作品の概要
『ウマ娘 プリティーダービー』(全13話)
配信サイト(dアニメストア、2021年3月4日現在)
メディアミックス展開している『ウマ娘』のアニメ1期です。
総合評価:★★★
面白さ :☆☆☆
すごみ :☆☆☆☆
手軽さ :☆☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)
視聴の経緯
2021年2月25日にスマホアプリ版が(ついに)リリースされ、ウマ娘が再度話題に。そこで興味を持ち、アニメ版を観てみることにしました。以前から良い評判を聞いていたので、気になっていたタイトルではあります。
なお、私は競馬についてはほとんど知識がありませんでした。『ソリティ馬』っていう3DSのダウンロードゲームから得られた知識くらいかな……。上記アプリ版のリリースにあわせてキャラクター(ウマ娘)のイラストやアプリ版のスクリーンショットを見る機会が発生したので、それで気になって「サイレンススズカ」や「ゴールドシップ」を検索してみた経緯はあります。
感想(以下、ネタバレ注意)
アニメを観る前の時点では、ウマ娘としてはサイレンススズカさんが気になっていました。私は前髪の重いキャラクターが好き。観終えた後では、セイウンスカイさんやグラスワンダーさんも好きになりました。出番は少なかったですが、マルゼンスキーさんやビワハヤヒデさんも好き。
全体としては、ちょっとした熱血もある、良質な萌えアニメという感じでした。映像的には、陸上競技部を扱ったスポーツアニメかのようなシーンも多かったですね。レース演出はうまく盛り上がるようになっており、楽しかったし、目頭が熱くなるような場面もありました。作中ではかなりの時間が経過しており、重要なレースや出来事以外は思い切って省略していく展開はスピード感があってよかったです。
やはり「ウマ娘」の存在が面白いですね。キャラクターが気になってインターネットで調べてみると、アニメの元になったであろうレースの結果や出来事などが分かり、自然と(アニメに登場する名前の競走馬が活躍していた時期の)競馬のことが少し分かります。当然のことではあるのですが、作中に名前が出てくる競走馬はどれも現実で大活躍しているので、調べて出てくる情報それ自体がかなり面白いです。
一方で、「ウマ娘」の存在は緊張感を覚えるところでもあります。公式の表記としても「競走馬の名前を受け継いだ」とあるように、完全なる擬人化というわけではないのですが、それにしても実在の競走馬の名前を使っているわけですので、取り扱いはかなり注意のいる作品であるように感じます。私は前述の通り競馬については無知もいいところなので浅い理解ではあるのですが、人でこそないものの競走馬は実在の生物であり、その生涯には馬そのものの頑張りや携わる人々の大きな労力が、そして多大な金銭の動きがあるものと思います。それに、擬人化モノとしてよくある歴史上の人物などとは異なり、年代がかなり近い。存命の競走馬もいますよね。美少女アニメの登場人物としてその名前が使われているとはいえ、みだりにその名前でアニメ感想を書くのも気がとがめる感じです。実際にそれらの競走馬が活躍していた時期に、その競走馬の名前で様々な感傷を味わってきた人々に対しても、失礼にならないようにしたいですね。
総じて、現実の競走馬の名前を受け継いでおり、かつそれらの競走馬をめぐって現実に起きた出来事をオマージュしている作品なので、アニメから入ってそれらの現実を知っていくという他にない面白さがある一方、アニメながらもオマージュ元の現実の重さを感じて戦慄してしまうような側面もある作品でした。
単に美少女アニメとしての感想を書くと、登場する女性キャラクターはどれも個性的でかわいく、いわゆる百合アニメ的な側面もよかったですね。ただ、テンドンとして繰り返されるジョークなどに私とはセンスの合わないところがあり、そこでちょっと減点があるという感じです。トレーナーさんの痴漢ネタや金欠ネタを繰り返すところや、ゴールドシップさんがイタズラの報いとしてやたら目を痛めるところなど。
