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ワイルド・スピードシリーズの9作目です。字幕版で観ました。
以前、シリーズの他の作品についても感想記事を書いています。
EURO MISSION(6作目)
SKY MISSION(7作目)
ICE BREAK(8作目)
スーパーコンボ(スピンオフ)
(いずれも当ブログ記事)
評価
総合評価:★★★
面白さ :☆☆☆☆
すごみ :☆☆☆☆
手軽さ :☆☆
当ブログにおける作品の評価基準についてはこちら(別記事)
シリーズ作を観ていれば観ているほど楽しいと思うし、私としてはかなり★4に近いんですけど、逆にこれを単発で観たらそこまで評価は高くならないだろうし、シリーズ作を複数観るとなるとかなり前提が重くなってくるので、ギリギリ★3かな~という感じです。
感想
良い点
・序盤から面白い!終盤だけ派手なアクションがあって楽しいとかじゃなくて、序盤から楽しいのはすばらしいことだと思います。
・当たり前ですけども、全体的にアクションがすごいし、映像もすごい。場面の数が多くて、撮影に気合が入っていることが伝わってくる。長く続いているシリーズ作だけありますよね。
・シリーズ作を複数見てようやく察しましたが、かなりキャラ萌えのシリーズなんですね。たぶん。過去作のキャラクターが今回はこんな活躍をする!って感じで、シリーズを見れば見るほど面白みが増える感じがしますね。
・今作で言うと、一番興奮してしまったのはクイーニー・ショウのシーンですね……。ババアがかっこよすぎる
・メインの悪役となるジェイコブもかっこよくてよかった。
・あとは回想シーンの若い頃のドムがかっこよくて好き。
・「ワイルド・スピード」シリーズは毎回、最終的に主人公ドムの「ファミリーの絆が最強」みたいな考え方で全てに勝つわけですが、これがギリギリ思想臭くない案配でいいなと思います。私としてはことさら共感できるわけでもないですが、かといって抵抗感も特にない。そういう正義もあるか~って腑に落ちる感じ。映画によっては、テーマ性みたいなのが尖りすぎててそこで相容れなくなってしまうこともあるので、娯楽作品の主義主張はこのくらいがいいな~と思います。
悪い点(気になった点)
・日本が舞台になるシーンがありますが、ラーメンを食べながら会話するシーンのラーメンの扱いが……下手!あまりにも!下手すぎて面白かったです。食べながらでは喋れないから、食事シーンといえども一口も食べないのが普通なのかな?それにしてもラーメンと箸を持て余しすぎている。
・格闘戦のカメラが動きすぎで、何が起きてるんだかよくわからなかった。目も疲れるな~と思いました。
・ある種メタ的に作中で言及すらされますが、敵からの射撃が当たらなすぎる。1発も当たってない。敵にマシンガンで撃たれてるのに味方には全然当たらない……アクション映画ではよくあることですが、度が過ぎているように思いました。これなら敵は撃たなくていいし、撃たれることがもはや緊迫感として機能していない。
・運転できないし免許もない、というキャラクターに運転させるのは作品として微妙では?と思いました。
・面白ければそれでいいし、話のつくりの細かいところに期待するシリーズでもないとは思いますが、「家族の絆が大事!」という作品の割には「実は兄弟がいた!」ネタを擦りすぎでは???
・長い。ジェットブレイクに限らず、シリーズ5作目からは毎回2時間超えてるっぽいですが……。序盤から面白いので負担は感じにくいですけど、逆に、集中力が切れてしまって最後のほうは面白さを受け取りきれなかった感じがしました。得意な人にはとことん面白いのかもしれないけど、やはり私は短いほうがうれしい。
・毎度ながら、日本語版タイトルの副題の意図がよくわからない。英語版タイトルも素直なナンバリングになってなくて微妙なので、どちらがいいとも言えないですが……。