映画感想 『ジョン・ウィック:チャプター2(字幕版)』

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ジョン・ウィック:チャプター2(字幕版)(Amazon Prime Video)

2022年1月6日現在、プライム会員特典で無料ですが、4日以内に終了するとのこと。

上映時間122分。2017年の映画。日本での公開は2015年。

 

あらすじ・概要

 伝説的な殺し屋ジョン・ウィックは愛する女性を見つけて稼業を抜けて結婚。愛する妻の死後、妻の手配によって犬を飼い始めるが、高価な愛車に目を付けたチンピラにより強盗に入られ、愛車を奪われた上に犬も殺されてしまう。怒りから殺し屋稼業に戻り、復讐を果たす。

 

評価

総合評価:★★★
面白さ :☆☆☆☆
すごみ :☆☆☆☆
手軽さ :☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)

前作と比べて個性をさらに伸ばしてきたという印象。しかし長くなった。

感想

 シリーズ化するにあたって、ジョン・ウィックというタイトルの強みを十分に自覚しており、それをいかんなく発揮してきた続編だと感じました。以下箇条書き。(良いところに対して悪いところの数が多いですが、これは個数が重要なわけではないです!)

 

 良いところ:

 ・魅力的な世界観がより深く描写されて面白い。襲撃のために銃器やスーツを用意してもらうシーンが特に楽しかったし、カッコよかったですね。裏地付きのスーツ固すぎてワロタ

 ・前作同様のアクションシーンのクオリティ。同じようでいてまだ飽きない。いちいち頭に撃ち込んでトドメを刺していくところがやはりいいですね。戦闘の舞台がどれもハデで、前作との差別化を果たしている。

 ・前作の冒頭は退屈だったが、今作は冒頭から殺人アクションで盛り上がった。

 ・前作に引き続き、全体的に雰囲気がオシャレですよね。ロケーションとか、建築様式とか、人々の服装も。

 

 悪いところ:

 ・前作との差別化を図るためなのか、グロテスクな殺人シーンがいくつか入った。過激なシーンは私は苦手。

 ・世界観の掘り下げの結果、殺し屋まみれのおかしな世界観になってしまい、リアリティが減った。世界中で1つのホビーが流行っててそれで政治まで決まる児童誌ホビー漫画の世界観みたいな……。みんなジョン・ウィックがアホみたいに強いことを知ってるのに、なぜ安易に1対1で仕掛けてくるのか?大量に出てる死体、今回はどうしてるんだろう……。

 ・前作もそうですが、格闘戦は面白くない気がしています。頭をスパスパ撃ち抜いてどんどん相手が減ることに気持ち良さを感じているので、ネチネチやってて一向に敵が減らない格闘戦は不満。格闘に関しては、あんまりジョン・ウィック強くないんだなあと感じる。

 ・前作と比べると銃撃シーンがワンパターンだったかも?ほとんどピストルだなあと思った。そういえばショットガンはリロードに手間がかかるばっかりで弱かったですね……。主人公の強さをスタイリッシュに見せるにはピストルが最適なのかな。そういえばカーアクションも減ったように思う。これに関しては、ジョン・ウィックシリーズの強みは近接銃撃戦ということでいい気はする。

 ・前作もそうですが、ジョン・ウィックが早々に負傷して、それをかばいながら長々と戦闘を続けるシーンが見てて不憫。できれば全力のジョン・ウィックを見たい。そして、負傷するならそれはそれでもうちょっと影響出て欲しい気もする。ほぼノーダメージじゃん。

 ・上映時間が長くなった。これだけのアクションシーンがたっぷり詰まって2時間なのはすごいんですが、逆に言えば、ここまでしなくてもよかったのでは……。

 ・犬要素、無くてもいいのでは??

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