感想 劇場編集版 KING OF PRISM Shiny Seven Stars 第I章

劇場編集版 KING OF PRISM Shiny Seven Stars 第I章
感想(および視聴メモ)

 

 


※※※この記事は一切の容赦なくネタバレを含みます※※※
※※※まだ観てない人は読まないようにしてくださいね※※※

 

 


~~~前提~~~

2019/05/30 23時 記事カテゴリとタグを変更

最速上映(00:00から上映する)を視聴し、さらにその後02:00の回を視聴した。
現時点では2回視聴していることになる。
その体験から以下の感想文を書いているが、
記憶違いや、見当違いの意見を含む可能性が大いにある。

 

視聴の前日(日付こそ変わっているが、むしろ同日と言うべき)には
朝8時から夜22時までディズニーランドに入り浸っており、
私の精神性は完全にディズニープリンセスに同化していた。
その心理状態とはすなわち、
PRIDE the HERO級のヘビーな展開には耐えられない状態であり、
Shiny Seven Starsには明るいシナリオを求めるばかりの心境であった。

 

以後、Shiny Seven Starsのことを「SSS」と略称する。
ちなみにSSS、要するにTV版で予定されている1話~12話を4つに分割して、
劇場版第1章となる今回は1話~3話が上映される、という構造は、
まったく理解していないまま臨んだ。みんなは知ってたのか……?

 

つまるところ以下の感想文には、
最低でもアニメ3本分の感想が含まれることになり、
まあ大変な分量になりそうである。

~~~~~~~~

 

 


◆◆点数◆◆

Shiny Seven Starsに対する私の評価は、
100点満点で、

 

100点。

 

まだ第3話まで相当だからか、
明るい結末の話ばかりで、とても気分が楽だった。
とはいえ、劇場で2回見たら満足したかな?
TV版もあるから、少なくとも3回目は確定してるしね。

 

 

 

■第一話■

ルヰの「はじまるよ」から開始。
また、シャイン(シンの前世と目される使者)が目を開き、
右目だけ赤く、痙攣する演出あり。
第1話のタイトルカットはおそらくエヴァンゲリオンをパロディしたものだった。
使徒繋がり?

 

オバレ回、および世界観の説明回。全体的に明るい。
説明があるにしても、SSSからプリリズに入るのはキツそう。
登場人物かっこよくてライブ映像がすごいから、知らなくても何とかなるかな?
SSSから入る人がいたとしても、それに否定的ではない。
しかし過去作に遡りたくなるほどハマれるかは分からん。

 

PRIDE the HERO(キンプラ)の最後の曲、「虹色CROWN」からスタート。
これはレインボーライブ(RL)が「athletic core」で終わり、
続くKING OF PRISM(キンプリ)が「athletic core」から始まったところから続く伝統か。
キンプリを有名たらしめたと思われるアフレコパートが序盤から登場。
アフレコは、終盤にあるよりは序盤にあるほうが楽しいと思うので、よいのでは。
今回は劇場編集版ということだが、
TV版でアフレコパートがどうなっているかは気になるところ。
アフレコの内容は、今までのものを更に煮込んだような、
ヘドが出そうなほどキモい内容となっており、
特にコウジの部分は、コウジに2、3回ほど死んで欲しくなる改心の出来。
今後「縦縦横横~♪」がプリズムオタクを煽るキーワードとなるだろう。(←てきとう)
オバレはこれでもまだ大学生になったばかりであり、
未成年だというのはちょっと認識とズレが生じるところだ。
ライブ演出を見るに、ヒロが”The King”、コウジが”The Genius”、
カヅキが”The Charisma”という肩書きを得ている。
この肩書きが今後の話に関わってくるのかは不明。
第1週目の週替わり特典映像では触れられた。

 

シンの口から世界の簡単な説明と、キンプラからSSSまでの変化が語られる。
TVシリーズ1話ということで、一応は初見さんのために説明しているわけだが、
まるで足りている気がしない。
まあ……何も分からなくてもいいのかもしれない。
何も分からんし。
プリズムボーイズ7人を始めとする登場人物の簡単な説明がなされ、
その際にボーイズの実家と家族が映る。
シンくん、普通に両親がいますね。
奇抜な形状をしているレオ君の家には、
まるでプリパラのドロシーとレオナのような色合いの双子の姉達が。

