感想 劇場編集版 KING OF PRISM Shiny Seven Stars 第II章

劇場編集版 KING OF PRISM Shiny Seven Stars 第II章
感想(および視聴メモ)








※※※この記事は一切の容赦なくネタバレを含みます※※※
※※※まだ観てない人は読まないようにしてくださいね※※※









~~~前提~~~

2019/05/30 23時 記事カテゴリとタグを変更

2回観た感想です。
記憶違いや、見当違いの意見を含む可能性が大いにあります。

Shiny Seven Starsのことを「SSS」と略称します。

~~~~~~~~







◆◆点数◆◆

SSSII章に対する私の評価は、
100点満点で、100点です。

これですね、1章も100点って言ったんですけど、
2章も100点ですね。

というか、1章を100点と言ったんですけど、
直後の満足感でいうと2章のほうが満足度高い感じしますね。
でもどっちも100点ですね。

2回目を視聴後の感想が、「面白いな~~」でした。
2章は、2連続で見ても相当見やすかったです。



◆◆◆全体的な感想◆◆◆

各話の感想の前に先に全体的な感想書きます。
1章との違いとか、逆に1章と共通するところとか。

・話ごとの点数
話ごとの点数つけちゃいましょう。
  1話:50点(説明回なので)
  2話:100点
  3話:80点(チャラチャラ減点)
  4話:100点
  5話:80点(後述)
  6話:90点(後述)

・1話~3話までの定型が続かなかった
朝、テレビを見ていたらシュワルツローズの悪さが……とか、
毎回、風呂シーンで裸が……みたいな、
「これを毎回やるんだろうな!」と思った展開は、
4話以降続きませんでした。
そりゃそうか。12話もあったら飽きるわな。

・続いた定型もある
エーデルローズ側の回は、寮の朝食で始まる。
その回のキャラクターにちなんだメニューが出るも、
肝心のそのキャラが不在というパターンが多いか。

・応援上映に向いてそうなシーンがない
1章では1話開幕が「応援上映してね!」って感じの内容でしたが、
2章は全体が普通のアニメなので、声を挟む余地がなさそう。
ライブシーンの前後にキャーキャー言うくらいかな?
個人的にはもう応援上映に行く気がないので、関係ないことではある。

・ショーがまた大きく変わった?
ユキノジョウとタイガのショーでは、
ステージって全然映ってなくて、開幕からそれぞれ風景を召喚して、
その中でショーしてたような印象なんですが、(ここが記憶違いの可能性あり)
今回のカケルとミナトのショーでは、普通にPR1SMのステージがあって、
その後ろの巨大モニターに背景が投影されている感じだった。
プリズムジャンプが始まると、それももう全て消え去るのだが……。

・ショーに個性があってすごい
各キャラのショーで、毎回異なる手法を見せてくるから楽しい。
1章で言えばユキノジョウの歌舞伎を取り入ればショーが斬新でよかったが、
今回のカケルとミナトもそれぞれ印象的なギミックがあって飽きない。
それぞれは個別の話で言及するとして。

・密度がすごい
各話、気付けばプリズムショーのシーンになっていて、
気付けばもう次の話に入っている。
密度がすごいので、話を追っかけているだけで1時間半が終わる。
おそらく、1キャラ1話しか使えないので、
「いくらでも見せたい内容はあるけど、削りに削って、なんとか1話」
という形で製作しているのではないだろうか?
それで、無駄がない、というよりむしろ不足がある、くらいのテンポが、
すごく見やすいんじゃないかと思う。
これは1章から引き継がれている構造だが、
キャラの成長に繋がった1シーンを描写して、
そのままPR1SMのステージのシーンに繋がる構造がすごくよくて、
テンポがいいし、盛り上がる。

・後付けなのか、元からあった設定なのか?
とにかく話の整合性がすごく、
レインボーライブ、キンプリ、キンプラの内容を踏まえて、
全ての出来事が、今回のSSSで完全に説明されていく感じがする。
例えばキンプリでカケルが「エーデルローズは死んだ」と言うシーン、
キンプリの中でだけ見てもおかしくはないセリフだが、
SSSによって、「愛とは何なのか知ろうとしてエーデルローズに入ったが、
結局何も見つけることができなかったカケルの落胆の声」として
更なる深みを与えられている。
これが果たして、キンプリ当時から元々あった設定なのか、
それともSSSを作るにあたって、後付けで掘り下げられた設定なのか、
分からないのだが、いずれにしてもすごいなと思う。
キンプリの時点で設定していたとしたら、作り込みがすごすぎるし、
逆に後付けだとしても、
過去のシーンから今回の熱い展開に繋げる構成力がすごすぎる。

・アカデミー系について(妄想)
第1話で、「アカデミー系は女の子を喜ばせるジャンプ」みたいな説明がある。
一方でストリート系は、ショーを超えて建物を直したり、あるいは破壊したり、
祭の山車を作り出したり、今回では天然ガスを出したり?してるわけだが、
これだと視聴者の評価は自然とストリート系に寄るはずであり、
意図的に「アカデミー系への不評」を誘導しているかもしれないと思った。
つまるところ、話の後のほうで、「アカデミー系とは、本来は……」みたいな、
真のアカデミー系の意味を語るキャラクターがいるかもしれない。
上記のアカデミー系の説明をしたのは、
まだ一応はプリズムショー歴の浅いシンだしね。
これはただの妄想です。

・TV放送版との違いについて想像
SSS第2章は本編71分ということなので、24分×3と考えると、
OPは1回しか流れないけど、そのぶんEDは長いので、
そんなにはカットされたりしないのかな?
ともあれ、違いが楽しみなところ。
あと、映画版とTV版で、放送順が変わったりするかもしれないなと思った。
何となく想像しただけで、特に根拠はないです。


■第4話■

カケルの話。
タイトルは「愛を翔ける」とかそんなんだった。
すごくよかった。
カケルはユキノジョウの回でも活躍したが、
更に今回でものすごくキャラの良さが描写された。
好きになっちゃ~う。
話がとにかく面白いし、魅力的だ。

しかもプリズムショーで度肝を抜かれた。
プリズムショーは序盤だけで、まさかのプリパラライブが始まった。
プリズムジャンプの中で、突如サイリウムチェンジを宣言し、
その後ステージの形状もプリパラ様になり、
最後は中央のせり上がるお立ち台で踊る始末。
今まではキンプリを深く知るためにプリリズの視聴が有効だったが、
今後はもはやプリパラまで視聴が推奨されるようになるのか……。
サイリウムチェンジからのサイリウムコーデは、
プリパラライブの中でも最高に盛り上がるところで、
プリズムのコンテンツを見ている者が、
ギラギラに光る画面を嫌いなはずがない。
カケルのショー衣装は1章の公開前から公表されていたが、
途中で衣装を変えるのであれば、インパクトに不足は無かった。

週替わり映像で補足されたが、
カケルのオタク趣味の中に、
プリティーシリーズに似たアーケード筐体遊びが含まれるようだ。
ショー中のセリフはよく聞き取れなかったが、作品の垣根を越えて、
意識的にプリパラの世界観を持ち込んだフシがあるのかも?