あと、これは私が勝手に心配しているだけなんですが、本当に強かった競走馬の名前がズラリと並ぶ中に、ハルウララさんが混じっているのがなんだか怖いなーと感じました。ハルウララさんもとても有名なことには間違いないと思うのですが、有名な理由が他とはまったく異なりますよね。作品を作る上でもかなり細心の注意を要した箇所なのでは……と想像して、勝手に震え上がっています。コンテンツとしては出したかった名前なんだろうと推察しますが、個人的には、中央競馬(と海外)だけに絞ってくれたほうが余計な心配をせずに観られたかなと思いました。本当に余計な心配なんですけど……。
視聴メモ:1話
第1R「夢のゲートっ!」
挿入歌(サイレンススズカのウイニングライブ):「七色の景色」(サイレンススズカ)
開幕からスペさんに共感性羞恥を刺激される。1話の時点ではアニメの雰囲気はさほど好みでないですね。1話だけで何度も痴漢ネタを繰り返す感じは好印象ではない……。
今時の百合アニメだと、登場キャラクターが徹底的に女性のみだったりしますが、ここでは男性のトレーナーに出番が多く割かれていますね。どういう感じの世界観なのかはこれから見ていきましょう。
萌えアニメの次元に合わせるにあたって、騎手はいなくなった感じなんですね。
1話時点で既に眼鏡の女性キャラが2人出てきたのは素晴らしい(実況の人と、ライバルチームのトレーナー?)。とはいえ今のところ、どちらも特段に興味を惹かれる感じではないですね。肝心のウマ娘ではないし。
サイレンススズカさん、ゴールドシップさんの他に名前が分かるのはハルウララさんくらい。キャラクターの名前、どのくらい覚えられるかな……。
ウイニングライブのことを全く知らなかったので、ちょっと面食らった……いや、正直に言えば笑ってしまいました。ライブシーンのあるアイドルもののアニメは大好きなんですけど、ウマ娘がアイドルものだとは知らず……。
ウマ娘の方々の外見としては、総じて鼻や頬の赤みが強いなーというのと、装飾がハデだなーという印象。観ていくうちに慣れるかな?
オープニング映像(1話ではエンディングとして流れる)にて机で寝てるウマ娘が少し気になる。
アイドルマスターゼノグラシアを少し感じる……。
視聴メモ:2話
第2R「いきなりのデビュー戦!」
劇中曲(スペシャルウィークのウイニングライブ):「ENDLESS DREAM!!」(歌なし)
スペシャルウィークさんとサイレンススズカさんが同じ部屋というのはすごいですね。アイカツも感じ始める。ニンジンを咥えてたいへんちこくちこくーをするキャラクターは初めて見ましたね……。
申し訳ないが僕っ娘はNO(これは私の趣味嗜好の話です)。OPで寝てるのはセイウンスカイさん、目尻に赤いラインを引いてるのはエアグルーヴさん(これは名前のメモ)。
図書館にメジロマックイーンさん。あれ?メジロマックイーンさんってゴールドシップさんの祖父代では(これはニワカ知識)。2話から流れるエンディングの映像からすると、メジロマックイーンさんはレギュラー化しそう。また、スピカのウオッカさん・ダイワスカーレットさんからは「スペ先輩」という発言。転入のスペシャルウィークさんは最年少ではない……活躍年代にあわせて先輩・後輩になってるのかな?
スピカの中ではダイワスカーレットさんの胸が妙に大きく描かれている。エンディングにはスピカのウマ娘それぞれの身長も。ウマ娘の体型は、元となった馬の体型と何かしら関係してたりするのかな?
レースの場面では、眼帯キャラのクイーンベレーさんがクールな外見ですね。ヒールですが……。主人公が過去に特訓を積んでいて、最初から既に強いというのは好みの展開。主人公は強いほうが好き。
視聴メモ:3話
第3R「初めての大一番」
挿入歌(スペシャルウィークのウイニングライブ):「ENDLESS DREAM!!」(スペシャルウィーク、サイレンススズカ、トウカイテイオー)
挿入歌:「恋はダービー☆」(トウカイテイオー)
あっさりスピカのメンバーが1勝ずつ勝利演出。いいですね。サイレンススズカさん以外はウイニングライブがイマイチということで、トウカイテイオーさんが指導するという展開。ウイニングライブは競馬要素ではない?