 

寮の食堂でTheシャッフル出演CMを見て、ユウが
「これ元はオバレのCMじゃん!」
って言うテンプレからスタート。
この定型はSSSでも毎話使っていくらしい。
お相撲さんと……恋してみませんか……?
CMの内容も、TV版だと変わったりするかも?想像ですが。
加えて、法月仁が黄金の巨大オバレ像を建築するというニュース。

 

キンプラでの勝利の結果、
エーデルローズは問題なく融資が得られるようになっているようだ。
キンプラの時に出てきた、聖の担当の人も髪がフサフサになっている。
と思ったらその後、ヅラだったと判明。キツいなあ。
しばらくあと、また仁と繋がっている十王院グループの仕業により、
聖への融資は打ち切りとなる。(融資銀行が潰される)

 

オバレの活躍、ベルローズの躍進にも引っ張られて、
エーデルローズ・ベルローズ・オバレ合同の新校舎(最新ビル)が誕生。
法月の家系、すぐビル建てるのやめーや。氷室聖、学べ。
いくらキンプラで大勝利したとはいえ、どっから金が出てて、
そしてこれからの維持費はどっから出るんだよ、というレベルの最先端ビル。
ぜってー聖のやらかしだろ。信頼ないぞ聖。
エーデルローズには志願者も増え、
7人のプリズムボーイズも古い寮から新ビルへ移動。
シンちゅわんは、恐らくベルローズ所属と思われる女生徒ファンに囲まれるシーンも。
プリズムボーイズ各位、新ビルの最先端の性能は認めつつも、
全員が何かしら疑問を覚え、結局は古い寮に戻ることに。
最初に言い出したのはユウだとか。
ユウは、ベルローズと一緒の練習施設になったことに浮かれており、
初日こそ実際に憧れの蓮城寺べるを目撃して高揚するも、
次の日から練習リンクでべるを見かけることはなく、
べるが忙しい日々を頑張っていることを認識、
一方で浮かれいた自分をおそらく反省したのだろう。
私が新ビルで最も許せないのは黙湯(だまゆ)ですね。
あんな風呂に入っていられるか!俺は山田湯に戻らせてもらうぞ!
(新ビルの風呂にある像の2名は、プリリズオーロラドリームのショウと、
 プリリズディアマイフューチャーのユンスと思われます)

 

また、寮長の山田さんは、古い寮にこそ愛着があるようで、
古い寮が打ち捨てられようとする今、退職願を握り締め、別れの決意を固めています。
そんな時、誰もいないはずの寮から、聖とオバレの声が聞こえます。
聖はま~~~~~た仁にカモられたようです。いい加減ワンパターンだぞ。
そのことをオバレに話したのか、オバレは聖を援護するつもりの様子。
そこに、新ビルが肌に合わなかったプリズムボーイズが帰還。
寮が存在意義を取り戻すと、山田さんもたまらず復活。
聖とオバレの会話を聞いていた山田さんもまた、プリズムボーイズと共に、
聖を援護して仁と戦う覚悟を決めます。
このアニメ、一生この対立軸でやってるな????

 

寮に戻ってきたプリズムボーイズ7人、オバレ3人、そして山田さんに更に聖まで加わって、
男12人の風呂シーン。
SSSはとんでもなく風呂を推してくるようで、毎回風呂シーンが入ります。
最後に登場した聖が、全員に語りかけたところでシーン終わり。
おそらくは今回の、仁との対立の内容を語ったと思われます。

 

一方のシュワルツローズのシーンとしては、屋上の風呂で全員が裸のシーン。
高田馬場ジョージ以外のTheシャッフルメンバーが映っているほか、
シュワルツローズ自体を好んでいるわけではなさそうな大和アレクサンダーも、
屋上の風呂は気に入っていると発言。
屋内のシーンでは、例のごとく仁がジョージにムチを打ったり、
ルヰがそんな仁に抱きついて諫めるなど。
仁が怒ってムチを振るった原因には、ルヰの横顔に聖の面影を感じて動揺したことがある。
レインボーライブにて、使者ジュネが、
聖にとって想いの強い母親に似た姿で聖の前に現れたところに重ねて考えると、
仁の前に、仁にとって想いの深い聖を思わせる姿で現れたルヰは、
やはりジュネと同じような目的で現れた使者なのかもしれない。
そうだとすると、今一度この世界のプリズムのきらめきは危険な状態にあるのだろう。