こうもなると、他のプリズムコンテンツの特殊技も出てくるかもしれない。
 →DMFのプリズムアクト。
  これは既に、キンプリ(キンプラだっけ?)の回想で、
  若い頃の法月仁が、プリズムアクトらしき技を使っている描写があった。
  (DMFのプリズムアクト背景およびペアチャムが映っている)
 →RLのプリズムライブ。
  これもやりそう。特にユウくん。
  ユウくんがプリズムラーイブ!つって楽器持ち出してきたら、
  死ぬ。死んでしまう。やってくれ。
 →キンプリのシンのプリズムラッシュ。
  あれは何だったんだろう。単にソシャゲアプリの前振りだったのか……?
 →プリパラには他にも神アイドルチャレンジとか、
  サイリウムエアリーがある。
  プリズムショーに取り入れるのが可能かどうか分からないが、
  可能性はあるかもしれない。
 →あと、キラッとプリチャンの「やってみた」があるが……。
  これはどうだろう……やりかねないとは思う。
  レオくんがしれっと、
  「○○やってみた!」みたいなジャンプを跳ぶかもわからん。
でも逆に、この監督のことだから、
「プリパラが出たから他のも出るかも!」みたいな
安易な予想には合わせてこないかもしれない。

以下、あらすじと同時に、気になった点を記載。

朝、旧エーデルローズ寮の本日の朝食メニューでは、
キャビアやフォアグラなどの高級食材をふんだんに用いている。
これはカケル宛てに贈られてきたものだが、肝心のカケルがいない。

十王院一男(以下カケル)は、十王院家の跡取りとして、
若くして十王院ホールディングスの取締役専務を務める。
が、敵対する派閥「くよう会」(?)の真田常務によって、役員会議にて、
キンプラの時の五友商事との提携の責任を追究され、
現在は役員会議を一応とりまとめている父・十王院百次郎の力およばず、
マダカスカル支社の代表取締役社長に左遷されてしまう。
ここでは、1兆円かけたプリズムシステムを、役員会議を通さずに、
無償で五友商事に明け渡したことが問題として指摘されている。
これに対しカケルは、世界中で同様のシステムが開発されつつあり、
日本では各社がこぞって独自規格に手を出しているために
世界に遅れてしまっていること、
かつ、そのプリズムシステムの根幹のデータが、
おそらくは真田常務によって海外某企業に流れているという件を指摘した。
これに対し真田常務はやや動揺するが、
おそらくは百次郎が不甲斐ないために、左遷が決まってしまったのだろう。

十王院グループは今、派閥闘争が激化し、空中分解寸前である。
巨大化するにつれ、元々そうなりつつあったところ、
カリスマ指導者である祖父・十王院万太郎が病に倒れ、
その代理である百次郎がカリスマに欠けることが、問題を加速させた。
百次郎は婿養子であり、万太郎の直系は、
カケルの母にあたる十王院千である。
千はかなり有能な雰囲気を持っており、
百次郎の不甲斐なさを厳しく指摘している。

「夏休みの旅行だと思って……」と脳天気な百次郎に送られ、
カケルはマダガスカルへ。
百次郎は、早く日本に戻ってこられるように計らうとはいうが、
もうホールディングスには戻れないかもしれないともいう。
千は現状を危険視しており、
世襲のキーパーソンとなるカケルを排除したことにより、
真田常務側は、次の株主総会でクーデターを起こし、
社長の座を取りに来るかもしれないと推測。
実際にこの人事はニュースでもスクープになっており、
真田常務が社長となる見込みとして報じられた。
シュワルツローズの仁の執務室?にて、
真田常務は上機嫌である。

マダガスカルにて。
カケルがマダガスカル支社を訪れると
シャッターが下りており、日本語で「砂漠出張所へ」の張り紙。
砂漠出張所に行くと、派手だが、ひとけのない建造物がある。
カケルがそこで出会った若い褐色の男性従業員・メリナいわく、
それは当時ヒットした動物映画をモチーフにした動物園で、
開園当初は賑わったそうだが、今はもう閑古鳥が飛んでいる。
メリナは実習で日本に行ったことがあるとのことで、
発音は特徴的だが、問題なく日本語を話す。
動物園の役割を終え、天然ガス採掘場と化したそこでは、
現場監督の中年白人男性・リヴィングストンとも出会う。
ちなみにカケルいわく、
「こう見えても現場主義」とのこと。

メリナは実はマダガスカル王家の末裔で、フルネームには”13世”を持つ。
動物園の中に残された伝説の石碑にある「オレンジのフラミンゴ」の力で、
いつかマダガスカルを再興することを夢見ている。
カケルはマダガスカルの自然に感嘆し、
なんとなしに、開発してはもったいないというが、
メリナはそれに反対し、逆に住みやすい東京を理想として挙げる。
夜中にコンビニに行く、朝までカラオケする、といった生活を
マダガスカルで達成することが彼の夢だが、
今はまだそれができないから、海外の力(=十王院財閥)を借りている。
 ↑国籍は違うが、カタコトであり、普段は優しいが、
  内面には強い意志を秘めている感じ、
  メリナさんにはDMFのユンスに似たものを感じる。
  と、同行者のうち一名が言っており、
  言われてみればそうかも……と思った。

一方でメリナはカケルに対し、
財閥のトップになれる未来を約束されていながら、
なぜプリズムスタァをやっているのか問われる。
プリズムスタァとしての一面を知られていて驚くが、
メリナ曰く、社内に非公式ファンクラブがあるらしい。
カケルは、十王院の跡継ぎである十王院一男でなく、
プリズムスタァ・十王院翔(カケル)となった理由を話し始める。

社長室(?)で「サラリーマンエース」人形で遊んでいる幼カズオ。
居合わせた児玉さん(後のマダガスカル支社の前任責任者)に、
「愛をもって相手を包むように接しなければ、ビジネスは成功しない」
と説かれ、幼カズオは元気に返事をする。
しかしその後、児玉さんは、若年期の真田常務に何やら策略にかけられ、
収賄か何かをでっちあげられ、役員会から下ろされる。
息子が大学受験を控えていて職を失いたくないと食い下がる児玉さんに対し、
当時のトップ、万太郎は「見苦しいぞ」と言い放つ。
百次郎はそんな児玉さんに謝罪し、再就職先は何とかするという。
そんな児玉さんを見て、幼カズオは、持っていたサラリーマンエースを手渡す。
泣いている児玉さんは、それを受け取り、ありがたがる。
おそらく、この時に用意された再就職先がマダガスカル支社の社長なのだろう。
 ↑幼カズオからしばらく、カズオは裸眼である。
  裸眼カズオはかなりかわいい。

