映画感想 『ブレット・トレイン(字幕版)』

リンク等

ブレット・トレイン(公式サイト)

上映時間126分。日本では2022年9月1日公開の映画。

 

あらすじ・概要

 日本の東京-京都間の1本の新幹線に、なぜか世界の殺し屋達が同乗してしまい、大変なことになるというコメディ寄りのアクション映画です。原作は『マリアビートル』という日本の小説だそうな。

 

評価・感想

総合評価:★★★★★
面白さ :☆☆☆☆☆
すごみ :☆☆☆☆
手軽さ :☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)

 名前も全然知らなかった映画なんですが、Twitterで妙に高評価な感想を見かけて気になって、映画館で観てきました。いちおうIMAXで。楽しく飽きない映画で、文句なしの★5です。私はやっぱりシリアスな話よりコメディ寄りが好き。ワッサビー

 登場キャラクターが全員魅力的なのがいいですね。見ていて苛立つキャラとか、行動原理に納得がいかないキャラとかがいない。たくさんの殺し屋が登場するのに、どのキャラクターも固有の魅力を持ってるのがすばらしいです。みんなそれぞれかっこよくて好き。顔もイケメン美女揃い。必然的にほとんどの殺し屋は死んで終わるわけですが、ちゃんと腕利きの殺し屋であることがそれぞれ回想の中で語られていて、そして死ぬにしても格を保ったまま死んでいく。楽しい上にストレスがないですね。モモもんも少し不気味ながらかわいい。しかも!!この映画には余計なロマンスがない!!やっぱり面白い映画にキスシーンなんか不要だったんだ!!

 エセ日本みたいな世界観も特徴の一ですが、案外その演出は過剰ではなく、コメディがそれに依存してるわけでもなかったですね。ちょうどよく面白いエッセンスの一つという印象でした。背景やセリフやBGMの歌詞にときどき日本語が出てくるとついうれしくなっちゃう。日本人接待映画かな?他の言語圏の人にとっては面白みが減ってしまう気はします。BGMもよかった!特に京都駅に着いてから反撃に出るところ。曲買いたいですね。

 私が2時間おとなしく座って楽しめた映画なので、ほとんど悪いところはないのですが、あえて挙げると気になったのは以下の点。

 ・2時間ずっと飽きなかったけど、でもやっぱり1時間半だったらもっと素晴らしかったと思う。

 ・脱走ヘビがたびたび登場するのがやや余計。オチの割に出番がしつこい。

 ・日本語がかえって聞き取りにくかったので、日本語にも字幕をつけて欲しかった。日本語だけ字幕がつかないのは不自然な感じ。
  →2022/9/22追記 9月23日の上映より、日本語の台詞にも字幕を入れて上映するようになるらしいです。公式Twitterより(ツイート)。

 ・日本語のキャッチコピー「最悪が止まらねぇ。」は駄コピーだと思います。観てみようという気持ちは高まらなかった。(むしろ抵抗感の一つだった)

 他は全て良かったと思います!なんとなく気になって、思い切って映画館に行ってみましたが、その判断が報われた映画でした。面白い映画って面白いんだな~~~

タイトルとURLをコピーしました