少女☆歌劇 レヴュースタァライトの舞台版#2を見てきた感想です。
内容は全力でネタバレになりますのでご了承ください。
かつ、うろ覚えの内容を大いに含みます。
■結論:
とてもよかったです。
■前提:
アニメを一通りと、漫画版オーバーチュア1巻、それに舞台版#1のブルーレイを1回見たニワカオタクの感想です。
自分用のメモとしての側面が大いにあります。
まず大雑把にあらすじを記し、各キャラについてグループごとに印象を述べ、最後に全体の感想を書きます。
■あらすじ:
アニメ最終回の第100回聖翔祭スタァライト公演の終幕からスタート。
#1はアニメ版とは別のストーリーという印象でしたが、#2は思いっきりアニメの続きを出してきたということになるんでしょうか。
まさかアニメの続編をそのまま見せて貰えるとは思わず嬉しい反面、あれだけ綺麗に終わったアニメ版を引き継ぐわけですから、ハードルが高まります。
(ただし、前日にゲネプロレポート記事をネットで見つけて、#2がアニメの続きで始まることは知ってはいました)
(アニメ版を見終えて「これ次の年の聖翔祭もあるんだよなぁ~。話、まだまだ作れそう」と思っていたら早速来た。よかった)
第100回聖翔祭スタァライト公演は大成功でした。
聖翔99期生の中にはその成功を引きずり、来年(第101回聖翔祭)に向けて気持ちを切り替えられない者もいました(主に華恋)。
そんな中、聖翔音楽学園のライバル校?「青嵐(セイラン)総合芸術院」が動き出します。
セイランの教師・八雲響子(ヤクモ キョウコ)の計らいで第100回聖翔祭スタァライト公演を観劇した、セイランの2年生・柳小春(ヤナギ コハル)、南風涼(ミナセ? スズ)、穂波氷雨(ホナミ ヒサメ)の3名は、おおいに感動します。
そして同時に悔しがり、自分たちもスタァライトを演じたいと思うようになります。
しかしセイランの2年にはスタァライトを演じられる実力を持つメンバーがこの3人ほどしかおらず、人数が不足とのこと。
嘆く3人に、焚き付けた本人である八雲先生は、聖翔との交流会を準備したと告げます。
そこで聖翔の9人に勝利し、スタァライトを奪ってこいという八雲先生は、3人に「良いものは盗め」とアドバイスします。
交流会当日、聖翔祭直後で腑抜けていたといえる聖翔の9人は、なんとセイランの3人を相手に叩きのめされてしまいます。
それにどうやら、コハルは真矢と、スズはマヒルと、ヒサメはナナとそれぞれ因縁がある様子。
圧倒的な実力差を見せつけて去っていったセイランの3人と八雲先生に対し、聖翔の9人はそれぞれ向上心を新たにします。
しかし、ここでも未だ華恋は「ヒカリと一緒にスタァライトの舞台に立つ」という夢の先を見つけられずにいます。
敗北でくすぶる9人のもとに、またもキリンのオーディションのメールが着信します。
特に双葉は、夜中、遭遇した八雲先生の挑発に乗って戦いを挑むも完膚なきまでに敗北し、「強くなりたい」という願望につけこまれセイランへの勧誘を受けた頃合いに、メールを着信しています。
のちに分かることですが、八雲先生が(聖翔の走駝(ソウダ)先生の了承の元で)交流会を企画したのには、不足するメンバーを聖翔から引き抜く目的もあったのでした。
そうして舞台少女衣装で地下オーディションに集合する聖翔9人とセイラン3人、そして走駝先生と八雲先生。
ただし生徒のうち華恋のみ、オーディションに気乗りがせず、学校制服のまま来ています。
八雲先生の提案した勝負内容は団体戦。学校対抗で勝利した学校がスタァライトを演じる権利を手に入れるというもの。
