感想　シン・ゴジラ

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みんな、反核運動してるかしら？？
でじちゃんよ。

それじゃあ今日も、核で奥さんを失った科学者が憎しみのうちに作り出した謎テクノロジーによって産まれた核生物の力で日本の都市を壊滅させていくわよ！！



映画『シン・ゴジラ』を見ました。

今更です。めちゃくちゃに今更。「え、今！？」今です。
評判がいいので、見よう見ようとはずっと思っていたものの、映画を見るのはあまり得意でなく……ていうか動画を見ること自体が苦手。アニメも苦手。Youtubeも苦手。

でもまあ先日、まるで素養がないのにゴジラKOMを見てきたので、せっかくだし対比的に日本産のゴジラも見ておこうかなという気になって、見ました。

ゴジラKOMが、映像はハデで面白いけど話がガバガバ～～～なのに対して、
シン・ゴジラは、話は綿密で面白いけど映像は退屈～～～って感じね。
別に比べる必要もないのかもしれないけど、対照的で面白いと思うわ。
金をかけるところが違う、強調したいところが違う、狙ってる客層が違う、というのが表れてるわよね。

シン・ゴジラの序盤は、いかんせんゴジラKOM見たあとなのもあり、「あ、これだけ評判のいい映画でもこんな感じの映像なんだな」とか思っちゃったわ。
そもそもゴジラKOMは映画館でIMAX3Dで見てて、一方のシン・ゴジラは動画配信サイトでPCディスプレイとイヤホンで視聴したから、そらもう落差はすごいというか、映像を比べていい対照ではないんだけど……。
いかんせん私は日本の実写映像（特にTVドラマ）が絶望的に苦手なのよね。
でもでも、そんな実写映像が苦手な私でも、さすがに特撮ジャンルということでオタク向け実写なのか、最後まで問題なく見られたわ。
逆に言えば、日本の実写映像シーンにおいて、シン・ゴジラのようなものが作成されたという事実には希望を感じるわね。
映像は退屈～～～なんて言ったけど、それはあくまで海外のアクション映画と比べたらであって、日本の実写の中ではハデハデなのよね。たぶん。

たまたま目に入ったシン・ゴジラの悪い評判として、「会話ばっかりだ」というのがあって、それはそれで一つの正しい指摘だと感じたわ。
怪獣映画を見たいつもりでこれを見たら絶対そう思うわよね。
どっちかというと政治ドラマとか軍事ドラマよね。あくまでオタク向けだけど。
ゴジラのアクションシーンとしてかっこよかったのは、初めて熱線を吐いたあたりくらいじゃないかしら？
これが大ヒットしたのってもしかすると、このように怪獣映画っぽくない、むしろ人物ドラマがメインなせいで、かえって怪獣オタク以外でも面白みを感じられるシーンが多かったというのもあるのかしら。
一方のゴジラKOMは怪獣オタクならハデに暴れる怪獣が見られて大満足、でも他のところに目を向けてしまうと減点ポイントがあちこち……という感じだわ（個人の感想です）。

そんなわけで、劇中ドラマの設定を練りに練りまくったシン・ゴジラと、でかい怪獣を暴れ回らせることにとにかく注力したのであろうゴジラKOMを見て、同じ題材でも表現の仕方に大きく差が出ているのが面白いなあと思うでじちゃんだったのでした（なんとなく綺麗にまとめたつもりになって終わり）。