その後、カズオは若くして役員会議に参入し、
周囲から助けられながらも、早くも頭角を表し始める。
一方で、出世を狙う真田は、今のところ世襲である十王院グループにおいて、
カズオの存在はあまりに大きな障害であるため、強い敵意を感じている。
そんな折、強大なカリスマ指導者であった万太郎が病に倒れる。
このことは役員会議の力関係を大きく動かし、
真田を含むグループは、十王院の家系から権威を奪おうと画策し始める。
真田は、マダガスカル支社における天然ガス事業が
一向に成果を上げないことの責任の所在を役員会議で問いただし、
はっきりと判断を出せない弱気な百次郎にプレッシャーを与えていく。
攻勢はカズオにも及び、カズオをずっと世話していた眼鏡の秘書女性から
ハニートラップを受けるなど、日常茶飯事に工作を受けたらしく、
「愛」などは金と権威で簡単に買い叩かれる世界に直面し、傷つく。
 ↑信頼していた秘書に、真田側の息がかかっており、
  またハニートラップを仕掛けられたことが、
  カケルのトラウマになっているのかも?
 ↑チャラチャラしている「カケル」という人格を
  装っている原因の一つ?

そうして自信を喪失したカズオは、病床にあるはずの万太郎を訪れ、
十王院家の男子としての責任は果たせないと報告しようとしたのだが、
そこには元気に女遊びに興じる万太郎の姿があった。
いわく病気は嘘であるとのこと。
万太郎もまた、戦後、人の笑顔のためを思い
十王院の基礎を興すに至った経験から、
「愛」こそがビジネスに大事だと説き、そして、
十王院に限らず、今の社会は目先の利益に囚われ、
結果、全員が不幸になっていると憂えた。
十王院グループはいま硬直してしまっており、
本来の、血で血を洗う役員会議に戻さなくてはいけないとの考えで、
わざと責任者の立場を退いたらしい。
マジメなことも言いつつ、女好きの本性を隠そうともしない万太郎だが、
そこにカズオの母・千と共に、
本来は健康クラブに出かけているはずの祖母・京が、鬼の形相で表れる。
ナギナタを掲げた京に追いかけ回される万太郎の姿を見ながら、
千はカズオに、あんな風になってはいけませんよと語る。
 ↑万太郎の言う「血で血を洗う」とは、どういう意味?
 ↑仮病によって責任者を退いた真意がよくわからない?
  十王院の世襲が勝つか、くよう会?が勝つかにせよ、
  とにかく競争を起こしたかった?
  というか、十王院百次郎が不甲斐ないので、
  荒療治に出た?

「愛」とは何か、見つけられないでいるカズオ。
そんな時、プリズムシステムの開発チームの主任に任命され、
自身でシステムを使ってプリズムショーを検証していると、
「愛」と考えられる数値がとても高いことに気付く。
そうしてカケルはプリズムショーに興味を持ち、かつ、
自分もプリズムジャンプを翔びたいと考えるようになる。
 ↑この時、プリリズレインボーライブの楽曲
  「ハート♥イロ♥トリドリ~ム」が流れており、
  同時に映像として、彩瀬なる、ハッピーレイン、ベルローズ、
  そして速水ヒロのプリズムショーが流れている。
 ↑カケルがヒロに憧れているのは、この時の衝撃から?

カズオは愛を知るため、エーデルローズに入学する。
そこで、同じように家系の重圧を背負う同級生、太刀花ユキノジョウと出会う。
カズオは、自分の身分を隠すため、そして、
いつか自分もプリズムジャンプを翔びたいという思いをこめて、
名札にある一男という名前に横線を引き、翔を名乗るようになる。
 ↑旧エーデルローズ寮でも、
  シンがカケルの名の由来を訊ねるシーンがあり、
  ユキノジョウが代わりに語るという場面を兼ねている。
 ↑カズオが眼鏡をかけ、カケルとなったのは、このシーンから?
  一つ前のプリズムシステムの時からかけていたかも?

そうしてプリズムショーを知ろうとしたカケルだったが、
しかしプリズムショーもまた、不正や裏切りの温床だった。
そうしてプリズムショーへの期待も失いかけたが、
そんな時にシンのショーを見て、プリズムショーに愛があることを確信した。
 ↑失望している時の映像としては、
  キンプリの最初のオバレのライブが、色反転して流れる。
  加えて、「エーデルローズは……死んだ」と言っている
  カケルのシーン。
 ↑これもまた同行者の一名が指摘していたが、
  回想では「シンちゅわん」ではなく、「シン」と呼び捨てている。

回想・説明終わり。
ただ、まだ愛は分からないというカケルに対し、
メリナはプリズムショーを見せてくれと頼む。
後ろからリヴィングストンさんも出てきて同調し、
流暢な日本語で同様に頼み始める。
リヴィングストンさんは、日本にいたことがあるという。

そうして、元々の服に葉っぱなどでデコレーションした衣装をまとい、
動物園を後ろに、成果のない天然ガス発掘場を一目睨んで、
カケルはプリズムショーを始める……というところで、
現在に時間は戻り、PR1SMのステージと同期する。
カケルのライブが始まる。

曲名「Orange Flamingo」

事前に公開のあった、腕全体が毛皮でモコモコみたいな衣装。
オタ芸のような動きもある不思議な振り付け。

ジャンプ1 名称分からず
 イナバウアー滑走から、踏み切ってジャンプ。
 空中で丸まり、一旦、円球に包まれると、眼鏡が緑色に光り、
 「KAKERONOMICS」(カケロノミクス)の文字が流れる。
 その後、拘束が解かれると、「サイリウムチェンジ」を宣言、
 衣装がプリパラのサイリウムコーデのように光るものに。

ジャンプ2 名称分からず
 動物と一緒に踊りまくる。
 かなり長いジャンプで、演技終了までずっと続く。
 プリパラライブのサイリウムチェンジ後のように、
 ステージから伸びるランウェイの先、円形のステージにて、
 中央がせり上がっていき、その上で踊り続ける。
 天然ガス採掘場の炎を背景に、金色のビルが高く並び立ち、
 その前で踊り続けるカケルと動物達。