そして昼の交流会では圧勝したセイラン側は、ハンデをつけると自ら申し出て、1体2の変則マッチが組まれます。
初戦は3戦、「コハルVS真矢・クロディーヌ」、「スズVSマヒル・ヒカリ」「ヒサメVSナナ・純那」です。
それぞれレビューに名前がついていましたが記憶が定かではないです……(春雷、夏空、初雪?そんな感じ)
真矢が不思議なほどあっさりと敗北しコハルの勝利。
スズとマヒルが過去の因縁を消化しかけたところで、スズがそれでも勝ちを奪いスズの勝利。
ナナは純那のアドバイスも受けて過去を克服し、ヒサメを下してナナの勝利。
オーディションは進行し、続いて「双葉VS香子」がアナウンスされます。
強さを求めた双葉はセイラン側としてオーディションに参加していたのでした。
さらに続けてオーディションの対戦カードが発表されます。
(ここの対戦カードの記憶が曖昧です。敗北した真矢・マヒルがセイラン側に引き込まれ、コハル・真矢チーム、スズ・マヒルチームを作っていたと思いますが、真矢の対戦相手にクロディーヌが来るくらいしか残りの記憶がない……)
ここでようやく、参加者達に八雲先生の目論見(聖翔からの舞台少女の引き抜き)が明らかにされます。
さらに八雲先生は、華恋・ヒカリの引き抜きをも宣言します。
そして二人をセイランでのスタァライトの主役に据える意思を表明。
これにセイランの3人は動揺し、主役を演じるのは自分達ではないのかと抗議しますが、反論され、黙ってしまいます。
すべてが目論見通りに進み、舞台少女は私の思うままに動けばよいと笑う八雲先生に対し、ついに華恋が動きます。
怒りや共感から、スタァライトを演じ続けるという夢を取り戻した華恋は「アタシ再生産」し(アニメのバンクが流れます)、舞台衣装に着替えて登場、八雲先生に対峙します。
対戦カードも意味をなさなくなり、乱戦へと突入するオーディションですが、走駝先生の提案で、「舞台少女VS黒いコロス達」の演目へ変更されます。
コロスは演劇用語のようですが、舞台版レヴュースタァライトにおいてはとりあえず、オーディションで敵として出てくる戦闘員のことです。
これは走駝先生と八雲先生が過去に行った演目でもあるようです(ここまでに既に語られていることですが、八雲先生は聖翔の卒業生であり、走駝先生の後輩です)
八雲先生の言うように黒いコロスは一筋縄ではいかない強敵でしたが、全員でなんとか打ち倒し、そして76期生・八雲響子との12対1の決戦となります。
異様な強さを誇る八雲響子は、素手で12人の舞台少女と同時にやりあい、はじめは善戦しますが、次第に追い込まれ、ついに舞台少女達は八雲先生に勝利します。
八雲先生は、真の目的として、舞台における更なるキラめきを聖翔・セイランの学生に伝えたかったようです(走駝先生は見抜いていた?)
のちに、「もしもセイランが勝ってスタァライトを奪っていたらどうしたのか」と問う八雲先生に対して、走駝先生は「面白ければそれでよい。それが舞台でしょう」と答えています。
オーディションを経て新たなキラめきを見つけ、さらにセイランの3人とも友情を築いた聖翔の舞台少女達は、第101回聖翔祭に向ける決意を新たにしたのでした。
加えてセイランの3人も、セイランの公演でスタァライトをやる気満々のようです。
第101回聖翔祭の前にセイランの公演があるようで、お互い招き合うような場面がありました。
■各グループごとキャラ感想:
☆全体的に☆
#1も見たといっても、ブルーレイで1回だけ通しで見ただけなので、かなりあやふやな記憶で言いますが、#1と比べて相当レベルが上がったのではないでしょうか?
