同じコーデはダブったらほぼもう価値が無いんじゃないかな?(ちなみにメイツハートといって、ダブったカードを印刷するとパワーのような数値が5段階?でアップする機能はあります。ソシャゲみたいだね)

 そのため、排出アイテムの在り方としては、プリパラ・プリチャンよりプリリズのプリズムストーンに近くなった気がしました。プリリズの筐体はほぼ触ったことないですけども……。

 

感想7. あれ?友達のマイキャラと一緒にプレイする要素なくなった?

 プリパラ・プリチャンの特徴的な機能として、排出されたチケットの半券部分を折って他の人に渡せば、ゲーム内で一緒にライブできるという機能がありました。それぞれトモチケとフォロチケですね。そういった機能が、今のところプリマジには見当たりませんね。

 プリパラ・プリチャンから引き続き、マルチスキャナー(QRコードなんかを読み込ませる場所)は筐体に搭載されています。なので、友達のQRを読み込ませるといったことは考えられますが、マイキャラのQRはプロフカードにしか記載ありませんし、気軽に人に渡せるものはありませんよね。

 今後実装されるとしたら、公式サイトのマイキャラルーム経由でQRコードをかざすとか、専用のおもちゃでそういうことができるようになるとかでしょうか?いずれにせよ、今はそういったことは実装されていなそうです。

 そもそも、もしかして2人以上のキャラクターでライブする機能がまだない?ここはさすがに、曲が増えてきたら3人ライブとか、ゆくゆくは5人ライブとかが出てくる気はしますが……。あるいは完全に、プリマジは1人ライブ専用でやっていくのかもしれませんね。さしあたり1年目は。

 

感想8. 公式サイトのマイキャラルーム

 前述の通り、プリパラ・プリチャンでは、普通に遊ぶだけでマイキャラの姿の写ったプリチケが手に入りました。毎回マイキャラのグッズのようなものが手元に残るとも言えるかもしれません。プリマジではその機能が失われました。その代わりに?用意されているのがマイキャラルームです。

 マイキャラルームでは、1プレイごとに1枚、ランダムなポーズの画像が「アルバム」のページに残るようです。この記事の上部で引用したツイートに添付されている画像もそれです。ちなみに保存期間は前々月までとのこと。物理のチケットとして手元に残せたプリパラ・プリチャンと、デジタルの画像が手に入るプリマジとで、どちらがいいかは人によるところでしょうか。私としては、手軽にデジタル画像が手に入るのはそれなりに嬉しいです。それにしても、1プレイで画像1枚ですから、プリチケ1枚ごとにマイキャラの写ったアイテムが手に入っていたプリパラ・プリチャンとは、やはり結構変わってくるように思いますね。

 なお、マイキャラルームへのログイン情報は「プロフカードに記載のID」「プロフカード作成時に登録したマイキャラの名前」「プロフカード作成時に登録したマイキャラの誕生日」を使います。プロフカードのIDを控えられてしまうようなこと(プロフカードの画像を撮影し、ID部分を隠さずにインターネットに投稿してしまうなど)は必ず避けるべきでしょう。

 

感想9. 現時点でなかなか個性があり、今後にも期待

 プリパラ筐体が傑作であったため、プリチャンでは筐体はそのまま、マイナーチェンジ(キラチケ用の印刷機の追加)で運用されていました。更にプリパラの人気をあやかったのか配慮したのか、プリチケやマイキャラの互換もありました。プリマジではその流れをついに断ちきって、新規筐体となり、互換もなくなり、かなり意欲的に変化させてきたように思います。現時点では、そこにはそれなりに好印象があります。プリチャンと比べると、プリチャンの稼働初期は妙にエラーが多かったり、キラッとチャンスの確率が低かったりとかもあったしね……。

 しかし、この記事でも書いてきたように、プリパラ・プリチャンの頃と比較して失われた特徴もそれなりにあります。また、新シリーズ開始直後はどうしてもコンテンツがまだ少なく、何度も遊びたくなるほどの魅力はまだないようにも思います。コンテンツは次第に増えていくとして、プリパラ・プリチャン同様の機能を順次追加していくのか、それともプリマジ独自の魅力を伸ばしていくのか、アップデートの方針が気になるところですね。

 さしあたりたぶん、アニメキャラの心愛れもんさんが見た目にかわいく、着ている衣装のブランドも私に刺さりそうなので、彼女と彼女のブランドが筐体に実装される頃にはまた遊んでいることと思います。それと、もう少し赤めのピンク色の髪色が実装されたら、それが手に入るレベルまでは上げたくなってしまうかもしれない……。アニメは今後も観ていくつもりなので、筐体の更新もチェックしていきたいですね。

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