マダガスカルにおけるショーの途中では、
天然ガスがついに噴出し、採掘機の上に炎が灯る。
オレンジのフラミンゴとなったカケルの力で、
メリナはついにマダガスカル王国復興のきっかけを手にする。
カケルは、「少しは愛を与えられたのかな」と手応えを得る。
 ↑プリズムショーの効果で天然ガスが出たように見える。
  今までもストリート系(カヅキ、アレク、タイガ)のショーは
  ショー外に物理的な影響を与えていたし、
  どうやらカケルはストリート系寄りとのことなので、
  ショーの力がまた新たな奇跡を起こしたのかもしれない。
  が、カケル自身「偶然じゃない?」と言っているのもあるし、
  「カケルが(児玉さんに続いて)、マダガスカル支社に左遷されても
  愛をもって勤め続けた結果、天然ガス事業をついに成功に導いた」
  という演出とも考えられる。
  いずれにせよアニメ上では、
  マダガスカルに到着した当日の出来事に見えるが……。

PS1SMとしては、8000Karats台を獲得。
シュワルツローズになお差をつける。
演技開始時まではカズオと呼んでいたミナト・タイガも、
演技終了後には、ついついカケルと呼んでしまい、自らハッとしていた。
すなわち十王院一男は、愛のあるプリズムジャンプを跳ぶスタァ、
十王院カケルになれたのだろう。

またマダガスカル時代に戻り、
天然ガス事業を成功に導いたカケルは、堂々、日本へ帰国する。
帰国の際、メリナとは、日本でカラオケに行く約束をする。
そしてリヴィングストンさんからは、児玉さんに渡したはずの、
サラリーマンエース人形を渡される。
リヴィングストンさんは、実は児玉さんの息子であり、
カケルのことを知っていたのだ。
愛をもって勤め上げた児玉さんのマダガスガル支社が、
愛を学ぼうとするカケルの手に渡り、花開いて、
真田常務の策謀を打ち破った。
大きな成果を掲げて帰国したカケルは、
もう戻れないかと思われていた役員会議に復帰し、
盤石のはずであった作戦の足をすくわれた真田常務は、
怒りのうちに頭を抱えるのであった。

帰国したカケルは寮にて、他メンバーに歓迎される。
ミナトは「もう帰ってこられないんじゃないかと思った」という。
歓迎ムードの中、タイガだけはツンツンしているが、
それはカケル不在の寂しさ、および帰国したことの喜びに対して
どうやら照れているようで、人一倍、カケルの帰還を喜んでいるようだ。
 ↑年長組として、カケル・ユキノジョウ・ミナトの仲は言わずもがなだが、
  学年も生い立ちも違う、カケルとタイガが仲がいいのは、
  気になるところであり、掘り下げる余地がまだまだありそう。
  一説には、ストリート系繋がりだそうな。

(以下、どの辺で挿入されたか忘れたシーン)
(一部はもしかすると4話ではないかも)

プリズムキングカップ直後、失敗した真田が仁に土下座している。
言い訳を繰り返す真田の頭を踏みつけ、
エーデルローズをこの世から消し去れと荒ぶる仁だったが、
後ろに経つルヰから、母親・法月愛のオーラを感じ取る。
若い頃の愛が、仁ではなく他の誰かを見て紅潮している姿を想起し、
仁はトラウマを思い出して一旦冷静になる。
真田に対して、旧エーデルローズ寮の破壊を指示する。
 ↑愛が見つめていたのは、異母弟である聖であると考えられる。
  実の息子である仁へ向かうべき愛が、
  プリズムスタァの才能を開花させた聖に向かうのを見て、
  仁の人格がおそらく変化し始めたのだろう。

シュワルツローズのどこかの部屋?にて、
プロジェクターを使い、真田が仁に説明している。
今は頓挫している、十王院が企画していたとある都市計画は、
元々の計画では、その敷地に旧エーデルローズ寮を含んでいた。
この都市計画を頓挫に追い込んだのは、地元住民、
四谷信金(エーデルローズに融資している小さな会社)、
そして、今は無き法月皇(仁の父)だった。
真田が言うことには、この計画を再稼働させれば、
旧エーデルローズ寮を破壊できるという。

旧エーデルローズ寮にて、聖が皇の肖像画を見上げていると、
ヒロから声をかけられる。
聖はヒロに、PR1SMに勝とうと負けようと、
エーデルローズを畳む覚悟でいることを見抜かれる。
聖の父でもある皇が残したエーデルローズを守ることが、
自分の使命であろうと、聖は思っていたが、
そのために多くの友人を傷つけてしまったと感じ、
エーデルローズを諦める考えになったようだ。
聖は、仁と聖の個人的な対立であることは分かっているが、
仁が変貌し、聖を憎むようになった原因が分かっていない。
ヒロもまた皇に拾われ、
優しい頃の仁を知っているようだが、変貌の理由は知らない。
そんな二人を、戸の外からジュネが見ている。
 ↑ジュネは元々、聖のきらめきを使って、
  この世界にプリズムのきらめきを広めるためにやってきた使者。
  (元々は、聖がかっこいいというだけで聖担当として降りてきた)
  ルヰもまた同じようにしてこの世界に現れ、
  仁の担当になっている使者だと思われる。
  仁の場合は、仁のきらめきが狂ってしまっているので、
  それを是正することによって、
  この世界のプリズムのきらめきを正常化したいのだろうか?
 ↑レインボーライブから通して、
  全部、聖が悪い。
  もっというと聖の顔がよくて、ショーが上手かったのが全ての原因。

仁は、健在である法月愛に対して、現況を報告する。
どうやら仁は法月愛に従っているらしく、
旧エーデルローズ寮の破壊は、愛の指示らしい?
十王院の都市開発計画を再開させるのにも、
法月愛の力が使われたらしい。
 ↑法月愛が黒幕であるという可能性が示唆された?
  法月愛の真意はまだ不明だが、
  少なくとも今でも、仁に対する愛情はなさそうに見える。
 ↑法月愛は、権威、金、人脈などを持っている?
 ↑法月愛は、明らかに「聖子ちゃんカット」の髪型をしている。


■第5話■

高田馬場ジョージの回。
加えてTheシャッフル、特に池袋エィスの見せ場でもある。
高田馬場ジョージが、悪役として失態を見せる回というわけではなく、
高田馬場ジョージの良さを表現する回なのがすごいところ。
同時に法月仁の一側面を描写している。
Theシャッフルはキンプラまででは、顔の設定があるくらいだったが、
SSSのこの話までで、個々の個性がそれなりに分かるようになった。
(ジョージとエィスを除いて)個人的にはツルギくんが好き。