#1も面白く拝見しましたが、#2は全体的に更に質が上がったような印象を受けました。
加えて、アニメ版を経たことで、声や演技がアニメ版に近づいていたようにも感じます。
☆華恋・ヒカリ☆
今回も主役の扱いですが、正直に言うと活躍は薄かったと感じます。
ヒカリはまだ比較的やる気を失っておらず、オーディションに最初から参加し、因縁の相手と対峙して尻込みするマヒルに再起のチャンスを与える出番がありました。
一方で華恋は序盤から終盤にかけてスタァライトロス(第100回スタァライト直後の余韻でボケている)を起こしており、「アタシ再生産」になるまでは舞台上をうろちょろしているだけのことが多かった。
「アタシ再生産」の後にオーディションの流れを変える一役を買うも、その号令を預かった以降は他の舞台少女と同程度の活躍といったところ。
とはいえ実際のところ、アニメ最終話でこの二人は夢を叶えているわけなので、今回はこのくらいの活躍が相応しいようにも思います。
今回またすぐにこの二人の次の物語が始まるというよりは、今回の舞台は他の舞台少女達のキラめきに焦点が当たっていたものと思われます。
個別の感想としては、ヒカリさんはさすがにライブ慣れしているのか、歌が安定していると感じます。
ただ、アニメのヒカリを彷彿する歌声ではないかも……?大人っぽいですよね
アニメヒカリと舞台ヒカリはちょっと印象が違うかもしれませんね、舞台版のメンバーの中だとヒカリ割と大きいし
それは良くも悪くもです。個人的な意見ではアニメ版のヒカリにあまり惹かれていませんし、舞台版#1の若干不気味なヒカリはそれはそれで、えもいわれぬ強さを感じさせて良いところもあったと思います。
☆セイラン3名☆
新しい学校が出てきた時には「はいはいソシャゲ化の布石乙wwwww」と思ったんですが、舞台を見終えた後にはレヴュースタァライト世界のキャラクターとして大歓迎している自分がいました。
(※セイランはソシャゲ版レヴュースタァライトの初期キャラとしては実装されていません。いずれ実装するのかな?二次元イラストがどうなるのか気になる)
そして舞台衣装がクールな上に、上掛けが鎧っぽくてメチャクチャにカッコイイ!
記憶ももう曖昧だし、言葉で衣装の形状を伝えることができないんですが……とにかくカッコよかった。
舞台衣装が学校ごとに変わるのは楽しいなぁ~と思いました。
でもそういえば、アニメで出てきたロンドン王立学園のオーディション衣装は別に、聖翔のと大きくは変わりませんでしたよね……マントの色は青かったけど
☆コハル・真矢・クロディーヌ☆
まず役者さんの話をしちゃうんですけど、コハルの役者さんめちゃくちゃ美人でしたね???個人の意見で大変アレですが
セイラン3名とも?背が高い?スタイルがいい?のかな、衣装も相まってすごく強そうな印象が出ててよかった
コハルさんの武器は盾つきのジャマダハル。セイランのリーダー格のようで冷静沈着な印象ですが、渋い武器で出てきましたね……。
真矢と面識があり、天才チームの追加人員という感じなんですけど、天才っぽいところ以外は案外あまり説明されなかったかな?
一見、真矢と深い因縁があるように見えたので、真矢とクロディーヌの仲に入り込んでかき回してしまうのか!?と思われましたが、なんと逆にコハルさんを当て馬として利用して、クロディーヌとの真っ向対決を仕組んだのは真矢様本人だったのでした。
(コハルにわざとあっさり負けてセイラン側につくことで、クロディーヌとの全力対決をしようとした)
これは第2戦の対戦カードで実現することなんですが、第2戦は他にもおいしそうな対戦カードがあるにも関わらず、すぐ乱戦に切り替わってしまったのは残念でしたね。
結局、コハルさんと真矢さんは因縁めいたものを匂わせていただけで、特に嫌いあったりとかはしておらず、普通に知り合いというだけなんですかね?
ところで真矢さん、舞台版だと、舞台少女の中でもしかすると1番か2番に背が小さい?感じなんですね。
それにアニメ版の表情が落ち着いているところと違い、舞台版はわりと笑顔全開なので(特にライブ時や出演者コメントの時は笑顔がすごかった)、かなり印象が違います。
というわけで、アニメ版の真矢様と、舞台版の真矢さんは別のものとして捉えることにしました。
舞台版の真矢さんは笑顔が全開でおもしろかわいいです。小さいし。
クロディーヌさんは役柄的に今回は(今回も?)引っかき回されてお疲れ様でした。
☆スズ・マヒル☆
スズさんの武器はバスタードソード(両手剣)。衣装と相まってカッコイイぞ!
