ゲーム感想 『グノーシア』

概要・リンク等

グノーシア
プラットフォーム:PS Vita、Nintendo Switch、PC
PS Vita版2019年、Switch版2020年、PC版2022年発売

Nintendo Switch版販売ページ

Steam版販売ページ

 

Switch版をプレイ。
ずっと以前にXBOX360で遊んだことのある、『メゾン・ド・魔王』を制作したグループ(3人?4人?)が作っているゲームでした。少人数開発……ひええ……。
ゲーム部分は、CPU相手の人狼ゲームとなっています。

 

※以下、できるだけストーリーのネタバレは控えますが、一切ないとは言い切れません(クリアまでの目安時間など)。ご注意ください。※

 

評価・感想

総合評価:★★★★★
面白さ :☆☆☆☆☆
すごみ :☆☆☆☆☆
手軽さ :☆☆☆  (クリアまで30時間。1プレイは平均して15分程度?)
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)

 

 想像以上に良いゲームでした。人狼ゲームには苦手意識があったんですが、グノーシアでは相手がCPUなこともあって気楽。難易度が上がり始めると普通に負けますが、何度もやってるうちに慣れることができました。人気のテーブルゲームだけあって、おそらく人狼ゲームそのものに十分な面白さがあるのかなと思いますが、グノーシアはそれをしっかり1人用ゲームに落とし込めており、進行のテンポがよくUIもクオリティが高いので、ゲーム部分がちゃんと楽しいです。リプレイ性もよし。

 ゲーム体験が非常に良いです。脅威的によくできている。ゲーム性にしてもストーリーにしても、まったく何も分からない状態から遊び始めることができ、オープニングもそこそこに、すぐにゲーム部分が始まる。そして勝ち負けを問わずゲームを遊んでいけば、少しずつゲームの遊び方やストーリーが分かってくる。新しいルールや世界設定の公開タイミングが巧みで、序盤から終盤まで飽きるタイミングがない。プレイヤーごとにイベントの発生タイミングなんかも変わってくるものが結構あるんじゃないかと思うんですが、おそらくそのあたりも上手いこと収束するようになっている。全体的にとてもバランスのいい体験に仕上がっていると思います。

 その上で、キャラクターにもストーリーにも魅力がある(私が宇宙SFが好きっていうのはありますが)。14人のキャラクターが登場しますが、イラストも美麗で、嫌いなキャラクターはいませんでした。キャラクターごとのストーリーも、全体のストーリーもよかったです。ちなみに一番好きなキャラクターはSQちゃんです。SQちゃんのイベント最高でしたね……。

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