早くもスペさんが三冠ウマ娘を目指すことに。話の進行が早いですね。皐月賞の前に弥生賞とのこと。ライバルになるのはクラスメイトでもあるキングヘイローさん、セイウンスカイさん。設定的に、同じレースに出るウマ娘はだいたいクラスメイトになるのかな?ここは再びスペシャルウィークさんが勝利、レース演出なかなか面白いですね~。
スペさんのクラスメイトかつ、ライバルチームのリギルに所属しているグラスワンダーさんもなかなかよい。雰囲気がサイレンススズカさんに似ている気がする。足を怪我しているとのことで、何か物語がありそう。ゴールドシップさんの奇行が出てくるのもこの話(ルービックキューブや一人将棋など)。
皐月賞では勝負服が登場。なるほど……。レースの最後でスタミナの切れたモブウマ娘がみんなして「無理~」って言うのは固定なんですかね。皐月賞は1着セイウンスカイさん、2着キングヘイローさん、3着スペシャルウィークさん。前半でスペシャルウィークさんが勝ったのは前振りだったんですね……。ついに主人公が1着を逃して、スポ根めいた話になってきました。
視聴メモ:4話
第4R「特訓ですっ!」
スペちゃんさんが体重計に乗って驚くところから。オープニングでリギルが順に映るシーンで最後から2番目に映るウマ娘ちょっと気になりますね(名前がわからない)。
スペさんは特訓ということでスピカのチームメイトとダイエット。一方トレーナーさんはスペさんが負けた皐月賞の映像を見て何かに気付いたらしく、リギルに掛け合って、日本一の短距離ウマ娘だというタイキシャトルさんとの模擬レースを設定。スリップストリームっていろんなレースもので見ますが、競馬でもあるんですね。スペさんはわずかに負けたものの、ピッチ走法?を体得して坂を克服したという描写でしょうか。
4話を通してエルコンドルパサーさんが活躍している描写あり。次の目標となる日本ダービーでスペさん、エルコンドルパサーさん、セイウンスカイさんが激突する感じ?
視聴メモ:5話
第5R「ライバルとのダービー」
特別エンディング曲:「ありがとう、神様」(スペシャルウィーク)
まっとうなトレーニング描写。スピカのスペさんだけでなく、セイウンスカイさんもやる気を出しており、リギルのエルコンドルパサーさんも熱心にトレーニング。食堂にてマルゼンスキーさんが登場。綺麗なお姉さんという役回りのウマ娘?(調べてみたら、競走馬のスペシャルウィークさんの母の父がマルゼンスキーさんとのこと。世代差の落とし込みが……複雑!)
メジロマックイーンさんが久しぶりに再登場。トウカイテイオーさんがメジロマックイーンさんをスピカに誘う。ゴールドシップさんが一方的にメジロマックイーンさんにちょっかいを出しているらしい。自業自得なのだが、ゴールドシップさんがやたら眼球にダメージを負う描写は痛ましいのでやめてほしいな……。元になった競走馬が血縁関係にあるウマ娘は、作中ではこのように関係を強調される?(トウカイテイオーさんとシンボリルドルフさんの関係にも言及あり)
スペさんとサイレンススズカさんが夕方の神社で語らうシーン、背景にトレーニングに疲れたウオッカさんとダイワスカーレットさんが倒れてて面白かった。ゴールドシップさんのウソ泣きでメジロマックイーンさんはスピカに加入。
日本ダービーではキングヘイローさんをセイウンスカイさんが抜く、セイウンスカイさんをスペシャルウィークさんが抜く、スペシャルウィークさんをエルコンドルパサーさんが抜くという展開。そして最後にスペシャルウィークさんが「限界を超える」といってエルコンドルパサーさんを抜き返すかというところで写真判定、同着という結果に。同着!そういうのもアリなのか!