 

そして、エーデルローズ・シュワルツローズ両者ともワケ知りの上で、
黄金のオバレ像の披露会見へ。
会見を行う仁がしかし、ボタンをポチッとなすると、
会場(キンプラの時のやつ)と黄金像が激しく爆発。
このことはエーデルローズ・シュワルツローズどちらも把握していなかったらしく、
両陣営に動揺が広がる。
爆発が落ち着くと、跪いたポーズに変形したオバレ像の上には巨大な王冠が乗っかり、
オバレ3人の像はその王冠を背負わされて苦しんでいるような外観になる。
まず黄金像が巨大すぎて意味が分からんのだが、
そのうえ爆発によってポーズがまるっきり変化するのは到底理解できることではなく、
まあ……なんか……プリズムの煌めきだね、そうだね。
そして仁は態度を豹変させ、KING OF PRISMカップに代わる新たな頂上決戦、
「プリズムワン」(ロゴは「PR1SM」)の開催を宣言。
さしあたりの空位を埋めるべく、
エーデルローズとシュワルツローズの7人で対戦して王者を決定すると説明。
7人の対戦カードは、
ユキノジョウ VS Theシャッフル・ココロ
タイガ VS Theシャッフル誰か(覚えられず)
ボーイズ誰か VS Theシャッフル誰か(覚えられず)
ボーイズ誰か VS Theシャッフル誰か(覚えられず)
ボーイズ誰か VS Theシャッフル誰か(覚えられず)
ユウ VS アレクサンダー
シン VS ルヰ
第2話でユキノジョウ戦が、第3話でタイガ戦が語られます。
採点システムは十王院グループの最新システムとのこと。

 

こうして新しい物語が始まったところで第1話は終了。
おそらくTV版オープニングと思われる曲と映像が挿入されます。
曲名は失念。
映像の終盤では、レインボーライブ第4クールOPのような演出あり。
TVシリーズとして、かなり元々のプリリズを踏襲しているのかも?

 

~感想~
新シリーズの開幕としては相応しい1話だと思う。
どんどんキツくなっていくアテレコもファンサービスとしては上等でしょうか。
今回は、この時点ではあまり仁が悪者っぽくないと思った。
あくまで前作までと比べると、という話ですが……。

 

 

 

■第二話■
ユキノジョウの話。
この第二話は完璧な仕上がりだと思った。
キンプラでの言動が後付けで解説されて、ばっちり筋が通る。
ユキノジョウの過去、今、これからが描かれ、
全てがプリズムショーで結びつく。
SSSのことを「レインボーライブだった」と評している人をいくらか見たが、
確かに第二話はレインボーライブで良かったところが詰まっているかも。

 

話の流れは、まずいきなり、
プリズムワンの第1試合後攻、ユキノジョウのショーが始まるところから始まる。
しかしそこから過去に遡って、ユキノジョウの苦難が描かれる。
おそらくSSSの他の話も、プリズムショーは
あくまでプリズムワン大会におけるプリズムショーだが、
本編ではプリズムワンより少し前の出来事を描く、という順序で進行するんだと思う。
この形式、たいへんお上手ではなかろうか。

 

ユキノジョウは「藤娘」(ふじむすめ)という歌舞伎の演目で苦戦している。
近々、国立屋(くにたちや)の伝統である連獅子も控えているというのに、
この有様では話にならないと、師匠でもある父親・菊右衛門は激怒し、
ユキノジョウはプリズムショーにうつつを抜かしていると厳しく指摘する。
連獅子とは、国立屋の名を継ぐ親子が出演する演目で、
伝統もあいまって大変な注目度があるらしい。
ユキノジョウは一人でも歌舞伎の練習をするも、自分の理想の型に近づけず、葛藤する。
その際、いつも付けているかんざしが髪から落ちる。
それを拾って渡す母親に対し、ユキノジョウは何らかのトラウマを想起してしまう。
このトラウマはのちに語られる。