タイトルは「ジョージの唄」だったと思う。
初回の上映で笑いが起こっていたが、何かのパロディなのだろうか?
私には分からなかった。

残念ながら、プリズムショーはポリゴンモデルなし。
アニメーションによるプリズムショーとしては、過去最高レベルではある。

ジョージの幼なじみ、津山ミヨが登場。
少年時代のジョージは、
今とまったく違う姿・性格であったことが明かされる。
この津山ミヨの声優を務めるのは、プリパラシリーズで、
緑風ふわり及びファララ・ア・ラーム役を演じた方。
しかし、これから結婚という女性としては声が高すぎると思った……。
いや、分かるんですよね。分かります。リアリティあります。
いますいます。そういう女性。
津山ミヨは背が低い眼鏡女性だが、
一方で横幅は少しふくよかで、胸がでかい。
幼少期は男勝りで、
「鬼ミヨ」と呼ばれ男子に一目置かれていた彼女が、
女性的な体つきになり、今でも高い声で話すわけです。
「めちゃくちゃモテる女」に違いありません。
男にウケる。これが真なるモテ。
男はこういう女に翻弄され続けるのです。
で、ジョージもまた、この天性のビッチに転がされるわけで、
ジョージに対する共感ポイントが無限大に高まります。
津山ミヨ、実に気に食わないキャラクターですが、
でももし近くにいたとしたら絶対好きになるし、
まあ、少なくとも、ミヨが少年期のジョージを支えたのは事実なので、
彼女もただ男を振り回しただけというわけでもなく、
愛嬌を振りまいて人を救い、愛嬌のうちに幸せになった女なので、
その末路として不幸になるジョージ(と俺)は、
一方的に津山ミヨを批難するわけにもいかないのだろう……。

津山ミヨの結婚相手と思われる男性は、
少し太った眼鏡の男性のようなので、
これが少年期のジョージに似た人物としてデザインされているとすると、
「ミヨは少年期のジョージのことが好きだった」
ということなのかもしれない。
幼なじみとの約束を果たし、イケメンスタァになったけど、
幼なじみの好みのタイプは、
元の海苔巻き(幼少ジョージのあだ名)だったというやつ。
報われねえ~~~~俺~~~~~(ジョージだよ)

ていうかエィスもミヨにホの字だしな。
眼鏡の巨乳は無敵だよ。わかるぜ。
4話でも眼鏡の美人秘書が出てるし、強いアニメだ。

ライブがポリゴンモデルじゃないのと、
津山ミヨが俺にしんどすぎるところで各-10点して、
80点です。

以下あらすじ。

シュワルツローズの上級?練習リンクにて、
PR1SM出場者を決めるテストが行われている。
YMT29の構成員である「ジャッキー&ヒカル」は仁の不興を買い、
奈落へ落とされる。
近くをルヰが通りかかり、その際、今度は、
プリズムキングカップの際のヒロの面影を見せる。
当時の屈辱を想起した仁は更に憤り、
YMT29の全員を奈落送りに。
結局、PR1SM出場メンバーは、
如月ルヰ、大和アレクサンダー(この場にはいない)、
Theシャッフルのメンバー5人と補欠・池袋エィス、
そしてチーム戦はTheシャッフルとなる。

場面は変わり、どこかのTheシャッフル控え室。
ジョージは、モデルの「ミューミュー」に、
デートの約束を取り付けようと、熱心に電話で口説いている。
しかしその間に誰かに弁当を食べられてしまったらしい。
本来ジョージのものであったらしい焼き肉弁当は、
控え室の外の廊下でエィスが食べていた。
さらにジョージの携帯電話にメッセージが着信する。
それはミューミューではなく、ジョージの幼なじみ、津山ミヨだった。
 ↑ミューと言えば、プリパラの脇役に、
  ニューとミューによるユニット「ニューミュー」がいる。
  関連性は不明。
 ↑この時のエィスは、PR1SMでエィスが歌わなければ、
  ジョージは今の身分を失うであろうため、
  そのように陥れようと考えている。
  (エィスは、ジョージのゴーストシンガーであるため)

東京を訪れたミヨに、ジョージはTheシャッフルを連れ、東京案内をする。
まず、どこかの展望台。東京タワー?
ジョージが見栄を張って名乗りをあげると、近くにいたファンが押し寄せ、
ゲリラ的なサイン会に。
エィスは群衆の中からミヨを助け出し、遠巻きにジョージを待つ。
悪びれもせず女を待たせるジョージにエィスは苛立つが、
ミヨは、スタァとなったジョージを受け入れていて、気にしていない様子。

続いてジョージは、どこかの車庫に行き、
時代遅れにも思えるオープントップのスポーツカーを披露。
ジョージが少年期に憧れていたスタァのイメージなのだろう。
助手席がミヨだが、席が足りないのか、
運転席のジョージと助手席のミヨの間に、エィスが座っている。
この車で一行は東京各地を巡り、
各地でジョージはファンに囲まれ、
そのたびにエィスは残されたミヨを気遣う。

ときおりミヨがジョージの過去を話す。
ジョージの本名は則行(記憶があいまい。ノリなんとか)で、
ミヨは「ノリくん」と呼ぶ。
小学生の頃はかなりのデブで、「のりまき」とからかわれていた。
その頃からプリズムショーに憧れており、スクラップ帳を作っていた。
特に法月仁を好み、いずれ弟子入りすると意気込む。
法月仁が好きな理由は、顔とショーが綺麗なこと、
そしてどんな手を使ってでも勝つところ。
この頃のジョージは、ミヨと指切りをして、
いつかプリズムスタァになることを誓う。

最後に、ジョージがミヨに食事の要望を訊ねると、
ミヨはオシャレな店ではなく、ラーメン店を希望した。
ジョージは、ミヨの実家のラーメン店と味の似ている店を紹介する。
高校生?の頃、両親に上京を認めてもらえず、
食費を切り詰めて貯金していたジョージは、
ミヨの実家のラーメン店によく世話になっていたらしい。
高校生の頃のジョージは、ツッパっており、
紫の学ランを着て、
長いポンパドールをこしらえていた(いわゆるモヒカン)。
また、ジョージの実家は製糸工場であり、
そのせいあって、ジョージは裁縫が得意らしい。

ラーメン店にて、ミヨがジョージの父親に言及すると、
ジョージは突如、激昂。
ジョージは未だに、父親が自分の上京を認めていないと思っており、
ミヨはそんなジョージに反発する。
ジョージは、ミヨをラーメン店に置いたまま、
「ノリくんって呼ぶのはやめてくれ」と言い残して去っていく。
その後ジョージは一人、車内でミューミューと電話するも、
通話ののち、「くだらねえ」とこぼす。
 ↑おそらく、女好きなジョージの性格は、
  何割かは、「派手なスタァの生活」のイメージを元に、
  後付けで作ったものなのだろう。
  実際に久しぶりにミヨちゃんに会い、
  本命はミヨであることを自覚した、思い出した、
  あるいはそのことを自分で否定しきれなくなったという印象。