エルコンドルパサーさんは覆面?が特徴的ですが、髪量の多さと丈の長い勝負服がかっこいいですね。勝負服でいえばキングヘイローさんもアイドル然としてて結構好き。
視聴メモ:6話
第6R「天高く、ウマ娘燃ゆる秋」
OP前にエアグルーヴさんがサイレンススズカさんに負けたり、スピカが海で合宿する回想。テンポがいいですね。OPのメジロマックイーンさんのシーンの激しいカメラワークは何のイメージなんだろう?
お祭り回。ファン感謝祭とのこと。リギルは執事喫茶を出している。今更ながら、各話初登場シーンでメイン以外のウマ娘の名前を出してくれるのはありがたいですね……。サイレンススズカさんは来年は海外に行く予定ということが判明。
サイレンススズカさんの左回り癖の描写が多め。毎日王冠?というレースで、スピカからはサイレンススズカさん、リギルからはグラスワンダーさん、エルコンドルパサーさんが出場。グラスワンダーさんのケガが治ったわけですね。レースはサイレンススズカさんが圧勝。エルコンドルパサーさんは初敗北。
視聴メモ:7話
第7R「約束」
特別エンディング曲:「Silent Star」(サイレンススズカ)
前振りなしに、スペシャルウィークさんが菊花賞に負けたところから。勝ったのはセイウンスカイさん。毎度ながら話の飛ばし方が豪快。
OPのリギルのシーンのセクシーなウマ娘は、マルゼンスキーさんかな?今回、グラスワンダーさんが一緒のトレーニングを申し出ていますね。
スピカは走りで山の中の旅館へ。入浴シーンは……なし!サイレンススズカさんは、天皇賞→ジャパンカップのあとはアメリカに行くとのこと。スペさんはその前にサイレンススズカさんと対戦したいということで、ジャパンカップ出場を目指すことに。帰りは車。食費でトレーナーさんの2ヶ月の給料が飛んだとのこと。
天皇賞ではスピカからサイレンススズカさん、リギルからエルコンドルパサーさんとヒシアマゾンさんが出場。サイレンススズカさんはグッズ完売。出走前に靴紐がほどける不穏な演出。サイレンススズカさんがあまりの速さに独走するも、途中で故障。1着はエルコンドルパサーさんに。
サイレンススズカさんは骨折ということで、病院で目覚める。治っても、今までと同じように走れるかどうかは分からないとのこと。現実の競走馬としては、ここで競走馬生命が絶たれてしまったという話ですよね……。あまりにも重い。アニメ的には、今まで誰も敵わなかった最強キャラクターがここで脱落という感じ。
視聴メモ:8話
第8R「あなたの為に」
挿入歌(シンボリルドルフのウイニングライブ):「SEVEN」(シンボリルドルフ)
またも話はガンガン進み、もうジャパンカップが終わったところから。1着エルコンドルパサーさん、2着エアグルーヴさん、3着スペさん。エルコンドルパサーさん強いな~。スペさんは毎日サイレンススズカさんのお見舞いに行ってるそうです。
ウィンタードリームトロフィー(WDT)というレースが開催。G1よりも上?実況の眼鏡のお姉さんは赤坂美聡さんというらしい。スピカはギプスのとれたスズカさんを含めて新年会で鍋。またトレーナーのサイフを直撃。WDTは主にリギルからそうそうたるメンバーが出馬しているようで、1着はシンボリルドルフさん。その後、スピカは初詣。
スズカさんは寮に戻ってリハビリ。スペさんのモノローグで「もうすぐ夏」と語られ、スズカさんも軽いトレーニングに復帰。進行が早い!というか、スズカさんが治療中に他のウマ娘の話をやったりはしないんですね……。
集中してリハビリの本を読むスペさんの頭に本を積むセイウンスカイさんすき。クラスの交流をさしおいてスズカさんのリハビリに頭がいっぱいのスペさんに対して、宝塚記念で対決が決まっているグラスワンダーさんは思うところがある様子。エルコンドルパサーさんはもう海外に行っているとのこと。