 

いつもの寮の食卓のシーン。
今日のメニューは国立屋直伝の幕の内弁当とのことだが、
肝心のユキノジョウがいない。
連獅子が近づいていることから歌舞伎で忙しいと説明される。
シンは、プリズムキングカップの際、
なぜユキノジョウが出番を譲ってくれたのかと疑問を口にする。
本人に直接聞くしかないと結論付けられ、その夜、シンはユキノジョウの部屋を訪れる。

 

ユキノジョウは亡き祖父(2代前の国立屋、太刀花雪翁[ゆきおう])から
譲り受けた盆栽の世話をしている。
いわく、譲り受けた美しい型を崩すわけにはいかないとのこと。
ユキノジョウの部屋の壁にはハードロック?とおぼしきポスターがいくつか貼られており、
ベッドの上にはエレキギターもあるので、そういう趣味もあるようだ。
シンは疑問を投げかけ、ユキノジョウは
「シンのプリズムショーが好きだからだ」と答える。
シンはそれで納得するが、外で聞き耳を立てていたカケルとミナトは、
明らかに納得していない。

 

その深夜、ユキノジョウが寮の風呂に入っていると、
カケルとミナトが同時に入ってくる。
「最近忙しそうだな」と話しかけるミナトに対し、ユキノジョウは
「元々こんなものだ」と返す。
本音を語ろうとしないユキノジョウに対しカケルも語りかけようとするが、
疲れからか、不幸にも赤髪の国立屋に追突してしまう。
同輩をかばい風呂桶の直撃を食らった鷹梁に対し、年長組の代表、
歌舞伎役者太刀花に言い渡された代役の真相とは……?
「俺の何が分かる!」と理解を拒むユキノジョウに対し、
分かろうとするカケルとミナトは食い下がる。
年長組としてプリズムキングカップでは、
ユキノジョウのショーが見たかったと吐露するカケル。
年下であるタイガとシンに、
エーデルローズの責任を負わせてしまったことに悔しさを感じているという。
カケルの本心を受けてユキノジョウも自分の感情を爆発させる。
浴場の鏡を殴りつけながら、自分は何もかもから逃げている、
プリズムショーも歌舞伎から逃げるために始めただけなのかもしれない……とこぼす。
シンにプリズムキングカップを譲ったのには、やはり、
父からプリズムショー禁止を言い渡されていたからというのがあるのだろう。

 

風呂から出て、鏡を殴った手の傷をミナトが手当する。
幸い、傷は浅いとのこと。
包帯ににじむ血を見ながら、ユキノジョウは自分の「血」にまつわる話を語り出す。
話はカケルとミナトだけでなく、残りのボーイズも盗み聞きしており、
それに気付いているユキノジョウは、全員に語りかける。
幼少期には意識していなかったが、ある日、母との対話で血筋の重さを理解させられたこと。
その際、幼いユキノジョウを説得するため、母は自らのかんざしで左腕を刺し、血を流した。
母にはその時の傷が今でも残っていることが、以前の映像で示されている。

 

自分を隠すことをやめて、仲間に自分の全てを話す、
すなわち自分の弱さをさらけ出すことに決めたユキノジョウは、
その第一歩として、年下であるシンに稽古をつけてくれと願い出る。
年長者であることの強がりを捨てたというような表現だと思われる。
寮のスケートリンクでシンとユキノジョウがプリズムジャンプ対決する。
シンの技はシン・無限ハグ。ユキノジョウの技名は失念しました。
お互いの技を食らって、シンとユキノジョウ、
そして見学していた他のボーイズもノックダウン。

 

続いてユキノジョウは、母に、父および祖父のことを聞かせて欲しいと願い出る。
血筋から逃げるのをやめると言うユキノジョウに対し、母は、
ユキノジョウは本当に父に似ていると言って笑った。

 

