概要等
上映時間126分。
※以降はネタバレを含むため注意。※
評価・ネタバレあり感想
総合評価:★★★★
面白さ :☆☆☆☆
すごみ :☆☆☆☆☆
手軽さ :☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)
▼悪いところ
・ほとんどの映画感想で言ってることですが、2時間は長い。90分だったらもっといい。
・仲良し4人組の中で、主人公だけ華がなく老けて見える……。他がイケメン俳優枠なのに対して、主人公であるだけにアクションの技量を優先したとか?それにしても髪型だったりメイクアップだったりでやりようがありそう。美形のほうが嬉しいんじゃい!いかんせん4人組として映り続けるぶん、差が気になった。
・ラスボスが強すぎる!強いのはいいんだけど強すぎる。気持ちよく主人公が勝つところを見たい。4人が束になっても軽くあしらわれ続けるのはあんまり楽しくない。ラスボスには個性的な技があるのに、主人公チームには名付きの必殺技もなく、パワーアップイベントとかも無いのは物足りないところ。
・邦題。おそらく英題の『Twilight of the Warriors: Walled In』(トワイライト・オブ・ザ・ウォリアーズ)を参考にしたものと思うが、「戦士達の黄昏」と「黄昏の戦士達」ではだいぶ意味が違うと思う。原作小説が3部作ということで、続編が作られるとしたら原題は「九龍城寨之龍頭」になるであろうところ、日本では「トワイライト・ウォリアーズ2」になっちゃうのかなあ……。
・広東語と思われるキャラクター達の名前が……おぼえられない……(ばか)
▼いいところ
・九龍城塞のセットがすごすぎる。映像的な楽しさの根幹を支えている。
・さすがにアクションもすごい。思ったより格闘ばかりでなく、武器の使用も多かったですね。
・若者もオッサンもイケている。信一(ソンヤッ)はイケメンだし、四仔(セイジャイ)は一見変態仮面にも見えるが医者なのにマッチョで強いというズル属性の盛り合わせだ。龍捲風(ロン・ギュンフォン)は激シブだしド善人でめっちゃかっこいい。強すぎチンピラである王九(ウォンガウ)も独特な魅力がある。この舞台設定だからこそ存在しうるカッコイイ男達を存分に味わえる。
・余計な色恋沙汰が一切ない!
▼そのほか
・気功すごすぎる。ヒャッハー系のチンピラがラスボスで、めちゃくちゃ強いってことあるんだ。しかも最大の強みは無敵の防御力っていう。主人公チーム4人がケンカ殺法なのに、チンピラが拳法の達人っていいのか?
・私はまったく原作を知らないので、原作から見てどういう感じなのかはわからない。経験的には、原作ありの映画は、原作を知らないほうが楽しめるような気がしている……。