宝塚記念ではグラスワンダーさんに青いオーラが発生。走っている間、前髪で目が隠れている。スズカさんのことしか考えていないスペさんを追い抜き、グラスワンダーさんが1着に。普段穏やかなキャラクターが真剣なところを見せる演出!かっこいいな~。スペさんはトレーナーさんに活を入れられ、「おかあちゃんとの約束、日本一のウマ娘になる」という夢を思い出し、秋のレースは全部勝つことを目標とする。
通常エンディングの、澄ました顔で走ってるゴールドシップさんいいな~。
視聴メモ:9話
第9R「スピカの夢」
フランスのエルコンドルパサーさんと通話するスペさん。電話の受話器がwww長いwww(ウマ耳が高い位置にあるため)
OPでスペさんと併走してる眼鏡のウマ娘は名前つきなのか、モブなのか……。
リギルのトレーナーさんのフルネームは東条ハナさんらしい。スズカさんもリハビリが終わったとのことで、スピカは夏合宿へ。同じ場所でリギルも合宿。ただしスピカのほうはボロボロの民宿。馴れ合い禁止ということで、2チームに分かれてトレーニング。スズカさんは足は治っているものの、精神的に全力で走れないとのこと。スペさんのチームがインディアンポーカーを遊んでいる描写、4人でやって3人エースはすごい確率ですね……。
2チームによる対戦はトライアスロン。スズカさんとスペさんが最後尾。トレーナーさんが活を入れ、一気に追い上げ。急カーブがあり、全員止まれずに森に突入し、海に飛び込む。これはトレーナーさんのコース調査不足では……。高速走行中に倒れたら命に関わるという描写を少し前の話でしたばかりなので、これを和やか描写にすることにはいささか疑問があるところ。
ヨーロッパでは、エルコンドルパサーさんがヨーロッパ最強のブロワイエさんと凱旋門賞で対決。スピカ・リゲルの全員でレースを鑑賞。わずかにブロワイエが勝利。すごいレースだったが、エルコンドルパサーさんの無念が電話越しに伝わり、スペさんも奮起する。
視聴メモ:10話
第10R「何度負けても」
挿入歌:「恋はダービー☆」(トウカイテイオー)
劇中曲:「SEVEN」(歌なし)
前回で気迫が復活したスペさんは熱心にトレーニングしてモリモリ食べる描写。以前から、誰かが暴食する時は毎回オグリキャップさんが映ってるんですね……。さんざん期待のかかる前振りをするも、体重の増えたスペさんは7着で敗退。スペさんは次は天皇賞を目指す。
エルコンドルパサーさんが帰国。無邪気にスペさんの痛いところを突いていく。スピカは全員トレーナーさんから休養を言い渡され、スペさんは久しぶりに実家へ。スピカの他のメンバーもそれぞれ休養。眼鏡のウマ娘、ビワハヤヒデさんが登場!スピカとリギルのどちらにも所属していない?ですが、リギル所属のナリタブライアンさんの姉にあたるようです。クールなキャラクターですね。スズカさんの復帰レースが決まる。
スズカさんとスペさん以外は何かしらのレースで1着を取ったようで、スピカは好調とのこと。天皇賞は、しっかり休養して体重も落としたスペさんと、他にはセイウンスカイさんとキングヘイローさんが出馬。セイウンスカイさんはゲート入りが苦手な描写がありますね。一人でトレーニングするスズカさんと天皇賞を走るスペさんが併走するような描写があり、スペさん久しぶりの1着。
視聴メモ:11話
第11R「おかえりなさい!」
ブロワイエさんが来日しジャパンカップに出ることになり、話題騒然のようです。さらにその前日にはスズカさんの復帰レースも。
スズカさんの復帰レースには、ライバルとしてサンバイザーさんが登場。ゴールドシップさんの発案でスピカのウマ娘がスズカさんに念を送るシーンが面白い。前話との対比で、今回はスペさんが会場にいません。以前は圧倒的な逃げ切りをしていたスズカさんですが、今回は終盤に追い上げで一気に順位を上げて1着。実況のお姉さんも含め、会場の多くの人が泣いている。いい最終回ですね……。
ジャパンカップのゲート入り・出走のシーンで11話は終了。
視聴メモ:12話
第12R「夢の舞台」