人間国宝である祖父、雪翁の血を継いでいるのは母で、
しかし母は女性であるため舞台に立てない。
高い才能を持てあましてケンカをして倒れていた父を、
祖父が拾ったところから関係が始まり、
祖父の女形の稽古を見た父は衝動的に祖父へ弟子入りする。
のちに父・菊右衛門は、今のユキノジョウと同様に、
藤娘を満足に演じられないという壁にぶつかる。
祖父・雪翁は、継ぐべきものは血だけでなく、魂もだ、と父・菊右衛門に語った。
そうして自分の魂を活かす形で父・菊右衛門は覚醒し、
その藤娘は、歴代最高とまで言われるに至った。
話を締めくくるに際して母は、ユキノジョウには国立屋である母の血と、
そして父・菊右衛門の血をも引いていることを指摘する。
それを受けてユキノジョウもまた何か気付く。
おそらく、ユキノジョウの衝動的なところ
(鏡を殴りつけるような獰猛さを持っているところ、
またハードロック趣味を持っているようなところも?)は父譲りということで、
ユキノジョウ本人はおそらく「弱み」として認識していたであろう自分の個性をも、
「魂」として型に取り込むことに気付いたというような内容と思う。

 

決心したユキノジョウは、今一度父に、プリズムショーの舞台に上がる許可を取りに行く。
以前と同様に激怒し反対する父だが、今回は母がユキノジョウに味方する。
「最後の舞台」として、プリズムショーの舞台に上がる許可が下りる。

 

そうして場面はプリズムワンのステージに移り変わる。
ユキノジョウはシンに、
「あの時に出せなかった答えをこの舞台で出す」と伝えてステージへ向かう。
関係者席からは父と母が見ている。

 

ユキノジョウは国立屋七代目として、かつプリズムスタァとして舞台に立つ。
そのプリズムショー・プリズムジャンプは歌舞伎の動作を大いに取り入れたもの。

 

ジャンプ1・千本桜スプラッシュ
大量の夜桜が現れる演出のスプラッシュ技。

 

ジャンプ2・国立屋スパイラル
遺伝子のらせんをコースに使うスパイラル技。
また、スケートで滑るのではなく、ゲタで片足跳びに滑ってゆき、
最後には寄り目で歌舞伎を決めながら技名を呼ぶ。

 

ジャンプ3・十八番 ~~ 恋地獄 (技名の中盤は失念)
「藤娘」の歌舞伎。
魂を取り入れた藤娘の演技は、客席の父を驚かせる。

 

ジャンプ4・十八番 ~~~~~ (技名を失念。○○炎舞とかそんな感じ)
「連獅子」の歌舞伎。
赤い髪を振り乱していると、後ろに白く巨大な分身が現れ、
それを見た父は「し、師匠!」と驚愕する。
その後さらに、赤い本人と白い分身の間に紫の分身も現れたように見えるので、
おそらく祖父・父・自分の3人を演出して連獅子を行ったものと思われる。

 

スコアはいきなり高得点の9000Karats台。
(ソロショーの最高点数は10000Karats)
また、以前の採点ウォッチをつけていたカケル曰く、
プリズムキングカップの時のシンの点数を超えたらしく、
年長組の面目が保たれた形に。
観客席にて、父はユキノジョウの演技に満足し、
「父が指導するよりもプリズムショーに打ち込むほうがよほど身につくようだ」と言い、
母を通じて、プリズムショーを続けることに許可を出した。

 

ユキノジョウは4連続ジャンプを成功させているが、
これはプリズムライブを使う女子スタァを除けば、
キンプラで達成したルヰ、ヒロに続く至上3人目となるはずで、
ショー後にユウが言及しているのみではあるが、
ユキノジョウが相当高いプリズムショー技能を持っていることを示唆していると思われる。

 

~感想~
キンプリの時点では、エーデルローズ7人の中では、
(年長でないにも関わらず)タイガが一番プリズムショーがうまいものかと思っていた。
(タイガが選ばれたのは、キンプリの時の人気投票があるんだと思うけど、結果的には)
しかしこのSSS第2話によって、キンプラでのユキノジョウとタイガという選出には、
エーデルローズの最年長・実力NO1としてユキノジョウ、
加えてカヅキの推薦でタイガという選ばれ方をしていた、とも考えられるようになった。
次の3話でタイガの点数がユキノジョウには及ばないところも考慮できそうだ。
(ただしタイガはストリート系だし、点取りゲームに特化していないのもまた明らか)
こうなると、年長組のカケルとミナトにもちゃんとした腕前があり、
必ずしもタイガやシンに対して劣っているとは限らない、という認識が生まれる。
キンプリに対してこのSSS第2話を後付けることで、納得度の高い形で
ユキノジョウ周りの世界観と、
エーデルローズ7人の力量バランスが整うのがすごいと思った。

