アニメ感想 『ゲッターロボ アーク』

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ゲッターロボ アーク (dアニメストア)

原作漫画『ゲッターロボアーク』 (ebook japan)

 

評価

総合評価:★★★
面白さ :☆☆☆
すごみ :☆☆☆
手軽さ :☆☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)

 

アニメ1話を観る→原作漫画(全3巻)を読む→アニメ最後まで観る、という順番で観ました。最新アニメということで良い点もあり、ぼちぼちという感じです。

個人的には『真ゲッターロボ 世界最後の日』がゲッターロボとしては一番面白さもすごみも感じており、今作はそれは越えてこないなという印象。原作漫画があるので当たり前といえば当たり前ですが、原作漫画がそもそもぼちぼちという感じですね。

 

感想

 良かったところ

・CGで描かれるゲッターロボとその戦闘シーン。

・エンディング曲としてJAM PROJECTの以前の曲のリメイクバージョンが多数使われている。

・原作漫画に対して補足や補充がされている。
 特に以前までのゲッター作品からキャラクターやゲッターロボが出演しており、
 おそらくファンには嬉しい演出。

・全く新しいゲッターロボも登場。

・原作漫画は打ち切り?っぽい終わり方をしているのに対し、アニメ版はちゃんとオチをつけている。

・原作の良さとしては、ゲッターエンペラーを始めとした壮大な世界観が描かれているところ。
 ゲッターロボ特有のSF感がある。

 

 いまいちだったところ

・原作漫画のタッチを再現しているのだが、ちょっとクセが強い画風。

・いかんせん「世界最後の日」と比べてしまう。偉大すぎる

・最終2話以外は、原作漫画と本筋では大差ない。

・原作漫画の時点でそうだが、序盤・中盤は物語にあまり面白みがない。
 SFっぽくなって面白くなってきたと思ったら、終わってしまう。

 

 いろいろ書きましたが、私自身はゲッターロボシリーズに詳しいわけではありません。ちゃんと観たのは「世界最後の日」と「ネオゲッターロボ」くらい。あとは出演作品としてスーパーロボット大戦シリーズをいくつか……。個人的には、「世界最後の日」には及ばないけど、「ネオゲッターロボ」よりは面白いかな、という感じでした。

 カムイがいいキャラクターですね。拓馬はときどき見せる綺麗事ではない正直さが良かったです。でも竜馬ほどの迫力は無かった感じ。獏は序盤の超能力者めいた活躍はすごかったですが、それ以降は空気でしたね。3号機パイロットの宿命か……。

 アニメというか原作の話になりますが、恐竜帝国との共闘展開やゲッターザウルス、そのあと未来の武蔵やゲッターエンペラー、どちらかというと人類のほうが悪者に見えてくる展開などはなかなか面白いと思います。

 全く他のゲッターロボを知らない状態では、だいぶ得られる面白さが制限される作品だったような気もします。ゲッターロボを知っていれば知っているほど楽しめるアニメだったのではないでしょうか。

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