明るい性格ですが、マヒルさんと因縁あり。
中学時代(つまり北海道ですよね)、バトン部のマヒルとチア部のスズで学校のアイドル争いみたいな……ライバル関係を、たぶんスズ側から一方的に?していたようですね
しかしいつでも勝つ(注目を集める)のはマヒルのほう。
ただスズもマヒルを敵視していたわけではなく、同じ舞台に立ちたいような憧れがあったようで(仲もむしろ良かった?)、チアリーディングにバトンを取り入れようともしたらしい。
しかしマヒルに近づこうとするあまりに激しく練習しすぎ、夏場の練習でバトンを空に投げて、太陽光を直視したところで気を失って?転んでケガ?をしたそうな
そしてマヒルはスズを置いて聖翔に行ってしまった……みたいな?マヒルさんは別に悪いことやってなさそうですね
マヒルが武器を捨ててスズを介抱しようとしたところで、スズは武器を捨てず、勝ちに執着してマヒルを一閃、勝利を掴みました。
そして2戦目ではマヒルと同じチームになって、一緒に戦えることを喜んでいましたが……上述の通り2戦目はうやむや。残念。
スズの「マヒルを倒したい」ではなく「マヒルと同じ舞台に立ちたい」という意欲、よき
ここで大事なのは、アニメ内で華恋がヒカリと再会したことで、カップリングから一人だけ漏れてしまっていたマヒルに対して、逆にマヒルを追っかける側のキャラクターが追加されたことですよ!
スズ→マヒル→華恋⇔ヒカリ みたいな
とはいえアニメ版で最終的に、華恋とヒカリを両方世話することで自分のあり方に決着をつけたマヒルも素晴らしいので、ここにきて新たな人間関係が入ってくるのもまた良し悪しなんですが……。
スズさんもいいキャラクターだと思ったので、スズさんとマヒルさんで仲良くしてもらうのも個人的にはアリに思いましたね。
ところでマヒルのアニメ版の髪型についてはちょっと疑問が残りますが、舞台版は現実的な髪型に寄っているのでよいですね。
ライブパートでは私はおよそ緑色(マヒルの色がライトグリーン)を振っておりました。
大抵のアニメにおいて単推しというよりは箱押しという感じで、レヴュースタァライトでも好きなキャラはたくさんいるのですが……緑色を振っておりました。
☆ヒサメ・ナナ(・純那)☆
ヒサメさんの武器は両手槌(ウォーハンマー)。おとなしいキャラクター性に凶悪な武器のギャップ!
こちらはナナの中学の同級生。合唱部でしたが、部員ナナ1名の演劇部から応援要請を受けていたとか
しかし演劇部に参加することは合唱部での立場を危うくし、最終的には協力を断ってしまったそうな
そうして同じ舞台に立つことができなくなった、つまりヒサメが裏切ったことをナナは恨んでいるはず!というのがこの因縁
これはアニメでも語られた、ナナが中学時代に演劇をできなかったところの話ですね
それでもたった1人で演劇部をやっていられるほど高い実力が、当時から明らかだったのでしょうか……。
ヒサメものちに「協力を断ったのは、合唱部のことを考えたからではなく、ナナの足を引っ張ってしまうと考えたからだった」と語っています。
それに対してナナは、「そんなことはない、ヒサメの歌声にいつも助けられていた」と述べ、つまりナナはヒサメのことを恨んではいない!と因縁を克服したため、聖翔VSセイランの第1戦において唯一勝利できていますね。
上記の場面においてナナに「過去に囚われるな」的なアドバイスをしたのが純那。
純那は今回は人間関係的な出番はないですが、こういったシーンで出番があった他にも、委員長として進行役的なセリフが多かったように思われ、また殺陣においても、撃ち出した矢がエフェクトで演出されて対セイランでも対コロスでも見せ場がありましたね。
出番が地味といえば地味。
ライブパートでは歌に踊りに大活躍だった印象はあり。
ナナさんは#1の時から、背丈が高く、白い舞台衣装に日本刀の二刀流がメチャクチャかっこいい印象があったんですが、#2でもやっぱりカッコよかった。
声も張りがあってカッコよい。
☆双葉・香子☆
例のごとく二人の世界を作ってしまったのがこの二人。
双葉と香子のケンカバトルはアニメでも漫画でもやったでしょ!?何度やってもいい!!