残されたミヨを、路地裏にて、エィスが口説く。
ミヨを壁に押しつけ、ジョージは地元にいた頃のジョージではなく、
性格の悪い、プリズムスタァのジョージになってしまったと主張。
しかしミヨは、プリズムスタァになったジョージを受け入れるという。
その時、野路裏の先に、車に乗ってジョージが現れる。
その車に向かうミヨを見送り、エィスは、
「このタイミングで登場できるのがスタァだよな……」と、
ジョージのスタァとしての素質を認めるような、
自分との格との違いを痛感するかのような発言をする。
 ↑まるでエィスもミヨに惚れてしまっているような展開だが、
  その可能性も否定できないけども、
  どちらかというとエィスは、ジョージに対する苛立ちから、
  ミヨを救いだそうとしている、あるいは、
  自分のほうがジョージより優れていることを証明してみたくて、
  ミヨを自分に振り向かせようとした、という風にも考えられる。

その後ジョージは、二人きりになった車を河原の駐車場?に止め、
いよいよミヨに、想いを告げようとする。
ミヨがその気なら、東京で面倒を見ると言い、
アゴに手を添え、口づけをしようとしたように見えたその時、
ミヨは、結婚が決まったことを告げる。
ミヨが上京してきたのは、
そのことをジョージに報告するためだったということだろう。
思わせぶりなミヨの言動に、ジョージは撃沈したのだった。
 ↑あるいは既にPR1SMの開催が決まっていて、
  ミヨはそれを直接見に来ただけということかもしれない。
  実際、ミヨは(婚約者と共に)、招待席にいる。

そしてPR1SMの日、ジョージは未だに引きずっている。
そんなジョージを、エィスは、
「お前が出ないなら俺が出る」と焚き付ける。
ジョージはそれに応じて復活し、ステージへ。

ジョージのショーが始まるが、マイクが切れており、
ゴーストシンガーであるエィスの声が出ない。
これは、ジョージを憎んだYMT29の一部メンバーによる工作であり、
それを見つけたエィスに対し、共感を求めてくる。
しかしエィスは、ステージ上のジョージを見ろと告げる。
ジョージは、歌が流れないトラブルにも動じず、
全力でショーを続けていた。
観客からも、最初からもう一度という声が上がり、
ジョージの演技は、機材トラブルを原因として、リトライが認められる。
これはどうやら法月仁の采配らしく、
単に身内のシュワルツローズひいきというだけでなく、
どうやら仁は、自分に憧れ、自分のように勝利に貪欲な、
ジョージに対していくらか思い入れがあるようだ。
そしてマイクが回復し、ジョージのショーが再開される。

曲名「JOKER KISS」

ジャンプ1 シャッフルスプラッシュ
 トランプを広げるようなエフェクトのスプラッシュ技。

ジャンプ2 ジャンプ名失念
 画面に向かってキスをするやつ。
 アカデミー系のテンプレ技?

ジャンプ3 ハートのエース(エィス乱入)
 ステージ袖から、ジョージと同じ衣装に着替えたエィスが乱入し、
 プリズムジャンプを仕掛ける。
 ジョージは土壇場でそれを察し、
 同一人物であることを装うため、身を隠す。

ジャンプ4 ジャンプ名失念
 ジョージとエィスの同時ジャンプ。
 二人でなら何でもできる!みたいな技。

エィスが乱入しているので不正なのだが、それは感知されず、
4連続ジャンプを成功させたとして、9000Karats台の高得点をマーク。
エーデルローズ側も、「二人いなかったか?」と疑うも、
確信には至らないくらい馴染んでいたようだ。
ジョージが高得点を喜ぶ一方、エィスは着地に失敗したようで、
Theシャッフルの他のメンバーに囲まれて、地面で伸びている。
 ↑ジョージは、キンプラの時点でも3連続ジャンプを成功させているし、
  口先だけでなく、かなり高いショー技術を持っているようだ。
  一方エィスは、ようするに2連続ジャンプですら着地に失敗したわけで、
  ゴーストシンガーという身分に甘んじるだけの技術差があるらしい。
  キンプリキンプラ、SSSの6話までのショーを見ても、
  案外2連続ジャンプ止まりのスタァも多く、
  3連続をコンスタントに跳べるスタァは、
  かなり技量があるというふうに見てよさそうだ。
  そう考えると、しれっと4連続を達成しているユキノジョウは、
  段違いに技量が高いように思われる。
  現時点で高校2年生という若さで、ジャンプだけならヒロに並んでいる。
 ↑エィスがジャンプ乱入した際、
  すぐにジョージが対応していることから、
  また、4つ目のジャンプ内容から、
  ジョージの側も、エィスに対して相応の信頼があることが分かる。

このショーの結果を受けて、仁は以下の判断を下す。
 ・高田馬場ジョージは、以後、ソロ活動へ。
 ・池袋エィスを、Theシャッフルの新リーダーとする。
ジョージは一瞬呆けながらも、ソロ化を受け入れ、
一方のTheシャッフルは、ジョージから開放されて大喜び。
ただしエィスは、ジョージのゴーストシンガーは続けるとのこと。
この判断を下した際、仁の隣にいるルヰが微笑んでいる。
これはつまり、ルヰの目的が仁の正常化だと考えるならば、
ルヰから見てもこの判断は正解だたのかもしれない。
仁は、ジョージやエィスの熱意を見て、
プリズムのきらめきの観点からして正しい感情を動かされたのかも?
 ↑おそらくソロショー対決の後に、ユニットによる対決があるようなので、
  シュワルツローズ側からは、エィスをリーダーとする
  新生Theシャッフルが繰り出されるのではないか?
  今回のジョージ同様、ポリゴンモデルなしの可能性が高そうだが……。
 ↑今のところ、Theシャッフルメンバーのソロ点数が案外悪くなく、
  今回のジョージの高得点もあって、
  エーデルローズとシュワルツローズの点数はそこまで離れていない。
  上記の新生Theシャッフルがとてつもない演技をして、
  エーデルローズが追い込まれる展開があったりするかも?
 ↑ジョージのショー後のセリフ「みなさんのおかげです!」は
  仁の現役時代のセリフらしい?(記憶が定かでない)


■第6話■

ミナト回。
タイトルは「心は大きな太平洋」だか、「心はでっかい太平洋」だったか。
レインボーライブのなるちゃんが1話でそんなセリフを言うらしい。
珍しい物言いではないので、元ネタとかの次元ではないかもしれないが、
元作品で言うからには、意識してるかもしれない。

