感想　『サイレントヒル』（映画）

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サイレントヒル（字幕版）（Amazon Prime Video）

 

視聴経緯

　ミラナ・ラヴィーナさん（Twitter）のチャンネルにて、ホラーに詳しいお二人と一緒に同時視聴（2020-03-13）

【サイレントヒル 同時視聴】静岡でクリーチャー達とグリーティング【Vtuber/ミラナ・ラヴィーナ/ミミカ・モーフ】（YouTube）

 

　猫 熊々さん（Twitter）のチャンネルにて、サイレントヒルに詳しい猫熊々さん＋生け贄二人と一緒に同時視聴（2020-07-18）

【サイヒル同時視聴】解説有り！夏だし映画「Silent Hill」一緒に見ヨ！【猫熊々/姫寺まつこ/凸星ぽここ】（YouTube）

 

　上記2つの同時視聴配信にて視聴しました。つまりなんと……2回観ました！ホラー映画、ことさら好きではないこの私が！ちなみにゲームのサイレントヒルは1つもやったことがありません……。

 

感想１：原作リスペクトがありそう

　私は原作ゲームをプレイしていないのですが！ゲームっぽいシーンが多く、恐らく原作を再現しようとしているのであろうことが伝わってきて好印象でした。原作ゲームプレイ済みの人もそういうことを言ってたし多分そうなんだと思う（他力本願）。

　壮大なゲームのPVという雰囲気がありますね。ゲームのシステムとか、登場するクリーチャーを一つずつ見せてくれる感じ。それでいて面白いので、原作をやってみたい気持ちにもなります。ゲーム原作の映画としてはかなり良質なのではないでしょうか？

 

感想２：シビル巡査がかっこいい

　登場人物に目を向けると、シビル巡査がかっこいい！最初は主人公を疑う警官として登場するも、中盤からは頼れる味方となり、最期は非業の死を遂げました。登場時のヘルメット＋サングラスの出で立ちもクールですが、素顔を晒すとこれがまた精悍！語られる経歴や作中の活躍も非の打ち所がないイケメンです（女性です）。

　魅力的なキャラクターだけに、棒で殴られ、火あぶりで殺されるという残酷な最期には心が痛みます。作中で味方キャラクターは彼女しか死んでいません。なぜ善人ばかりがこんな仕打ちを……。降りかかる不幸の割合が若干偏っているような気はしますね。

 

感想３：最後の展開がすばらしい

　この映画の素晴らしいところはなんといっても、悪役をしっかり惨殺するところ！さんざん視聴者の敵意を集めておきながら逃げおおせたり、死ぬにしても死に方があっさりしすぎる敵役も多いことと思います。その点、この映画の悪役であるカルト教祖は、有刺鉄線を体内に差し込まれて真っ二つに引き裂かれるという、視聴者（私）大満足の死に様で退場します。

　それも、過去の被害者からの復讐によって！「復讐は何も生まない」などといったクソほどつまらない空虚な言葉がアホほど繰り返される昨今、このようにしっかりと復讐が果たされる作品にはとても価値がありますね！

参考：マシーナリーとも子ZERO　～怨恨の村篇～（PIXIV FANBOX全体公開記事）における名言

 

　さらに素晴らしいことには、この展開に至るにあたって、主人公がクリーチャー側の味方についているのです。ホラー映画の流れといえば、クリーチャーや殺人鬼から逃げ回ったり、せいぜいその後に一矢報いる程度が普通だと思います。しかしこの映画では、途中でむしろクリーチャー側に正義があることに気付き、クリーチャー側として勝利する最後を迎えるのです。これは私の経験上では目新しく、そして痛快でしたね～。

 

結論：ホラーとしてはかなり観やすかった

　以上、「ゲームのような雰囲気がある」「魅力的なキャラクターがいる」「戦いの結末が痛快」といった点で、私にとっては観やすいホラー映画でした。

　ホラー映画の感想としては「良く出来てると思うけど、それゆえに、人に勧めることはない」といったことを述べがちな私ですが、『サイレントヒル』については割とオススメできると感じています！クリーチャーやカルト教団、残酷描写といったところでホラー要素をちゃんと楽しめつつ、最後に思いがけないギミックからの陣営切り替えがあり、悪役が惨殺されるのを見て気持ちよく終われる、よい映画だと思います。

　ただ、主人公と娘が霧の中の世界に閉ざされたまま？というエンディングについてはよく分かっていません。分かってないけど、その前のクリーチャー大勝利で気分が優勝してしまって、以降のことは特に何も気にならない……。復讐、最高～！

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