と、いっても、例のごとく、オーディション2戦目はすぐに乱戦にもつれ込んだので……もっと見たかったぞ!!
今回は別に(アニメや漫画版と違い)、香子が悪さをしてケンカになったわけではない(珍しい!)
交流初日の圧敗、加えて八雲先生に圧倒的な実力差を見せつけられて、「どうして私はこんなに弱いんだ!」と嗚咽する双葉。
戦いをけしかけられたのは双葉なのに、相手を悪く言うのではなく、自分の弱さに怒る、本当に人間ができています双葉はん
その心の隙間につけいられ、「セイランでならレベルアップできる」という声に乗ってしまったのが双葉でした。
八雲先生から直接勧誘されるシーンが用意される待遇!
今回の双葉VS香子はそして、双葉が「思い出したぜ、私が強くなりたかった理由!」と自分を取り戻すことで決着がつきました。
結局香子さんのためなんですよね、双葉さんほんまカッコエ……。
思えば香子さんは今回はあまり自発的に何かしてるわけではないのかな?
でも個性があるので薄かった感じはしませんでしたね。
あとこれまた個人的な意見ですけど香子さんもなかなか美形に思います。
アニメでは双葉さんが小さいんですが、舞台版だと双葉さんが大きく、香子さんが小さいんですね。
☆走駝先生・八雲先生☆
#1から強烈な印象を発揮していた走駝先生は今回も名演!Show must go on!
八雲先生の強キャラ感が存分に発揮された今回においても、走駝先生は「八雲先生が尊敬している先輩」ということで「八雲先生の更に上にいる」という構図ができており、強キャラ臭を失っておりません
八雲先生は今回大活躍でしたね。
今回のボスという立ち位置であり、かつ本心では舞台を愛する元・舞台少女であることが演出され、観客はメロメロ
なんたって序盤から黒髪ロングにスレンダーなマニッシュ衣装の出で立ちがスーパーかっこよく、更にその衣装のまま側転やら側宙やらのアクロバット、武器なし徒手空拳の殺陣がハチャメチャにキマっており、まっすぐ流れる黒髪と細く長い足がバシバシ動いて視覚的にハイパーかっこよい
序盤・中盤のバリバリ悪役めいた発言の数々ながら、76期生であるというカミングアウト、溢れる舞台少女ヂカラによって、「この人は本当は熱意ある指導者なんだ」というオチにもパーフェクトな説得力がありました
八雲先生含めて、いきなり出てきたセイランですけど、好きになれちゃいましたね……
■全体の感想:
たいへん良かった。
元々アニメから入って、「アニメは面白いけど、他はまぁ、スルーでいいかな」と思っていたのですが、機会があって人と集まって舞台#1のブルーレイを見て「案外面白かったな」と思い、漫画版も読んでみたら面白く、結局駆け込みで#2のライブビューイングを申し込むことになりましたが、駆け込みとはいえ#2を見ておけてよかったですね。
#2を見るにしても、1部(ミュージカル)が目当てで、2部(ライブ)はまあオマケかな……と思っていたのですが、なんだかんだいって前日に曲も予習し、そこそこ楽しめてしまいました。
声優さんや役者さんに疎く、全然興味がないのもあって、「2次元はいいけど3次元は別に……」と思っていたにも関わらず、出演者コメントもそれぞれ面白く、しっかり聞いてしまいました。
ていうか出演者コメント、みなさんちゃんと面白いことが言えるんですね……すごいな……。
正直ちょっと、ここまで質のいいコンテンツとは思っていなかったので、アニメ版に限らず漫画版、さらには舞台版もここまで面白くてびっくりしています。
一つくらい面白くないのが混じっててもおかしくないと思うんですが……。
ついでに今日からソシャゲが始まり(アンドロイド版。アップル版は来週から)、まあソシャゲはさすがにおもんないと思うのですが(ほんのちょっとだけ触ったところ、プリコネRと似たようなゲームシステムを感じました)、あまりに他の部分のデキがいいので、「コンテンツ全体のデキに感激して、もっとお金を払いたい!と思ったオタク達のために、集金箱としてソシャゲをこのタイミングでオープンするのは今風のオタクビジネスとして正解なのかも……」と、ソシャゲ激アンチの自分でもつい思わされてしまったほどです。
でもできるだけガチャ課金は控えようね。ガチャあれ電子麻薬だからね。
2部(ライブ)と出演者コメントについても思い出せる限り触れておきます。
ライブのセットリストは事前にゲネプロのレポートで掲載されていたものと同一。
Star Divineにセイランの3人が入ってきたのは個人的に盛り上がりましたね。曲がそもそもメチャメチャアガるし
Circle of the Revueは前日に急いで予習して、いい曲だと思い、今回もいいライブだったと思うのですが、
他の曲と比べて4人の歌の音声が整っていなかったように思えたのは、音響のせい?