ミナトの家族が大量に登場。
7人兄弟?の中で一人だけ髪の色が違う長女・翼は、
実は拾われ子であり、
兄妹として育っていながら、ミナトに憧れている。
ミナトと、次男・潮(うしお)はそのことを勘づいており、
潮もまた、翼に恋していて、ミナトをライバル視する……という三角関係。
これ要る????????????
SSS6話のうちには、この関係は解決しなかった。
終わらない三角関係が何か表現しているのか、
それともまだ続編を出すつもりなのか。
そのうえ、翼が拾われたくだりがいまいちギャグっぽく描かれていて、
意図が汲み取れない。
そのあたりがちょっとよく分からないので、-10点。

ライブに関しては、
これまでの3人(ユキノジョウ・タイガ・カケル)が、
言ってみれば目を引きやすい、変な振り付けを取り入れていたのに対し、
ミナトの振り付けは穏やかで一般的な感じ。
しかしながら、かつてない大柄なスタァのアカデミー系ショーなので、
別段なにも特別なことをしていなくても、新鮮さがある。
(アカデミー系かどうかは不明だが、まあ、おそらく。)
(身長はコウジのほうが大きいし、アレクサンダーも大柄だが、
 コウジは細く、アレクサンダーのほうはストリート系なので、
 大柄スタァのアカデミー系ショーという点で唯一かなと思う)
加えて、ショーの途中では
食器のフォークを象った長めのバトンを取り入れており、
(あるいは、旗のついていないフラッグダンス?)
さらにその際、足下でクジラ?の形状の台車に乗って
ランウェイを進行している。
パレード的な要素を取り入れたショーなのかなと思った。
かなり穏やかな気持ちになれる良ショーである。
第2ジャンプの3710はちょっとよくわかりませんが……。

以下あらすじ。

今回の朝食はひつまぶし。
味は良いらしいが、量が多すぎて食べきれない(シン・ユウ?)、
予定が入ってしまった(カケル)、体重を気にして少しだけ(ユキ)、
低血圧で食欲がない(レオ)など、結果は不振。
タイガだけはすぐに食べきって去っていく。
 ↑ミナトの不調、空回りを表現している?

その後、ミナトに電話がかかってくる。
どうも実家からのようで、ミナトは他のボーイズには声をかけずに、
実家に帰ってしまう。
おそらく電話の内容は、
ミナト母がぎっくり腰になったとか、そんな内容?
残されたボーイズは、寮生活の食事が死活問題となる。
 ↑タイガ回とミナト回ではそれぞれの地元へ、
  カケル回ではマダガスカルへの遠征が描かれた。
  ユキノジョウだけは東京で完結してるなと思った。

ミナトのいない食生活について。
翌日は小さなブリックパックの牛乳に、
トーストすらしていない食パン一枚のみ。
ここで寮生にミナトがいなくなったことが知らされる。
元々、外部から料理士を雇うお金が無かったエーデルローズは、
最初は寮長の山田さんが食事を作り、
続いて当番制で寮生が食事を作ることになっていたらしい。
(オバレが忙しくなかった頃は、
 コウジが作ってくれたこともあったらしい。)
山田さんは料理がからっきしだそうで、毎日、
インスタントラーメンに卵を乗せただけのものを出していたため、
すぐに当番制に切り替わった。
(ただし一名はインスタントが続いても問題なく食べている。
  声だけだが、おそらくタイガ?)
当番制に切り替わるも、ミナト以外はみんな問題があった。
ユキノジョウ:米の炊き方を知らない。(まったく料理をしない)
レオ:お菓子作りができるが、お菓子しか出さない。
ユウ:コーラとお菓子(ポテトチップス)を買ってくるだけ。
タイガ:カップ面と卵を配るのみ。
カケル:おいしく豪勢だが、高額な料理を外部から持ち込んだ。
 ↑カケルに頼み続ける分には問題なさそうだが、
  領収書の数字が数十万円レベルに見えたので、
  続けることは不可能だったのだろうか?
最後に、ミナトが手料理を振る舞うと、
全員大興奮で平らげる。
これからは俺が作ろうか?と提案するミナトに対し、
全会一致によって、ミナトのボランティアが決定したのだった。
シンはこの頃まだいなかったため、今回初めてこの事実を知る。

その後も、カップ麺を食べるような食生活が続き、
ユウは肥満、レオは肌荒れ、ユキノジョウは貧血を訴える頃、
ミナトからの連絡で、コウジが料理を作りにくる。
「みんな飢えてる頃だから」という連絡があったらしい。
ここでコウジはカレーを作り、ボーイズはおいしい料理を喜ぶが、
彼らの脳裏には、ミナトの作ったカレーがフラッシュバックする。
動きが止まる一同をコウジは一瞬不思議そうに眺めるが、
すぐに合点がいったとばかりに微笑む。
そのカレーの残りは冷蔵庫に保管されており、
ミナトが寮に帰ってきた際に、山田さんから伝えられる。
ミナトがタッパーに詰められたカレーを見ると、
そこにはコウジからのメモが貼り付けてあり、
おそらく、言葉を補足すると以下のような内容が書いてあった。
「料理の効果において、思い出補正ほど強いものはなく、
 ヒロにとってはコウジのカレーこそが唯一の特効薬だったが、
 それをミナトが負い目に感じることはない。
 現エーデルローズ生にとっては既に
 ミナトのカレーこそが思い出の品になっている。
 ヒロを元気付けられなかった自分を責めずに、
 現エーデルローズ生と、これからも思い出を作っていけることを
 大切にして欲しい。」
そして、今度はミナトのチキンカレーの
レシピを教えて欲しいと付け加えてあり、
ミナトの料理の腕前が、
憧れの人であるコウジから認められたことを示唆している。
 ↑キンプラの時、ミナトは、
  塞ぎ込んでいたヒロを料理で助けようとしたが失敗した。
  結局それはコウジのカレーでのみ可能であったため、
  ミナトは、人前で大泣きするほどの敗北感を味わったということが
  今回の料理にまつわる話の背景にある。
  キンプラ当時の映像だけでは、単にミナトのカレーのレシピが、
  コウジのレシピには及ばなかっただけというようにも見えた。
  しかし今回のエピソードによって、優劣の話ではなく、
  当時のヒロに必要なのは、コウジの料理だったという理屈が分かる。
 ↑キンプラまででは、ともすれば今の男子プリズムスタァ世界は
  オバレとルヰが圧倒的に強く、後はせいぜい
  シンとアレクサンダーとタイガがそれらを追いかけるばかりで、
  残りのスタァはおよそ有象無象……みたいな印象もあった。
  しかし今回このようにして、
  もっと複雑で入り組んだパワーバランスがあり、
  誰もが特別な強みを持ったスタァであることを表現できていて、
  とてもよいと思う。

地元に戻ったミナトの話。
ミナトは家族から大歓迎を受ける。次男の潮だけは対応が渋い。
ミナト母はここではぎっくり腰で立ち上がれないものの、
次に登場するシーンからは特に問題なく行動している。
長女・翼がミナトに特別な感情を持っているように見え、
そのことを次男・潮は快く思っていない風な演出。