 

カケルとミナトがユキノジョウに本音を聞きに行くところがまた渋く、
キンプリまででは性格の深いところまでは描かれきっていなかったと感じるキャラクター達が、
その魅力的な人間性を発揮していくところがとてもよいと思う。
構造上、一話完結で各キャラの話が終わっていくのもいい。

 

 

 

■第三話■
タイガの話。
この第三話はかなり明るく、
土台になってる話がモロにプリリズレインボーライブなこともあり、
だいぶレインボーライブ感が強い。と周りが言ってた気がする。
第二話と比べるとインパクトは負けるが、明るくて気持ちよい回だと思う。
タイガの対戦相手(Theシャッフルの誰か)はもはや名前すら出てこなかった気がする。

 

タイガが貯金したと見られる小銭を数えている。
地元・青森の祭の時期に帰れるように毎年、交通費を貯めているらしい。
金の出所は、エーデルローズでたまに仕事があるっぽい……?

 

後にも判明するが、タイガは東京が好きでない。地元・青森が好き。
地元帰りにウキウキしていたところ、ボーイズ7人に運転手・山田さんで、
車による青森行きが決定する。仕事のようだ。
交通費が浮いたため、タイガはカケルにタクシー代を返しきった(キンプラの時の借り)。

 

車の行き先はタイガの実家であった。タイガは知らされておらず驚愕。
いわくエーデルローズは金欠のため(何もかも聖が悪い)、
費用を浮かすために相談したら快諾されたとのこと。
タイガの実家には福原あん・森園わかなを小さくしたような髪色の幼児がいる。
性別もよくわからんが、あの二人には何か意味があるのだろうか?

 

タイガ姉が、タイガの幼少期のアルバムを持ってくる。
ここからタイガの過去の話。
タイガと両親・姉は、父親の仕事の都合で1ヶ月ほど?東京で暮らしていたことがある。
その際にタイガは、小学生時代のカヅキとたまたま出会い、プリズムショーの指導を受け、
バーニングスプラッシュを跳べるようになっていた。
この頃に完全にカヅキに惚れる。
学校は違うが、カヅキの小学校での発表会に招かれていたが、
台風の影響で青森への帰郷が早まり、カヅキに伝える間もなく欠席。
この発表会は、レインボーライブで語られたあん・わかなの因縁の発表会と同じもの。
後付けと思うが、思い切ったなあと思う。
なお、この思い出話の際に、タイガ姉は東京を楽しんでおり、プリズムストーンを訪れたこと、
タイガ母は更に以前にも東京で暮らしており、
隠しているがストリート系プリズムスタァが好きであることが描写されている。

 

さらに少し後の青森での回想。
オバレが青森に巡業に来ているのをタイガ姉が発見、
それをタイガに知らせて二人で見に来る。
当時青森ではプリズムショーが流行っていなかった?ようで、客の反応は悪い。
青森に帰ってからもプリズムショーの練習を続けていたタイガは、
嬉々としてカヅキのショーを見に行こうとするが、そこで憧れのカヅキが、
モロにアカデミー系のジャンプである「胸キュン体験」を跳んでいるのを目撃してしまう。
ストリート系のカヅキに憧れていたタイガは幻滅し、カヅキに悪態を付く。

 

さらにさらに少し後、中学卒業が近い頃のタイガ。
タイガ姉が勝手にエーデルローズに願書を提出してしまう。
どうやら学校の成績が悪く、他に行けるところもないらしい。
……という風におそらく、タイガ姉とタイガ母が結託して、
何も知らないタイガ父を丸め込んだものと思われる。
タイガ母は、タイガがストリート系プリズムショーを練習していると知って、
かなり喜んでいる様子。

 