あるいは歌う演者の声の組み合わせだとか、体力の問題(めちゃくちゃ疲れると思うんですが……すごいな)、練習時間等いろいろありそうなので何によるのかは分かりませんね(何より単に、個人の印象の話)
3人で歌う舞台少女心得(アニメ版のおとなしいほう、舞台少女心得幕間)は3人ながら声にパワーを感じた一方で、おとなしい曲を舞台上で(大きなモニタースピーカーなく振り付けをしながら)歌うということもあり、テンポが細かくブレていましたが、そのことでかえって「口パクではないのか!」と驚かされましたね
1部でとんでもない運動量のミュージカルやったあと、ちょっと休憩しただけでライブやって口パクでもないの、逆にどういうことなんですかね、純粋に体力と根性を尊敬します
そして星のダイアローグは名曲
出演者コメントでは実際、肉体的負担について言及している方も多かったですね。
#1と比べても、内容も上演数も増えてすごかったとのこと
プロテイン部のくだり(マヒル、真矢、クロディーヌ?)笑ってしまった
全員ちゃんと言うこと言った上で笑わせに来るので(かわいさを武器にした笑いではある)、純粋にすごいと思いました
本当に、あまり3次元に思い入れないタチだと自分では思っていたのですが……だいぶ好印象になってしまいますね、ああいうのを見ると
よくない、キモ豚になってしまう
印象に残ってるのはナナさんのボケっぷり、そして上述の通り真矢さんのキャラクターと中の人の性格の乖離っぷり……
さらにセイランの3人と先生2人のコメントもありましたが、本編においては不敵で強くて悪いヤツの印象で最初は登場したセイラン3人も、出演者コメントでは#1からいる聖翔メンバーに対するリスペクトが前面に出ており、めちゃめちゃ好印象でしたね(舞台衣装のせいで威圧感すごいけど)
八雲先生はオーソドックスにまとまったコメントで強キャラ臭があり、走駝先生はコンテンツ全体に対する愛がデカくてやっぱり強キャラ臭があった
いいコンテンツの分、中身では厳しいやりとりがあったりしてギスギスしてたりするんじゃないかって想像したりもするものですが、出演者コメントを聞く分では(まあいうて千秋楽、出演者の感情もバチ上がってて最高のコメントも出てくるものなのかもしれませんが)、よい環境があって、できるべくして良い舞台ができあがったようで、聞いてるほうとしてもすばらしいなあと思いました
(コメントから察せられる表面の部分がそう感じられるだけで、その通りだったらいいなあと思うけども、本当にコンテンツの中身がどうなっているのかは、私の知り及ぶところではない、念のため)
そんな感じで、とてもよい体験になりました。
この舞台を見られた機会が限定的なのは惜しまれますね。
#1は1月にリバイバル上演され、それで6月にブルーレイ化したわけなのですが、#2もリバイバル上演したりするんでしょうか。
円盤が手に入ったらぜひもう1回(できればオタクで集まって)見てみたいところですが、それなりに先の話になりそうです。
思いのほか楽しめているレヴュースタァライトコンテンツ、ここからは「どこまでついていくか」が課題ですね
どんなコンテンツも大抵はどこかで落ち込んで終わるものと思いますが、レヴュースタァライトはどこまで面白いものを見せてくれるのか……。
さしあたり近いうちに漫画版の2巻が出るんだったかな?
それは楽しみにできそうですね、1巻面白かったし
今後も、しばらくはチェックしていたくなりますね
ソシャゲは……まあ……うん ソシャゲでお金が集まって次のコンテンツの質が上がると嬉しいよね