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私のプレイ中のツイートまとめ(min.t)
評価
総合評価:★★
面白さ :☆☆
すごみ :☆☆☆☆
手軽さ :☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)
プレイ時間は66時間ほど。キャラクターのレベルは99にして、イベントはだいたいやって、邪神ニズゼルファを倒すところまでやりました。細かい収集要素などはあまり埋めていません。
評判のいいゲームなので期待していましたが、私には合わなかったという感じ。最終盤はそこそこ面白いですが、序中盤がイマイチです。
感想
大きくまとめると以下のような感じ。
●盛り上がりを全部最後に持ってくるタイプの作品でした。終盤(ウルノーガを倒したあと)はそこそこ面白かった。プレイ時間で言えば40時間以降。逆に、そこに辿り着くまでは話もイマイチで、ゲームバランスも地味だったと思う。序中盤がイマイチ。
●セーニャさんかわいいな~でだいぶ乗り切った。
以下、箇条書き
良いところ
・セーニャさんがかわいい。なんなら女性キャラクターはだいたいかわいい。ドラクエのキャラクターデザインをうまく3DCGにできていると思う。女性ほどではないが、男性にも魅力的なキャラクターはちらほらいる。仲間のカミュはイケメンだし、イベントキャラではファーリス王子が面白かった。
・ところどころ気が利いている。ルーラを覚えるのが早かったり、11から11Sになるにあたって色々楽になってたり高速化できるようになってたり。シンボルエンカウントなのでほとんどザコ敵を避けていけるのも楽。(もし避けられなかったら、もっとプレイ時間が膨らんで到底クリアできなかったと思うけど……)
・スロットが妙に凝っている。
・不思議な鍛冶は、面倒ではあるものの、そこそこ面白かったように思う。
・最後の最後までやれば、ストーリーの大筋はそれなりに面白い。あくまで大筋の話。
・過去のドラクエネタが豊富。過去作の熱心なファンほど楽しめるのではないでしょうか。私はあまり詳しくない……。
・ウルノーガを倒した後はそこそこ面白いと思いました。
・ドラクエらしい淡々としたゲームシステム。地味とも言えるが、こういうシンプルさ・単調さにも需要があるのはわかる。複雑ならいいわけでもないですしね。
・2D画面と3D画面を別々に作っているあたりは、とんでもない根性を感じる。3DS版とPS4版を考えたらなおさら。しかも11Sになってボイスが新規でまるごと追加されているようで、そのへんの妙な気合の入り方は感じる。
悪いところ
・序盤と中盤はつまらない話が多い。要するに、最終盤を盛り上げるための仕込みでしかない。命の大樹に辿りつくまでに世界地図を1周、ウルノーガを倒すために世界地図をもう1周、時間を遡って更に世界地図を1周、ということで世界地図を3周するつくりになっていると思うが、2周目まではほとんど3周目への仕込み。不幸な話が多くて気が滅入る。しかも2周目なんかほぼ無かったことになる。
・話の大筋は面白いと言ったが、話の細部がつまらない。主人公が崖から飛び降りて生き残る展開を何回もやったりして、物語作りが上手とは思えない。町を順番に回って世界地図を1周することと、3周目での話の回収を前提として、適当に合間のシナリオを作ってる感じ。
・プレイ時間が長い。上述の通り世界地図を3周しますが、1周ごとに20時間程度かかったと思います。面白さがイマイチな序中盤が40時間続くのはしんどい。面白いのは3周目なので、1周目と2周目は今の半分とかで良かったんじゃないかと思う。
・ウルノーガが一応のラスボスという扱いで、倒した時に「the end」とまで出るが、実際はそこからがようやく本編のようなつくり。わざとらしい。
・話の大筋は面白いとは言ったが、要するにタイムリープものであり、今となってはタイムリープに新鮮さはない。タイムリープものは、もはや面白くて当たり前なので、特別すごい感じもしない。
・話の面白さには、「ドラクエシリーズであること」がかなり関わっていると思う。他のドラクエとの世界観の繋がりとかを含めて面白さを感じる内容。もしドラクエシリーズでなければ、見所はほとんどない気がする。
・ゲームバランスが地味。ドラクエでも、職業があったりモンスターを仲間にできたりするタイトルもあるが、11は完全にスキルポイントのみ。また、スキルポイントを振り分けても、そう大きくキャラクター性能が変わるわけではない。今時のゲームとしてはちょっと物足りない。
・ゲームバランスを整えすぎ。開発者の意図から外れさせたくないあまり、自由度を狭めすぎていると思う。MP消費が軽くて使いやすい技とかも特になく、強い技はMP消費が大きい。なのでどの武器スキルを伸ばしても大差ない感じ。過去作と比べてもバランスを整えすぎな印象。ベホマとザオリクで消費MPが一緒なのは何なんだろう。過去作と比べて小さなメダルやカジノの景品も地味な印象で、ミニゲームに時間をかけることで攻略が大きく捗ったりもしない。
・レベル上げの自由度もイマイチ。キャラが全員加入していなかったりして、いまいち気持ちよくレベル上げできない場面が多い。ウルノーガを倒した後はようやく気兼ねなくレベル上げができるようになり、そこでようやくゲーム部分を楽しめる感じ。
・ゾーンシステムがいまいちだったと思う。連携もなかなか使いにくい。主人公のゾーン必中以外にも、もっと積極的にゾーンを使える選択肢が欲しかったように思う。
・ボス前に回復できるセーブポイントがあったり無かったりして困った。どちらかで統一して欲しい。
・2Dと3Dが選べるのはすごいのだが、結局のところプレイするのはどちらか片方なので、労力の入れどころが微妙にもったいないような気はする。ちなみに私は3D画面でプレイしました。
・ロウが不快。なんで老人なんかを操作キャラに入れねばならないのか。王族ということで荘厳なキャラだったりしたらまだしも、相当古くさい、いわゆるスケベオヤジキャラで、だいぶキツい。そのうえ一緒に仲間になるマルティナがおいろけ担当キャラなあたりも、制作陣の感性が古いままアップデートされてない感じで厳しい。
・ベロニカが子供の姿になる理由にいまいち納得がいかない。単にベロニカとセーニャを見た目で区別したかっただけだと思うけど……。魔力を吸われて幼児化したこと、それがずっと治らないことの違和感がだいぶ強い。