さらにさらにさらに少し後、東京に来たタイガは、
最初はカヅキを一発殴って青森に帰るつもりだった。しかし、
「ストリート系もアカデミー系もなく、今はプリズムショーを多くの人に知ってもらいたい」
というカヅキを見て、自分の考え方の小ささを自覚し反省する。
その後もキンプリ・キンプラでカヅキとのやりとりが少しあり、今に至る。
……という話が、ボーイズ7人で一緒に五右衛門風呂に入った際にタイガ自身から語られる。
青森の良さが分かったというボーイズ達に対して感動し、口が緩くなったらしい。
1日過ごしただけで分かる青森の良さとは。
タイガ本人は、おそらく小学生の時にカヅキにプリズムショーを教えてもらった時の恩について、
色々あってまだ感謝できていないことを気にしている様子。

 

翌日、ボーイズと山田さんで仕事の現場へ。祭で屋台をやる。まだ昼。
本来はオバレがやっていた祭りのショーの仕事を、例のごとくシュワルツに取られており、
あてつけのように、そのステージの目の前の屋台である。
そこにたまたま、おそらく充電式バイクで全国を回るという企画をやっていると思われる、
リンゴの被り物をしたカヅキがやってくる。
そうしていると、祭の関係者が、祭で使う山車(だし)が倉庫から出せなくなり、
このままでは祭が中止になってしまうことを大声で伝達する。
いわく、倉庫はシュワルツが用意するということで、今までの倉庫から移しておいたところ、
当日になって出せなくなったらしい。どういうこと?
山車は、Theシャッフルをイメージしたものになっているようだ。
本来、そのシュワルツローズ仕様の山車で祭を行い、
Theシャッフルがショーをやる予定だったのかな?
そこでカヅキは自分がショーをやると名乗りを上げるが、
タイガがそれを制止し、地元・青森だから自分がやると宣言する。

 

この青森の祭でのステージと、プリズムワンのステージが重なり、
プリズムワンでのライブ映像が始まる。
下半身は祭のフンドシ衣装、上半身はマントというとんでもない衣装。
ショーの背景は最初は大空で始まり、おそらくは東京をイメージした夜の都会に変化。

 

ジャンプ1・バーニングスプラッシュ?
技名が全然聞き取れなかった。青森弁か?と思ったが、
他の人が言うには普通にバーニングスプラッシュだったらしい?

 

ジャンプ2・技名わからん
プリズムボーイズ7人の山車を次々と生み出す。
ストリート系プリズムショーはもはや当然のように質量を無視するのでヤバい。

 

ジャンプ3・フォーチュンボーイに花束を
まさかのアカデミー系(観客の女性を喜ばせる)ジャンプ。
持っていたウチワをサンライズのロボットアニメのごとく構えると、それが花束に変化。
甘い言葉を吐きながら疾走し、最後には「大好き」と言いながら、
カメラを両手で掴み、キス。
チャラチャラしすぎでは???

 

プリズムワンの採点では、ユキノジョウには及ばないが、8000Karats台を出し、
エーデルローズはシュワルツローズとの差を広げる。
場面が(プリズムワンより以前の)青森での祭のステージに戻ると、
ショーを始めた頃にはまばらだった観客が、終わる時にはいっぱいになっており、
歓声を受け、タイガは感涙する。
また、その夜、タイガがショーで創造したと思われるボーイズの山車を使い、
祭は実行された。
つまるところ、シュワルツローズは面目が丸つぶれになったのであろう。

 

祭でのショーのあと、タイガは他のボーイズに後押しされ、
カヅキに感謝の気持ちを伝えようとする。
しかしあと少しというところで、カヅキにとっては更に根の深い因縁、
cherry-picking daysをバックに流しながらあんとわかなが登場。
カヅキは鼻血を出しながら逃げ惑い、タイガの言葉は届かぬままとなった。
あんとわかなは何しに青森に来たんだ……?

