ゲーム感想 Helltaker(Bonus Chapter)

当然ネタバレ注意

 

 Anniversary Updateということで、魅力的な世界観で話題になった無料ゲーム『Helltaker』にBonus Chapterが追加されました。以下は作者さんのツイート。ツイートの内容は、新しいチャプターが追加されたよ、Steamもしくは自サイトからダウンロードできるよ、といったものです。

 

 

 Bonus ChapterはHelltaker本編から未来のお話。かなりの時間が経過しているらしい(クリア後に見られるARTBOOK2の内容より)。作者さんがツイッターにアップロードしていた以下の漫画3点で示唆されていたように、アザゼルは悪魔になってしまったようです。そしてなんと地獄を掌握してしまった!

 ちなみにこの漫画の大筋は、「髪が白くなり始めて、白髪染めをするアザゼル。堕天なんて天使を脅すための作り話だと思っている」「ジャスティスに言われてみると、ツノも生え始めているような気がする」「天国に帰って治療しようと思ったが、ルシファーに”悪魔に変装できるようになればもっと地獄を調査できるのでは”とそそのかされて乗り気に。いっそ尻尾も生やそうか」といった感じ。作者さんのツイッターには他にも漫画が投稿されているので、ぜひ読んでみてください(英語がちょっと難しいです)。

 

 それでBonus Chapterの中身ですが、まずゲーム部分が思ったより充実していましたね。パズルが3ステージにアクションも3ステージ、更にボス戦という構成。クリア後要素ということでパズルもアクションもかなり難しい。特にそれぞれ3ステージ目は高難易度。答えが見えないけど反射神経はなくても解けるパズルステージ、クリアの道筋は見えるけど精密に操作しなければ突破できないアクションステージ……どちらも大変でした。強いて言えば通常ステージならアクション側のほうが気楽だったように思います。一方でボスステージのアクション難易度は相当高く、これはかなり苦戦しました……。もちろん楽しめる内容ではありますが、それなりのゲーム慣れは要求されているように思いますね。とはいえ、ボスステージすらスキップできるので、正面から向き合うことを放棄すればすぐクリアは可能。良心的です。

 

 そして物語は、なんとルシファーがメイドに!ジャスティスまで!あのアザゼルが堕天して、ここまで強力な悪魔になるとは……といった感慨深い内容。アザゼルという名前からして、もしかすると元々こういった構想があったのかもしれませんね。上記のツイッター掲載漫画は読んでいたので、これはもしや……という疑いは最初からありましたが、それでもLoremasterが最初に自らの出自を話し始め、アザゼルの頃の目付きを見せた時には演出に興奮しました。

アザゼルの頃の目付き

 

 ゲームとしても物語としてもしっかりした追加コンテンツが配信されて嬉しいですね!そもそもアップデートがあることを想像してなかったので驚きです。世界観やキャラクターが魅力的な作品なので、未来の話とかキャラクターの新しい出番を見せてもらえたら最高ですよね。堕天ネタなんて当然好き~。好奇心が高じて堕天して、地獄を掌握するまでになって、今や科学者姿……熱いね。登場するのはアザゼルさん、ルシファーさん、ジャスティスさんのみですが、私はルシファーさんが好きなのでウレシイ。新衣装もウレシイ

ルシファーさんのこの顔が好き

 

 そんなわけでHelltakerのAnniversary Updateで追加された、Bonus Chapterの感想でした。これほどのゲームがUpdateまで含めて無料なのはすごいですよね(無料でも見られるARTBOOKをSteamのDLCとして買うことで支払いは可能)。もし未プレイの方がいらっしゃいましたら、ゲームのダウンロードは当記事の最初のほうに引用した作者さんのツイートにあるURLからどうぞ。英語のゲームですが、以下のような日本語化ファイルもあるよ!(Bonus Chapterの日本語化はさすがにまだです、2021年5月12日05:12現在)

 

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