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『Everything Everywhere All at Once』日本語公式サイト
上映時間140分。
日本では2023年3月3日公開。
評価・感想
総合評価:★★★
面白さ :☆☆☆
すごみ :☆☆☆☆
手軽さ :☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)
・2時間超は長い
私の感想、毎回これ……。この作品は90分でいいと思う。冒頭なんか「私は家族、仕事、税金で苦しんでいた」みたいなモノローグ入れれば10秒で済むじゃん、と思う。
・冒頭のつまらなさが耐えがたい、家族の話がつまらない
単に私の好みの話なんですが、家族のギスギスみたいなのは正直なところお金を貰ってでも見たくない。お金を払って見るのはもってのほか……。そもそも、家族の愛みたいなのがテーマの作品は、私には合わないので観ない方がいい。ということを、観始めてから思い出しました。SFに釣られてしまった!そんなわけでオチに感動とかも特になく、褒めるべきはSF要素とCG映像という感じでした。
・SFが期待したほどではなかった
そのSF部分も期待したほどではなかった。新しさは特に感じないというか……。新しい能力を身につけていくのはワクワクしたけど、最初にカンフーを習得したのが一番大きな変化で、そのあとはさほど大きな変化ではなくて残念。銃撃とか超能力バトルとか、そういうのをちょっと期待した(最後のほうは超能力バトルだったかも)。ジャンプの準備として変な行動をしなくちゃいけないというのは、面白くはあるんだけど、一方でどうしても子供っぽい。作品の造りの割にコメディ要素が子供っぽいのかも。岩になるパートはかなり好みでした。
コメディ要素といえば、たぶん小指で戦うところで時々鳴ってた効果音はスマブラのマスターハンドのパロディだと思うんですが、これは思い出せて良かったなと自分で思いました。(とは言うものの、全然違うかもしれない……。この作品でパロディされる脈絡は無かった気がする。)
・CGは良かった
現実パートが薄暗くてジメジメしてるぶん、他の宇宙の介入で非現実的なことが起こるパートはさすがに映像が楽しかった。ハリウッド映画でもなしにこれだけCGやってるのはすごいんじゃないでしょうか。たぶん。しかし業界に全然詳しくないので、そのあたりのすごさを分かったり、適切に評価することができない……。CGのすごさを観たいだけならハリウッド映画でいいじゃんみたいな話にもなってしまう。
とくべつ変なことが起こるのはたいていジョブトゥバキが出てくる場面ですが、ジョブトゥバキ本人も魅力的でした。作中の最強キャラを好きになってしまうところがある。何度も変わる派手な衣装がよい。太めの体型もヨシ。正直なんなのかよくわからなかったけど、ベーグル周りも設定として魅力があったと思います。
・エンディングスタッフロールが平凡
黒背景に白い文字が流れていくだけのやつ。長い。スタッフロールのあとも特に何もなし。この文化っていつまで続くんですか?