ミナトがエーデルローズに通うことになったいきさつの回想。
家族一同で遊園地?を訪れていた際、翼に連れられて、
巡業に来ていたコウジのソロショーを見る。
その際、コウジのプリズムジャンプに一人だけ強烈に影響され、
ミナトは腰が抜けて倒れてしまう。
 ↑コウジとミナトはどちらも料理に熱心なので、
  特別強くきらめきが伝わったということであろう。
 ↑コウジは今までオリジナルのジャンプを持っていなかったと思うが、
  ここでは地元の名産物を大量にぶつける新ジャンプを披露していた。
  1つのジャンプなのに異常に長い。
  キンプリ以後のコウジは異常にしつこい……。
 ↑他の兄弟には影響がない。
  潮くんはミナトと違って料理はしないのだろうか?
そんなミナトの反応を見て才能を感じたのか、ミナトの母は勝手に
エーデルローズの願書を出してしまう。
仕方なく出向いた東京でミナトは、
青山の校舎に行かなければいけないところ、
誤って旧エーデルローズ寮を訪れてしまう。
そこでたまたま出会った憧れのコウジに、
その時作っていたお子様ランチをご馳走され、
あまりのおいしさに号泣。おいしさの理由を尋ねる。
コウジいわく、おいしく感じる理由は、
ミナトが今までに気持ちのこもった料理をたくさん食べてきて、
そして自身でも気持ちをこめて料理を作っているからだという。
元々はエーデルローズに行く気が無かったミナトだが、
完全にコウジに入れ込んでしまい、地元静岡に帰ると、
エーデルローズに行きたいと母親に熱心に訴える。
母はそれを分かっていたと言って快諾するが、
その背後で、翼はミナトが東京へ行ってしまうことを悲しんでいた。

ミナトが夕飯を作って、一家で食事。
町の外に働きに出ているミナト父も帰ってくる。
父がミナトに、プリズムショーのほうはどうだと訊ねると、
ミナトはあまり色のよくない返事をする。

静岡の真夜中、ミナトが自宅(民宿)の前で海を見ていると、
まず次男の潮がやってくる。
潮は、ミナトは翼に会いに帰ってきたのではないか?と疑っている。
 ↑どう見てもそれはおかしいのだが、
  盲目になっている潮くんという描写だろうか。
そしてミナトも、翼と血が繋がっていないこと、
翼が拾い子であることを知っているのだろうと訊ねる。
 ↑ここで、祖父が漁の帰りに、
  浜辺に捨てられている赤子=翼を見つけた回想が入る。
ミナトは、翼は大事な兄弟だ、と回答して終わる。
 ↑いまいち、この潮と翼のくだりの必要性が分からない。
  特に意味はないのか、私が読み取れていないだけか、
  SSSの残りの話で回収されたりするのか、
  まさか更なる続編を作るにあたって仕込みなのか……。
  おそらく、深読みするほどのことはなさそう?

その後、同様にしてミナト母がやってくる。
ミナト母は子供達の気持ちを見抜く力に長けているようで、
ミナトが自信喪失していることを見抜いている。
エーデルローズをやめて家に戻ろうかと思っているミナトを、
遅れて現れたミナト父と一緒に激励、
ミナトに今一度がんばる気力を与える。
ミナトは、自分の名前から、一家の大黒柱として、
静岡の実家に腰を据えることを期待されていると思っていたが、
両親の意図はそうではなく、(家族に限らず、)人々から
頼られるような人物になって欲しいと思って命名したそうだ。
また、ミナトの両親は芸術家やアスリートでもないので、
ミナトにプリズムスタァとして特別な才能はないかもしれない、
夜空で輝く星にはなれないかもしれないと正直に言う。
しかし、見えないかもしれないが、地上でも多くの星が輝いており、
ミナトはそういう、地上で他の人達を照らす星になればいいと説いた。
 ↑確かに旧エーデルローズ寮において、
  既にミナトは欠かせない人物となっており、
  そのことがミナトの自信を回復させたと考えられる。

そしてPR1SMのステージへ。
他の場所でのプリズムショーが同期する造りではなく、
純粋にPR1SMのステージでショーを行う。
衣装は、コック帽に、王子様の礼服のような白い衣装、
そして水の羽衣という組み合わせ。
 ↑水の羽衣は静岡の伝説らしい?

曲名「Sailing!」

ジャンプ1 シェフのおすすめメニューみたいな感じの名称
 海で、魚の上をジャンプして渡り、
 最終的にフォークで巨大魚を仕留める。
 コウジのジャンプで出てきた静岡の名産物と同じものが登場。

魚(クジラ?)型の台車の上に乗りながらステージを進み、
その上で巨大なフォークをバトンのように使って踊る。

ジャンプ2 名称わからず
 航海する船の上から、水色の光を放つ。
 船を使うのはプリパラのメイキングドラマにもあったなあ。
 6色?の他の色が水色の光に伴い、地球を取り巻く。
 さらに水色の光は地球外へも広がり、
 その光をたどって、電車などが地球へ向かってくる。
 ミナトが港になっている感じの演出。
 巨大化したミナトが地球を抱き締め、
 冒険の拠点として、電話番号3710を広告して終わり。

点数は8000Karats台。
かなり接近されてはいるが、まだエーデルローズの優勢。
関係者席からは家族一同が応援しており、
潮も応援している(=ミナトを嫌っているわけではない)が、
翼が感動して?泣いているのを見て、複雑な顔をする。

寮に戻ってきたミナトが、上記の通り、
コウジからのメッセージを受け取って終了。


■週替わり特典映像■
1週目:十王院一男の一日。
平日はとにかく多忙で、御曹司、巨大グループの専務、学生、
そしてプリズムスタァとして四足のワラジを履く。
一方で休日はゆっくり……というが、精力的に趣味をこなす。
趣味の内容は、友達づきあい、ティータイム、
ゲーム、アニメ、プラモデルなど。
ゲームとしては、ゲームセンターで、
おそらくプリティーシリーズの筐体と思われるものを、
シンを連れてやっている描写があった。
(そこから、サイリウムチェンジをショーに取り入れているイメージ?)
プラモデルは、ユウと一緒に遊んでいた。
キンプリの時は、単なるお坊ちゃまという印象だったが、
キンプラで、若いながらもバリバリに仕事ができる男だと判明し、
更にここまで来ると、ちょっと強キャラが行きすぎているような気もする。
キンプリの時に持った印象からは、
だいぶ異なるキャラクターになったように思う。
血筋系のキャラとしては、
ユキノジョウにも劣らない風格が付与されたと感じる。

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