 

~感想~
タイガの姉の声優さんが、プリパラで北条コスモを演じてる方なのだが、
そのことを2回とも全く忘れて視聴してしまった。
覚えていたら意識的に聞いてみたかったところだ。TV版で見よう。

 

明るい回で、楽しく見られるし、タイガのショーも面白いのだが、
2話でユキノジョウが運命に立ち向かって開眼し、個性的なショー、
そして4連続ジャンプに辿り着いたのと比べると、
3話のタイガは単にカヅキの後を追ったショーをしただけに過ぎないようにも思われ、
「タイガの成長譚」として考えると、
もっとタイガ独自の強さを見たかったかなとも思う。
ストリート系はタイガ以外にもクーさん、カヅキ、アレクサンダーと強烈なキャラがおり、
どれも「ストリート系とは何なのか」みたいなテーマと向き合ってるキャラなので、
今回のタイガはちょっと個性に欠けるかなあと思った。
とはいえ繰り返すが、全体的には明るくてよかった。
2話はすごく盛り上がった一方で、その前段階として家族とか挫折とか、
そういう重いテーマがあるので、疲れる側面もある。

 

 


◆◆◆全体的な感想◆◆◆

 

・ライブの変化
ユキノジョウとタイガのライブどちらも、ショーの最初の時点で背景が変化している。
ユキノジョウの時は京の橋のような場所、タイガの場合は青空。
もはや、全員同じステージ背景を使用してショーをするような縛りはないのだろう。
おかげより一層、プリズムショーが派手になっていると思う。

 

・仁が地味
今のところまだ、仁の悪巧みが見えてこない。
シュワルツローズ側はTheシャッフル5人+アレクサンダー+ルヰ。
勝敗ではなく、合計得点で決まるはずだったとは思うが、
仁だってTheシャッフルのメンバーで勝てるとは思ってないだろう。
なのできっと、後の回で、プリズムワンに勝つための卑怯な方法が出てきたりしそう。

 

・シャイン周りが不穏
第1話部分で流れたおそらくはオープニングの映像で、
計算機室のような背景にシャインが捕らわれているシーンがある。
プリズムワンの採点システムは、十王院グループが作成したもののようだが、
なんか使徒絡みだったりするかもしれない。
プリズムワンそのものがシャインを復活させるための企みだったりとか?

 

・今後の話数
残る9話で、エーデルローズからはカケル、ミナト、レオ、ユウ、シンの5人。
シュワルツローズからはジョージ、アレクサンダー、ルヰの3人。
以上あわせて8人をそれぞれやるのではないか?
(第1章視聴時にはまだ知らなかったが、現時点では4~6話が誰に対応するか判明している)
残る1話は最終話だろうか。聖VS仁(VS冷)や、オバレでもう1回使うかもしれない。
今のところ第1話は説明回として、第2話と第3話は一話完結という感じなので、
TV版はかなり見やすそうだ。
劇場版は、アニメ3話を続けてみるような形なので、案外つかれる。
とはいえ劇場版4本もできれば1回ずつは見たいところだ。
TV版に先駆けるし。

 

・感想
製作スタッフに対する信頼はあれども、新作の出来にはどうしても不安があったが、
第1章を見たところ、完全に期待を超えてくる内容だったので、
あとは安心しながら残る話を素直に見ていこうと思うのでした。
いい出来ですね!

 

・追記1(2019-03-08-22:40)
ユキノジョウとタイガのプリズムショー、
曲はキンプリの後に出たソロ曲かな?と思っていたら、
普通~~に両方とも新曲でした。最高ですね。
ということは、残る9話のプリズムショーも、多くは新曲……?
いやいや、豪華すぎる!!楽しみ!!


・追記2(2019-03-08-22:50)
ジュネさんはキンプラで普通に記憶を回復し、
今回の言及では、Dear Crownに復帰してプロデューサー?か何かになったようです
現在なるちゃんが店長をしてるはずなので、その上とか、あるいは相談役みたいな?
使者が人間になって、しかし記憶を取り戻してるの、ヤバすぎるんですがそれは
使者のルールガバガバすぎるのどうにかしろ

 

・追記3(同時刻)
ユキノジョウのプリズムショーに、そふぃのプリパラライブを感じた。
というかSoLaMi SMILEが一時期使ってたメイキングドラマ「咲き乱れ 恋の風吹く 蝶の舞い」ですね
作ってる人同じだし(だよね?たしか)そりゃテーマが似れば似るってもんですわな
拙者、北条そふぃ大好き侍と申す

 

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