特別エンディング(スペシャルウィークのウイニングライブ):「Find My Only Way」(スピカ)
両手の親指のみで倒立するブロワイエさん。身体能力がすさまじいということですね……。
スペさんのお母さんがレース場に直接来る。1話のスペさん上京シーンを踏襲している。迎えに行く車内のシーンの作画がよい。他もところどころ作画がよい、さすが実質的な最終回。
出走前、前回に引き続き念を送るスピカ。スズカさんまで……。スペさんはブロワイエさんと挨拶、頬にキスされる。エルコンドルパサーさんから意図的に誤ったフランス語を教わってしまったスペさんは、「いいレースをしましょう」の代わりに「調子に乗んな!」と言ってしまう。他の海外のウマ娘にも……。
出走後、スペさんはブロワイエさんに後ろからマークされている。中盤で仕掛けたスペさんをブロワイエさんが追いかける。スペさんは顔を伏せており目が見えない。最終直線ででスペさん先頭、ブロワイエさんが追う形になる。顔を上げたスペさんはスズカさん同様の風を切るようなエフェクトを発生させ、そのまま1着でゴール。ブロワイエさんは握手しながら、フランス語が通じないスペさんに「調子に乗るな」を返す(スペさんは「いいレースをしましょう」だと思っているはず)。
エンディングの代わりにウイニングライブ。ウイニングライブ、毎話あるわけではなかった……というか、そんなにありませんでしたね。エンディング曲は歌手クレジットはスピカだけど、ウィニングライブのカットではスペさんの独唱。よくできていますね。
エンディング後、「時はながれて…」として、ウィンタードリームトロフィーでスピカ全員が同時に出走する出走表。トレーナーが夢として挙げていたレースが実現するわけですね。
視聴メモ:13話
EXTRA R「響け、ファンファーレ!」
挿入歌(オープニング曲):「Make debut!」(スピカ)
挿入歌(18人ウイニングライブ):「Special Record!」(ウィンタードリームトロフィー出場のウマ娘18人)
特別エンディング:「うまぴょい伝説」(ウマ娘32人)
スペさんが手紙を読み上げる形式で、スピカのその後の戦績が語られる。ジャパンカップのあとの有馬記念では、スペさんはグラスワンダーさんに負けてしまったとのこと。ここでもグラスワンダーさんだけ特有の青いエフェクトを出していますね。他のスピカのメンバーは好調。ゴールドシップさんはしれっと凱旋門賞に出場している。スズカさんもG1に勝ち、アメリカに行って、そして帰ってきたのがこの回のようです。夢のアメリカ行き、なんとあっさり……。
前話の最後に出走表が出ていましたが、その出走表を決めるウィンタードリームトロフィーの抽選会パーティー。ウィンタードリームトロフィーはリギルも10人いるうちの9人出るようです。トレーナーさんからはスピカ結成秘話が語られる。最初は残っていたのがゴールドシップさんのみだったとのこと。
トレーナーは肝心のウィンタードリームトロフィーの日に行方不明だったようですが、ゴールドシップさんにドサ袋に詰められて連行されてくる。全員1位にさせたいから、顔を合わせにくかったそうです。
このレースでは、全ウマ娘が色違いの共通勝負服のようです。全員名前つきキャラクターなので、ゲート入りやレース実況にたっぷり時間をかけていますね。最終局面では、最初から先頭を走っていたスズカさんにスペさんが並び、オープニング曲が流れ始める。結局は全員ほぼ横並びにゴール。順位は出さないやつですね。
出場した18人(スピカ7人、タイキシャトルさんを除いたリギル9人、オグリキャップさん、ビワハヤヒデさん)全員がウイニングライブへ。よく動く!これはアニメ気合入っていますね。ライブの最中、トレーナーさんがスペさんに会った時のように新人ウマ娘をスカウト。そして最終話のエンディング曲が、有名な「うまぴょい伝説」!ここで流れる曲だったんですね……。